昨日の夜はガスタイクフィルハーモニーで
ピアノ:トリフォノフ
指揮:ゲルギエフ
オーケストラ:ミュンヘンフィルハーモニカー
ワーグナー ローエングリンより行進曲
ラフマニノフ ピアノ協奏曲3番
スクリャービン 交響曲4番法悦の詩
を聴いてきました!
ここでは初めての試みらしい、
若者向けコンサートだったらしく、
行くまで知らなかったものの
ホールのロビーに着いたら
普段はきちんとした装いの紳士淑女の方々で溢れているこの場所が
6歳くらいの子供から20歳までくらいの若い子たちで溢れていた!!
全然違う雰囲気でびっくり!

昨日はiPhoneの電源が切れてしまったために写真 撮れなかったですが、
トリフォノフさますごい髪の毛さらさらだし背も高いし歩くのむっちゃ速い!

出てきた時からぶわーっとバルコニー席まで彼の持つ勢いみたいなのが流れてきました!
顔が見える位置といいますか、
ピアノのフタが閉じてる側のバルコニー席に座っていたのですが、
目の前がコントラバスや金管楽器の方々で必然的にバランスがおかしく聞こえたりピアノの響きはそれでかなりかき消されまくりでしたが、
もちろん24歳とは到底思えない
成熟した音楽や響きの作っていきかた、
溢れんばかりの情熱は、
エネルギーと視覚でビリビリと伝わってきました。
こんな素晴らしいピアニストだからこそ
もっといい席で、音響がちゃんとあるホールで聴けたらどんなに良かったかと思っちゃいました。
1楽章終盤ってラフマニノフの底力みたいな、ピアノがここまで鳴るかってくらい、ロシアの鐘のような響きが地面からゴオオオンって響くところとか、
最終楽章はどっちにしてもオケである程度
音はかき消されるもんだと思うけれど、
あそこでトリフォノフの演奏でもって
本来ならば心臓止まりそうなくらいものすごい鳥肌もんなのに、←
ちょっとやっぱりあそこのホールの音響に問題があぁぁぁ…って感じでした。
もっと彼独特の魔法みたいな響きにどっぷり浸りたかった。。
もちろんコンサート自体は大成功でしたよー!!いい席の方々は熱狂してました!!
あと、トリフォノフさんのすごさは演奏だけではなかった!
ラフ3弾いた後すぐに舞台上に
インタビュアーが出てきて、
今回は若者向けということもあってか
コメディアン風のインタビュアーが
彼に色々と質問をして、それに調子を合わせて受け答えするコーナーが設けられていたんです。
そこでも彼、ナンセンスなその状況にも
なんとか切り替えて、すごく真面目に親切に受け答えしていて、、
何気にそこにも感動したのでした

彼が英語で一生懸命に誤解のないよう、
話している姿にすごく真面目で誠実な方なんだなあという印象を受けました。
うんうん、そうですよね!と
頷けるような回答ばかりで

ピアノを何時間も練習すること以外にも、スポーツをやってピアニストの体を作ることも大切と言っていたことが一番印象的でしたね!
最近体幹を鍛えようと私も小さなスポーツ
始めたところなので、
どんどん続けていこうと思えました

この会場にいた若者たちは
何かの学校の団体で来ていたり、
何かのきっかけがあって
初めて足を運んだ人が多かったようで、
彼の真剣な言葉がどれだけ
届いたのかは不明ですが、、
彼の放つ演奏のエネルギーや
長身をグニュンッと折り曲げる
チャーミングかつ素早いお辞儀や
何をとってもすごく誠実で!!
素直な人!!!!
という印象を受けました。
本当にすごすぎる!!!!
後半はスクリャービンの法悦の詩で、
これまたゲルギエフさんがインタビューを受けていて、声にいい意味でドスがきいていてだいぶインパクトありましたー!!
←そこかい!

彼はインタビュアーと客席の若い軽いテンションを察知してか、
かなりあっさりと、面白おかしく流すような回答で、そりゃここで真剣なこと言ったでてしゃーない、という感じでした

さすが子供が3人いるお父さんというだけあるな
笑

そこから始まった法悦の詩、、
はい、私は大好きですよ、スクリャービン。喜んで聞きますよ、20分くらい。
ただね、
こんなコメディー感のある司会者に
若者向けとゆう設定のコンサートで、
何故にこの曲ーー!?
って感じは否めませんでした
笑

スクリャービンの神学への傾倒や
彼のキャラクターも軽く前置きで触れていたとはいえ、とはいえーーー!
でしたね。笑
演奏はさすがゲルギエフ、
フレーズが決して停滞せず、止まりません!すごい!
ハープが2台もあり、
オルガンが最後で導入されて
ものすごいギラギラーっとした
音響で、これがまさにスクリャービンの欲した音世界!なんだなぁと思いました。
こんな交響曲を作ってしまうなんて、
さすがスクリャービンさん、
ブラックの中の神ですよね!

言葉足らずな表現しかできないから
この辺でおしまいです。
皆様、読んで頂いてどうも
ありがとうございます


