
7月2日投票日までの9日間の選挙戦がスタートしました。
都政のみならず国の政局にも影響を及ぼす都民の政治選択。時勢の風が大きく作用することから、過去「政治変革のトリガー(ひきがね)」にもなってきました。
東京都という、ひとつの地方自治体議員選挙という本来の主旨に併せ、国政への影響という、2つの性格を持ち合わせた特殊な選挙であり、それは、都民有権者の一票が特別な重みをもっていることを意味しています。
前回2013年選挙の投票率は43.95%
都民有権者の5人に2人が投票し、その総体意思が自民党圧勝の都議会を構成しました。約半年前の年末総選挙で民主党から自民党への政権交代。第二次安倍政権誕生の勢いが反映されました。
昨年7月に小池知事が誕生。失態失脚した猪瀬、舛添知事に変わり、既成の都政を否定し、都民ファーストをキャッチフレーズにオリンピック&パラリンピック問題、築地市場移転問題が大きくクローズアップされ、熾烈な政争が展開されました。
マスコミは、今回の主要な争点として
①小池知事与党勢力が過半数の議席を獲得し、安定した都政運営の基盤をつくれるか否か
②国会運営、森友-加計学園問題など安倍政権への評価が自民党の議席増減に影響を与えるのか
③豊洲移転、築地再開発という小池知事の公営市場問題への方針に対する評価
を挙げています。
さてさて。
多くの人々が、昨今の政治的混乱を嘆き、不透明、不可解な政治権力の所作に憤っています。この嘆きや憤りは、日本のみならず、トランプ政権下のアメリカ、EU諸国にも蔓延しているものです。
いかなる時代にあっても、政治の進歩と新たな選択肢は政治混乱の中からしか生まれません。そして、既成のものが有効でない場合、あきらかな批判的態度を示すことでしか新たな希望を手に入れることはできません。
奇しくも、今日は「沖縄慰霊の日」そして、市川海老蔵さんの妻、麻央さんが他界されました。合掌。
生きること、そして死ぬること、人間の尊厳、いろいろと思い考える1日となりました。願わくば、都議選に立候補されたみなさんには、政争論議、政策主張の訴えに加え、ほんの僅かでも人として生活者としての感性や価値観を言葉にして欲しいと思います。政治は人なり。