アルコール・薬物依存の専門病院に入院してましたが、

この病院は、暇な時間はほとんどなくて、

1日、運動やお勉強、ミーティングなどに参加してました。

 

依存症病院の前に、2回、普通の精神科病棟に入院してたので、

いい感じに忙しい依存症病院は、とても意義のある時間に思えた。

 

この時の入院計画書での依存対象は、

アルコール、ブタンガス、覚せい剤、過食症の依存と書かれてました。

 

当時は、アルコールならアルコール、薬物なら薬物、

って、どっちかに分かれてて、アルコール薬物両方の人は私を入れて2名だけでした。

だから、余計忙しかったんだよね。

アルコールのミーティングも薬物のも参加しなきゃいけなかったから。

 

そこで、週1~2回、依存症の先輩方が来ます。

今、有名になったダルク、AA、断酒会、NAなどなど。

アルコールの自助グループより、薬物の自助グループは少なかった。

 

それで、色んな先輩方グループの人と実際にミーティングしました。

基本の聞きっぱなし、言いっぱなしで。

で、いつものようにミーティングがあって、どうやらその日はダルク。

ミーティングが始まる前に、入院患者(若い男性)が、

ダルクのメンバー(若い男性)へ足を引っ掛けて殴りかかった。

そのダルクメンバーも、まだ若いし先輩だけど薬物依存患者であるから、

二人でヒートアップして、怒鳴り声など場は騒然とし、

ダルクメンバーの人たちが、みんなで止めに入りました。

 

入院患者は入院患者で、薬物を切ってる状態だから、

離脱症状もあり、イライラ不安定だったんでしょうね。

でも、私は その光景を見て 部屋に戻ってしまった。

私の気持ちとしては、恐怖と怒りで。

病棟のカウンセラーさんが心配してくれて気持ちを話しました。

 

「さっき、あぁいった事があったけど、私だって離脱症状は辛い。

でも、一生懸命我慢してる。

それなのに、目の前で ああいった事になるのは悔しいし許せない。」

 

って話しました。

自分の気持ちを吐き出したら、少し落ち着いた。

 

で、ダルクの印象は私の中で評価が下がりました。

今思えば、小さい事だと思うけど、当時20代で依存と他に境界性人格障害もあった私には、

耐えられない出来事だったんだよね。

 

それで、そこの依存症病院に入院してる間は、私も安心なんですよ。

なにをどうやっても、病院内ではクスリやれないし飲めないからね。

(たまに院内薬物摂取、院内飲酒はありましたよ。他の患者がね)

 

退院の話が出て、2週間後に退院を予定しました。

(主治医は、もっと入院期間が必要とのことだったけど、私は早く普通の生活に戻りたかった。)

そうなると、今度は退院後の生活が心配になる訳だ。

退院して、普通の生活に戻ったら、いくらでも薬物アルコールの誘惑はある。

それに、勝てる自信もなかった。

 

それと、退院後に自助グループと繋がりを持って参加してる人は、

スリップ(またクスリ使用や飲酒)する確立が低いと・・・。

私も、入院までしたけど、一番怖いのがスリップだったから、

自助グループと繋がることにしました。

 

どこの自助グループにしようかって、まず あのダルクは外して、

自分の家から通いやすい場所でミーティングがある薬物の自助グループ、

で絞って探したら、NA(ナルコティスク アノニマス)がありました。

当時の私は、とにかく公共交通機関を使うのが怖くて(不安神経症症状)

隣りの市だけど、電車乗り換えても20分で行ける場所がNAのミーティング場所だった。

 

そこに、週1回、通います。

時間は、19時~21時だったかな。

そこのミーティングでは、いつも6~7人集まりました。

当時の私からしたら、おじさんだなって年齢の(40代)人や、

30代の男性、20代の男性、30代の女性がいました。

依存対象は、色々・・・。

王道の覚せい剤、風邪薬(金パブとかブロン)、大麻が主流だった。

 

そのミーティングに参加すると ギターのピックのような目印になるものをもらいました。

参加するときは、それをみんなに見せて 「メンバーです」って証になってた。

(一応、メンバー以外の人は参加出来ないようになってたけど、話をして参加意思があれば、いつでも誰でも参加OK)

 

そのミーティングに何回か参加した時ですよ。

あの、ダルクメンバーと喧嘩した男性患者が現れた!!!

私、「うわぁ。。。コイツ ここにきたのかよ。。。」

って思ってたら、すっごい穏やかになっててニコニコしてて、

いい感じのお兄さんになってた。

つくづく、薬物って怖いな、と。人格さえ変えますからね。

 

でも、本当に廃人寸前って人もいました。

30代女性の覚せい剤依存の人だったけど、薬を辞めて何年も経ってるのに、

呂律が回らない、自分勝手な行動をするのが私が感じた症状だった。

その女性は、8歳くらいの娘がいたんだけど、

「ミーティング終わったら、一緒にご飯食べに行こう~!」

と誘われたので、帰りはお迎えに来てくれてる私の旦那も一緒にファミレスへ・・・。

そして、みんな注文しますよね。で、ご飯きますよね。

その、女性はご飯を3口位しか食べなくて、娘も「もういらない」みたいな感じで、

私達夫婦は、まだ半分も食べてなかったんだけど、

その女性は娘に 「美味しかったね。」 と言って、何も言わず先に帰ったwwwww

 

私は、旦那と顔見合わせて お互い鳩が豆鉄砲くらったような顔でw

旦那も、元薬物依存でしたけど(病院のお世話にはならずに済んだ)

「なにあれ~! 完全にイッちゃってるべ~~!!」

って、驚きでしたよ。

 

まぁ、後遺症の出方も個人差があると思うけど、あれはヤバい感じだったな~。

私は、あれだけ薬物に溺れてたわりに、後遺症はほとんどありません。

人にも言わなきゃ分からないくらいで、それを言ったとしても、

「全然、分からない。まったく後遺症がないね。」 って言われます。

 

自助グループも、色々なグループに参加してみて、

その雰囲気が自分に合うとか合わないがあるから、

ちゃんと自分が納得して通えるようになるまでは、無理に入ることも無いのかな、って思う。

実際、私は、NAに通っててもスリップしたし。

 

自分の意思とかも必要だけど、周りに人がいる、自分の気持ちを話せる場所って必要だし、

心強いですよ。

私は、そこのNAには半年ほどしかお世話になってないけど、

あの時、自分で行かないって決めたから、その後、とんでもない薬中に戻ったけど、

仕方ないね。

 

人がこういってるから止める、ってすると、絶対後でその言った人を恨んじゃうから、

自分で決めるのが一番。

 

ダルク関係の方には申し訳ないけど、15年前のあの喧嘩は怖かったよ。