コンサート配席 販売サイトと実際の席に著しい違いで措置命令 | History

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コンサート配席 販売サイトと実際の席に著しい違いで措置命令




人気ロックバンドのコンサート会場の観覧席の配置をめぐり、「チケットの販売サイトに示していた席」と「実際に指定された席」に著しい違いがあったとして、消費者庁はイベント会社など3社に対して、再発防止などを命じる措置命令を出したことを明らかにしました。

措置命令が出されたのは、イベントの企画などを担っていた「オン・ザ・ライン」、オンラインでのチケット販売を担当していた「ボードウォーク」、それに、アーティストのマネージメント会社「マーヴェリック・ディー・シー」の3社です。

消費者庁によりますと、3社は去年5月21日と22日に東京ドームで開催された、人気ロックバンド「L’Arc~en~Ciel」のコンサートについて、オンラインチケットの販売サイト上でチケットのランクに応じた座席を示し、「SS席」を買えば1階のアリーナ席が、「S席」を買えば1階のスタンド席が確約できるような表示をしていました。

ところがライブの3日前に急きょ差し替えられた座席表では、「SS席」の一部が1階のスタンド席に、また「S席」の一部がバルコニー席や2階のスタンド席に割り当てられていたということです。

サイト上には「ステージやレイアウトは予告なく変更になる場合がある」などとする表示がありましたが、消費者庁は「実際の見え方が大きく変わる場合があり、著しい優良誤認が認められる。注意書きはしているものの、今回のような著しい違いは消費者も予見できない」などとして、15日に3社に対して再発防止などを求める措置命令を出しました。

マネージメント会社の「マーヴェリック・ディー・シー」はNHKの取材に対して「関係各位に多大なるご迷惑をお掛けしました事を、心より深くおわび申し上げます。措置命令を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に向けて全力で取り組み、お客様からの信頼回復に努めて参ります」としています。

また、残る2社についても、消費者庁によりますと「真摯に受け止めて再発防止に努める」と回答しているということです。