ケアメン 独りきりの介護日記

ケアメン 独りきりの介護日記

独身サラリーマンと認知症おばあちゃんの二人暮らしドキュメンタリー
「仕事と介護は両立しない」、「独身者で認知症高齢者の介護は不可能」とか、果ては「介護苦からの無理心中・介護殺人・自殺・老人虐待が多発」とまで言われますが、はてさて僕の場合は?

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独身サラリーマンと認知症おばあちゃんの二人暮らしドキュメンタリー!


「仕事と介護は両立しない」、

「独身者で認知症高齢者の介護は不可能」とか、果ては

「介護苦からの無理心中・介護殺人・自殺・老人虐待が多発」

とまで言われますが、はてさて僕の場合は?


<ご注意>

認知症の祖母が2012年10月に他界しました。
そこに至るまでの数年間にもたくさんの出来事がありました。
それらの話は僕の日記を元に少しづつ当時の日付でアップしていきますので、たまに過去ログも読んでみてください。
朝一でおばあちゃんの本家へ電話したが出なかったので、本家の近所でもある、祖母の弟の奥さん(良くしてくれている)へ電話した。
昨夜はもう皆さん寝ている時間だったし、遠方過ぎて言われた方もどうしようも出来ないから連絡をひかえた。
親戚・知り合いへは本家から連絡してもらえる。


僕の先輩にもメールで報告。
すぐ電話がかかってきて、「何か手伝うことはないか?」とのお言葉をいただいたが、家族葬だし、ここへ至るまでにそれなりに準備する時間もあったので「大丈夫」と答えた。
僕はこの先輩のお父さん、お母さんの葬儀の受付係をし、先輩の奥さんのお父さんの葬儀の受付係もしていて、家族のような関係。


そうこうしていると、入院していた病院から電話をいただいた。
担当医が出勤して「死亡診断書」を書いてくれたからだ。
これが無いと「死亡届」を出せず、「火葬許可書」ももらえない。

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↑左半分は遺族(僕)が記入。


直接死因は「腹膜炎」となっていた。
うーん、、、


祖母は病院で亡くなったので医師の死亡診断書がスムーズにもらえるが、自宅等で亡くなった場合には警察の検死を経た「死体検案書」がとなることがある。
死因の確定のために遺体が解剖され、時間も余計にかかるのでできたら避けたいですね。


病院に死亡診断書を取りに行った後は、葬儀社と葬儀の打合せ。
夕方に自宅へお越しいただき、二時間半ほど打合せして葬儀内容を決めた。
「死亡診断書」も葬儀社さんへ渡した。
届けは全て葬儀社さんがやってくれる。


遺影用の写真(デジカメデータ)も数点準備し、葬儀社の担当者のアドバイスをもらい適切なものを選んだ。
一年ほど前に散歩中に撮ったスナップショットだが良さそうだったのでそれにした。
別に遺影用を意識する必要は無いが、今はデジカメっていう便利な物があるので普段から時折撮影しておくと良いですね。
一枚だけでも顔(上半身)を大きく写るように撮っておくだけです。
屋内写真よりも外で撮ったものの方が自然な光でピントも良く合った写真になるらしいですよ。



たっぷり二時間半の打合せを終えると、数日前から風邪気味だったのが悪化して発熱しだした。
結局、この日は色々とあり過ぎて、おばあちゃんの元へはいけなかった><
全てを僕一人でやらなければいけないから、、、
<入院73日目>


18:30過ぎにいつも通りお見舞いに行った。
うなづいたり、呼びかけに応えてくれたり、手を上げてくれたりといつになく元気。
ただ息づかいが荒いかった。


二時間後、病院から僕の携帯へ電話があり、病院へかけつけた。


呼吸止まっていた。。。
体はまだ温かくて、亡くなっているとは思えず、さすりながら何度も「おばあちゃん、おばあちゃん!」と呼んだ。

宿直の医師が来て、死亡確認された。

安らかな表情だったので、その時はたいして苦しまなかったと思う。



その場で、加入していた葬儀社へ電話し、22:00頃お迎えが来た。
お迎えを待つ間に病院の看護士さんたちが体をきれいにし、服を着替えさせ、お化粧もしてくれた。

うちは団地の四階でエレベーターも無いので、そのまま葬儀社で安置してもらう。

葬儀社の部屋に安置してもらう間、しばし葬儀社のロビーで待った。
誰も居ない薄暗い夜のロビー。


安置が終わり、お線香を上げた。
今夜は一緒に居て良いか?たずねたが、不可とのこと。(通夜の晩は泊まれる)

仕方なく、家に帰った。

考えてみれば、いつかはこうなるかもしれなかったのだが、まさか今日がその日になるとは思わなかった。。。


不思議と涙は出なかった。
<入院72日目>


昨日、今日と台風接近による雨の夜だった。

おばあちゃんの病院へは片道18分ほど歩くので雨だとうっとおしい。


「わざわざ雨の中を濡れて行っても、おばあちゃんどうせ僕だって分からないし、、、行かなくてもイイか、、、」


なんて思いが頭をよぎった><
現状では僕がしてあげられることは何も無いので、必ず行かなければ行けない理由も無い。
病院通いも70日を越えたのでそろそろ怠け心が出てきたのか!?


