『日常生活に制限のない期間の平均』というのがあります。
すなわち『健康上の問題で日常生活に何か影響があるか』というのを国民生活基礎調査と生命表を基礎情報とし、サリバン法(広く用いられている健康寿命の計算法)を用いて算出されているそうです。

そして『自分が健康であると自覚している期間の平均』というのがあって、これも上記と同じ基礎情報でサリバン法を用いて算出されているそうです。

これには、各都道府県の男女別のデータがありますが、全国だけで言いますと

日常生活に制限のない・・ ・70.42%      73.62%
自分が健康であると自覚・・ 69.90%      73.32%

と、当然でありますが、この割合は同じぐらいです。
要するに、『健康上の問題で日常生活に何か影響がある方(男性29.58%女性26.38%)』は、『自分は健康ではないと思われている方(男性30.10%女性26.68%)』だということです。

私がこのデータで感じたのは、という事は、男性0.52%女性0.30%しか、健康上の問題で日常生活に何も影響がないが、自分は健康であるとは自覚していないと言える方はおられないと言う事です。

これって、どうなのでしょうか。

私は、ベーチェット病で『良くて失明、悪くて死ぬ。』と大学病院の医師に宣告され、必死な思いで克服し、難病で完治とは言えませんが、ここ25年ぐらいは経過観察のみとなっています。

そして、非常に大きな交通事故で私は死ぬと言われながら、生還し、脳をやられ、膝を複雑骨折し、社会復帰出来ないや歩けないと宣告されていましたが、両方とも克服しました。


そして、スノボの事故で頚椎ヘルニアになったのも、医者も驚きの完治となり、現在は、事故の歩行で痛めた椎間板ヘルニアのみとなりました。

まだまだありますが、こんな私は、どれだけ健康であっても『自分は健康』だとは言えません。


だからって、日常生活に制限のたる期間がなかった方に、『自分は健康で自覚しています』と思うなとは言いません。

私は、日常生活に制限があったから、思えただけだと思います。

だけど、私は、このような厚生労働省の資料をお伝えして、1人でも多くの方が意識していただけたら良いと思いますし、何より、意識してなくても、長生きされてる方も大勢おられます。

これから書こうとしている厚生労働省の資料は、まさに怖いので、『意識した方が良いですよ』と言いたいのもホンネですが、決めるのはやはり、個人の意思だと思っています。