ミュンヘンは気温こそ肌寒いものの
暖かい日差しに春が近いことを感じるこの頃です



震災から5年経った今日。
実際何も支援できていないのだけど
考えることくらいはしてみる。
最近よく感じることだけど、
生きてるからこそ色々と起こって、
そこから色んな感情を知るんだなぁって。
でもそれを越えていきたい時に
人様の優しさや愛や
生かされてることに気がつくんだなぁって。
だから素直に笑って
夢中になって楽しんで
当たり前のことが
嬉しくて幸せで
そんな今日を生きてたいって思って。
人って時にはとても弱い。
強がってたり頑張ってる人ほど、
ちょっとしたことで傷ついたりする。
それでも生かされてるから
前に進むことしかできなくて、
色んな感情と対峙してく繰り返し。
でもあんなに大きな天災があった時に
自分が生かされてたことを強く思い出して
また自分が生きる役割はなんなのかって
考えることができる。
新しい気持ちで自分の姿で生きようって
そんなちっぽけな勇気があったことを知る…
神様は本当はごくちっぽけなことしか
私たちに望んでないのかもしれない。
強さを誇示するために戦争が起きたり
正しい・正しくないの世界や差別や
そんな世界に長く居すぎた人たちは、
ちっぽけな人の生きる姿に
感動することを忘れてるだけなのかもしれない。。
私、実は今日お熱っぽいので、
あまり思考が働いてないし
まだベットでゴロゴロしていて
なんの格好もつかないのですが←
昨夜の私のちっぽけな行動を書いてみます。
レストランでの演奏のお仕事で、
初めて久石譲さんのピアノ曲をいくつか演奏してみたの。
小さい頃からジブリアニメが大好きで、
久石譲さんの音楽を聴くといつも日本で生まれ育った感性を猛烈に感じるみたい。
日本の自然の美しさや厳しさや、
人々への愛おしさや色んな感情がブワッて出てきて魂が震えるような音楽

昨日は心から、東北の復興を願って演奏していました。
客席から、美しい~って声も何度か聞こえてきました。
演奏後、たくさんの拍手をもらいましたが、その拍手を日本で復興の為に頑張る人々に贈りたいと思いました。
あるおじさんから5ユーロのチップを
もらいました。
それは日本に帰ったら私のポケットマネーも合わせて寄付しようと思う。
久石譲さんの音楽に
ヨーロッパの人たちも心が動いたってことがすごく嬉しくて。
ドイツでも昨夜はたくさんの
日本の震災後のニュースやドキュメンタリーがあったらしくて、ベトナム人の店長と話してたら、
日本人はすごく危険な地形の上に住んでいる、だからこそ強い人たちだ。
と言ってくれてました。
ベトナムや韓国でも、天空の城ラピュタの曲は有名だそうで、宮崎駿さんと久石譲さんすごいーーーって改めて感じました。
すごいパワーのある音楽なんだなって。
ちっぽけな日本を思う行動、その1、レストランで久石譲さんの作品を心を込めて演奏したこと。
サービスしてくれたデザート

このレストランにくると、
お客さんが声をかけてくれたり
素敵なシェフと奥さんがもてなしてくれて
本当に有難い気持ちになる。
今自分が置かれたこの場所を、
心から嬉しく思います

おうちに帰ってから1人、
キッチンでろうそくに火を付けてみた。
チェコで一昨年買ったこのろうそく。
ずっと飾ってただけだったのですが、
昨夜はなんとなく火を見たくて。
なんとなく、日本を思いたかった。
火って、上にしか伸びないんだよね。←当たり前か
スーーーーーって
すごい上まで伸びてく。
(この写真はシャッターをつけたから
部屋が真っ暗に見えますが、
一応部屋は電気付けてました。
じゃないとルームメイトに
びっくりされてしまう。。笑)
ただ火を見てるだけ、
なんだけど
静かなパワーをもらいました。
光があるだけ、希望があるだけ、
それで人って頑張れる、きっと。
上に向かって
下からエネルギー蓄えて
昨夜は、
特に何をしたでもないけど、
1人でも多くの人が
希望を見いだして、
前に進んでいけることを
心からお祈りしておりました。





そして今日が皆さんとって
尊い1日でありますように