でも一旦怠け癖がつくともうダメだし、可能性は低いがもしかしたら、おばあちゃんは僕が来るのを分かっているかもしれない。(少なくとも僕が居るその瞬間だけは。)
なにより、おばあちゃんには僕しかいない!

長時間付きっ切りなわけで無し、毎日ちょっと体をマッサージしに通うだけだと考えればたいした負担ではない!
実際、今僕がしてあげられることはそれしかないから。
それに、毎日のウォーキング効果も兼ねているし笑


ものは考え様!

It depends on how you look at it.


のスタンスで介護を乗り切りたい。
<入院71日目>

今日のおばあちゃんは、耳元で呼びかけるとちょっと呻いた。
幾分苦しんでいるかのようにも見えた。
それはそうだろう、水も口に出来ないので喉も口もカラカラだし。
ほんと、僕には毎日マッサージしてあげることしか出来ない。

そういえば、今朝6:08に田舎のおばさんから電話があった。
祖母の妹の一人も入院しているとの連絡。
デイサービス先で倒れたらしい。
脳梗塞のようだが特に手術も無しとのこと。
彼女も80歳後半だから手術はあえてしなかったのかも。

祖母のこの妹も認知症になっている。
多分、うちの祖母よりも症状はひどいと思う。
嫁ぎ先が荒っぽい土地柄なのもあってか、息子さんからきつく怒鳴られているのは親戚の間では有名。
怒鳴っても仕方無いのに、、、でも怒鳴らずにはいられない気持ちも分かる。
介護者にとってのポイントはいかに早くその「怒り」の時期をやり過ごすかってことだと僕もその道を通ってきた一人として思います。
中には最後までその怒りから抜け出せない方もいるでしょう。
でも、認知症患者への怒りは一日でも早く手放した方が自分のためです。
どんなに叱っても、症状も状況もまず改善しない上に、怒ったことへの罪悪感で自分の人生が惨めなものになるからです。
「人間、あきらめが肝心」
と言う言葉は認知症介護者のためにあるのかも。


妹のこと、おばあちゃんへ伝えてももう理解できないだろうなぁ。
そのほうが幸せかな。
<入院70日目>


おばあちゃん、今日は目をずーっと、しっかり開けていた。

もうちゃんと話すことも出来なくなってしまったが、それでも耳元で呼んだら 「アウー」と答えてくれた。

開いた両目でどこを見ているのか、何が見えているのか、何かを考えているのか、いないのか、、、


苦しみさえ無ければそれでイイ



おばあちゃんが入院してからというもの、僕が直接介護することはほぼ無くなったと言える。
身の回りの世話は不要だし、心配の種類も変わったが、それでもおばあちゃんが気にかかるのは変わりない。
在宅介護ではお金の心配は無かったが、祖母を独りでおいておいた間の心配とそれによる心労は大きかった。また、介護の拘束時間も長かった。
一方、入院生活では命の心配はするものの、介護と世話の苦労と拘束時間が激減した。ただし今度はお金(入院費)の心配が出てきた。
これが入院でなく施設入所でも同じか、多分施設の方が病院よりも僕の世話が多く必要になっただろう。お金は施設の方が安そうだが。
三者三様で、いったいどれが僕にとっての正解なのかと考えてしまう。
(考えても自分の思い通りには必ずしもいかないことの方が多いですけどね。)
でも単身サラリーマン ケアメン(?)の僕にとっては入院となってベターだったのかも。


いずれにしても、ある程度のお金が無いと介護生活は成り立たない。
例え自宅介護の場合でも、デイサービスやヘルパーサービスを使えばそれなりの費用はかかる。
介護者が何人もいる場合、誰がどのくらい費用負担するのか世話をするのか等等でもめることもあるらしいが、うちの場合、僕しかいないのでもめる要素が無い! これって、かえって幸せなことかも。笑
<入院69日目>


おばあちゃん、おしっこはまたちゃんと出始めたので良かった。
でも少しずつ少しずつ弱ってきている。
点滴だけでもう一ヶ月半も過ごしているんだから仕方ないのだろう、、、

