植物は<知性>をもっている

20の感覚で思考する生命システム

 

イタリアで出版された本の翻訳です

 

文字通り、植物の持つ、素晴らしい知性についての本です

著者のステファノ・マンクーゾさんは、フィレンツェ大学農学部教授

アレッサンドラ・ヴィオラさんは科学ジャーナリストでいらっしゃいます

 

植物は、どこにでも、そこら辺に普通に生えています

外を見て、果てしない〜大都会以外植物が目に入らない所は少ないと思います

 

では、具体的に植物はどれくらい地球上にあるのでしょう

地球上の生物の総重量で、植物の重量がしめる割合は

 

99.7パーセント

 

人間を含めた動物は、重さでいうと、わずか0.3パーセントです

人なんて、ほぼいないも同然の重さです(ほっとするデブ一人

そう考えると、地球は植物の天下です

植物が全滅したら、人類は数ヶ月で死に絶えるでしょう

それくらい植物に依存して生きている割に

 

植物軽んじてへん?

 

口答えしたり一揆や騒動を起こすことなく、じっと静かに佇む植物を

 

下等な生物として舐めてへん?

 

わては舐めとった

文字通り美味しい果物を舐めとった

 

人は、植物を、下等な生物であると長い間考えてきました

脳みそがない時点で、知性無しと判定されていたからです

確かに、植物に脳みそはありません

けれど、脳みその有無で知性の有無を考えていいのでしょうか

 

そこで、この本では、知性を次のように定義しています

 

知性とは、問題を解決する能力である

 

この定義に則して植物を考えると

 

とんでもねえ天才です

問題を解決しまくりんこなのです

 

だまーっているけれど、なんと植物は20もの感覚を持っています

静かで目立たない小学生が、ジャンボジェット機を操縦できるような?(なんか違う)

 

人は五感を持っています

植物は、五感はもちろんのこと、磁場、重力、化学物質、ミネラルなどプラス15もの種類を感知する事ができます

自分は重力など、ジェットコースターに乗った時や、太った時以外感じません

磁場はもちろんのこと、うわーミネラル落ちてる!とか一度も感知したことはありません

 

 

植物は、その能力を駆使し、移動せずともものすごい量の出来事や問題を感知します

感知すると、より生存に有利な行動を起こします(問題解決行動)

 

光の方向に伸びようとしたり

虫に食べられたら、虫が嫌う匂いを出したり

 

さらに植物には、グリーンターネットという独自のネットワークを持ち、植物間でコミュニケーションを取ることができるのです

 

20もの感覚をフル回転させ、問題を解決し、植物同士連絡を取り合いながらも、何もしてませんよーという顔をして、しれっと成長していきます(かっこええ)

 

人間は、植物の知性に気づくことなく、下等なものだと思い込んでいたので、植物の問題解決能力の凄さを掘り下げることなく、今日までやってきました

 

しかし、地球上の生物のほぼ100パーセントをしめる植物が、知性無しに生きてきたわけがないのです

 

植物の能力は、人類が築いてきた学問とは一線を画したものだと考えられます

植物同士が取るネットワーク技術など、人類にとって未知の方法を植物から学べば、今のインターネットをはるかに超えたやり方をみつけることができるかも知れません

植物の知性は、現代社会の技術とあまりリンクしていないと考えると、リンクした時、今までとは根底から違う技術が開発されるのではないかと思います

 

 

これからはその辺に生えている雑草に尊敬の念を送りつつ、散歩に出ようと思うのでした

 

 

このポテトサラダコロッケにハマっています

作ってくれた方ありがとうございます!