何度か、孤独死のことを書いてますが、
やはり、孤独死の現実を書いて少しでも予防になったら良いな、
と思うので、また書きます。
私は、11年前に父を孤独死で亡くしましたが、
11年経って、当時のことを少し整理して考えられるようになりました。
父は、賃貸の借家で孤独死をしました。
9月の中旬に、冷房が付いていない部屋で約1週間そのままでした。
窓は開いていて、網戸になってました。
父は布団に寝ていて、そのまま逝ってしまいましたが、
その1週間で敷布団は遺体の形のまま、どす黒い体液。
敷布団の下の畳みにも、きっと染みてたと思いますが、
私は、そこまで確認できず、隣の部屋から敷布団を確認しただけ。
その借家のその後・・・ですが、
私の記憶では、会ったこともない父のお兄さんが色々面倒な手続きをしてくれました。
父は、自分の親やお兄さん、お姉さんと一切の交流を経ってたので、
私も、お兄さんは初めて見たに等しい。
きっと、私が赤ちゃんの時に会ってると思うけど。
そのお兄さんが、借家の不動産屋さん、大家さんと話をしてくれて、
清掃業者の手配もしてくれました。
今では特殊清掃と言うそうですが、当時は特殊清掃ときいた記憶はない。
父は、パンツ1枚で寝て、そのまま・・・
だったので、火葬前、まだ清掃業者が入る前に父の家に入り、
お兄さんが、タンスから父のジーパンやTシャツ、ベルトなどを探して出してくれた。
そのタンスの中に、父が集めてたジッポがあり、
お兄さんは、私にジッポをポーンっと投げて、
「これ、形見にしておきな!」
って、渡してくれた。
正直、孤独死の後は臭いがすごくて、死臭がね。
その場から1秒でも早く離れたかったくらい。
外に出ても、自分の鼻についてるような自分の洋服や髪の毛も臭った感じ。
なんとも言えない臭いだけど、吐く、とかそう言うのはなかった。
父は通帳を一つのポーチにまとめて入れていて、警察から、そのポーチを渡されて、
ポーチにも、臭いが普通に付いてしまってました。
警察は、
「死臭は取れにくいんですが、日陰に1週間~干しておくと少し取れます。」
と言っていたので、家に帰って日陰になってる木の枝に10日以上干してました。
けど、死臭は完全には取れない。
手にするだけでも、臭いは分かる。
でも、私は、その死臭がついてるポーチも父の携帯電話も、
ずっと保管していました。
何年も。
何年経っても、死臭は消えない。
だけど、私はポーチも携帯電話も捨てた記憶はないけど、
数年前に探しても、見当たらない。
私も、お酒に逃げて毎日泥酔する時期があったから、酔ってる時に私が捨てたのかな~?
その父が住んでいた借家、清掃会社が清掃と消臭に入ってくれたそうですが、
その後は、私も見てないし確認してないので、どうなったかは分からない。
その清掃会社さんに、今でも改めてお礼が言いたいと思う。
当時は、私も平常心ではなかったので、会社の名前すら知らない。
父のお兄さんに聞けば分かると思うが、もうお兄さんの電話番号も知らない。
清掃してくれた方には、心から感謝しています。
本当にありがとうございます。
そして、3年前に偶然にも父が亡くなった場所から車で15分の距離に私が引っ越してきました。
11年前から、1度も訪れたことはなかったんですが、3年前に行ってみました。
住所を役所にきいても、死後10年経ってるので戸籍は抹消されてました。
なので、微かな記憶を辿って、ここだ!って場所に着いたら、
父が住んでいた借家が取り壊されていました。
よくある1軒1軒が離れてる借家でしたが、周りには当時のまま借家がいくつか建ってる。
しかし、父の借家の跡地は更地になってました。
なんで、その場所だけなのか分からないですが・・・
心理的瑕疵物件ではありましたが・・・
周辺のお宅に聞いてみましたが、当時の大家さんは亡くなられたそうです。
今は、大家さんの息子さんが管理してるそうですが、
なんとなく、私はそれ以上突っ込むことに気が引けて、理由は分からないまま。
本当に孤独死って、自殺でないだけに扱いが難しいですよね。
殺人や自殺じゃない、病死などで死んじゃっただけ。
それの発見が遅れただけ。
でも、やっぱり自分が越した家が孤独死現場となると、
気分は悪いですからね。
本人は悪くないんだけど。
きっと、これから孤独死は多くなると思う。
11年経っても、まだ予防策を考えられる余裕がない。
でも、どんどん増えるんだろうなぁ。
大家さんにとっても、難しい入居者と言うか・・・
単身の人はお断りも出来ませんしね~。