再び会話することはもう出来ないのかな、、、


今日、ネットでアロマオイルを注文した。これで二回目の注文。
アロマ男子ってわけでは無いですが、数ヶ月前からおばあちゃんが在宅時にトイレを失敗するようになった際、消臭のために重曹を使い始めたんですけど、重曹だけでは無臭なのでアロマオイルを数滴たらして芳香剤代わりにしています。
スーパーで売っている既製品の芳香剤の香りってなんか人工的すぎて好きじゃないのですが、かといって高級なルームフレグランスをわざわざ買うほどのこともない僕にはニコニコ、香り的にも価格的にもアロマオイルが丁度合ってるみたいです。
好きなエッシェンシャルオイルを5種類選んで、税込み・送料込みで1,000円という安さ!
(丁度明日までお買い得みたいでもう一本オマケしてくれる。そのオマケ分の香りは選べないですが。)
小さい瓶なのですぐなくなっちゃうだろな~と思っていましたが、使いたいときに数滴使うだけなので意外と長くもっています。
在宅介護者は家に居なければいけない時間が多いですから、香りで気分を変えるとリラックス効果大です!
なんだか宣伝みたいで嫌ですが、香りは介護する方にもされる方にも刺激になるので、女子じゃなくても一度はやってみる価値ありますよ。
ちなみに僕は、プリンの空き容器に重曹を入れて、そこへ好きなアロマオイルを数滴たらすだけ。
専用のアロマディフューザーとかを使わないところがケアメンらしいでしょ笑
<入院68日目>


人気のパン屋の食パンのトーストとオーガニックコーヒーで軽く朝食をすませ、、新車のランドクルーザーで富士山麓へドライブ。
ちょっとひんやりした初秋の空気が気持ちいい。
数日前にデパートの外商が届けてくれたウブロの腕時計に目をやると、そろそろ昼時刻。
人ごみを避け、ミュージアムレストランへランチを食べに。
今日はフェラーリF355オーナーさんたちのミーティングのようだが、貸切でなくて良かった。
東京に本店がある人気イタリアンレストランの分店だが、シェフは本店から移ってきているので味は間違いない。
お客はFerrariオーナーさんたちのグループの他は僕たちを含め数組だけなのでさほどうるさくはない。
まだ雪の無い富士山を眺めながら、ゆったりのんびりたらふくな時間を過ごした。
ケアメン 独りきりの介護日記


今日、僕が過ごしたホントの話ですが、全ては先輩の恩恵、、、
安サラリーマンの僕とは縁遠いはずの世界ですが、これまたどういうご縁かこんな優雅な日曜日も過ごしております。
真面目に生きていれば良いこともあるみたいですね。
介護生活が長くなると、日常生活がどうしても単調になりがちです。
たまには普段と全然違うことをしてみるのも大切ですよね。
色々あってこそ、人生のおもしろ味ですにひひ

今日見かけた人たちは基本的には社会的成功者(と言われている)の方たちですが、そんな方々にも本人・ご家族には人知れずご病気や介護問題、相続問題等々あるかもしれません。
反対に、世の中には体にも健康にも何も問題無いけれど、お金にだけ不自由している方たちもいます。
無いものねだりをしていては人生、永遠に不幸になってしまいますね。
自分が既に持っているものに目を向けたいですね。
僕にはお金はありませんが、お金持ちの先輩がいるのでそれで十分てことです。笑

さーて、明日からはまた現実世界だっ!笑


今日のおばあちゃんは、相変わらず眠っていた。
尿があまり出ていないのが気がかり、、、
一喜一憂しても仕方ないか。
<入院67日目>


今日は朝からお出かけ。
先輩の子ども達の運動会へ。
屋外にいたのは三時間半くらいでしたが真っ赤に日焼けした。


運動会の後には子供たちとお風呂に入り体を洗ってあげ、その後は美味しい夕食をたらふくと食べ、夜は一緒の布団へ。
ちょっとした父親気分音譜


おばあちゃんの所へは、僕の代わりに親友に見に行ってもらった。(ありがたい)
状態に変化無い様子だった。
<入院66日目>


おばあちゃん、今日はかろうじて少しだけ目を開けて口癖の一言、
「なんまいだー(南無阿弥陀仏)」を言ってくれた。
その後はまた眠ってしまった。


絶食となり、点滴だけでもう一ヶ月半以上経った。
点滴だけでは会話が出来るような状態へまでは回復できないのではないかと思う。
でももう口から栄養を取れる状態でもないような、、、


手足がまた暖かかった。
数日前から足元に湯たんぽ入れてくれてある。
今日も朝夕は寒かった。
風邪ひかないようにしてほしい。


明日は先輩の子どもたちの運動会だ。
お土産のお菓子を買いに夜のデパ地下へ。
隣のお惣菜売り場にはおいしそうなものが満載。
女性ならきっと何か買って夕飯のおかずにするんでしょうね~。
僕はなんとかその誘惑を振り切って目的のお菓子だけを購入。
家に帰って茄子入り麻婆豆腐を作って食べました。(ごはんの上にかけたので正確には麻婆丼ですが。)
わびしい独り者の食卓ですが、簡単&美味しい&ヘルシー&安いんですよ。笑
手の込んだ料理は作れませんしね。w