春馬くんと沙也加さんは、共通点がある。



ともに一人っ子であること。



ミュージカル俳優としての才能があり、周りに気を使い、繊細な性格だったこと。



お二人とも魅力的なのに、何故か自分に自信がなかったこと。



複雑な環境に育ちながら、決して道を踏み外すことなく、精進し続けて、大輪の花を咲かせる手前で、旅立ってしまったこと。




2人ともいわゆるいい人であったこと。



これからの日本は、いい人であっとはいけないのだと断言するヒーラーさんがいる。



いい人は、利用するだけ利用され、色々大切なものを奪われて、辛い立場に追いやられる。



いい意味で、抜け目なく、自分を守るべく振る舞わなければ、片隅に追いやられて終わりだよってことになるらしい。




今までの日本では、いい人ですねと言われれるのは、褒め言葉だった。でもこれからは、そうではなくなると。



沙也加さんと、彼氏の音声データでは、沙也加さんは、決して彼を責め立てず、女性にそんな酷い言い方をしてはだめだよと、諭していよらしい。



普通なら、売り言葉に買い言葉で、酷いことを言ってきたら、その倍の言葉で言い返すとかすると思うが、沙也加さんはしなかった。



いい人であるように、親が躾けたと思うのだ。



春馬くんのお母さんは、思いやりのある人になりなさいと言っていたそうだし。



いい人は損をする。



損をしないように、抜け目なく生きる人だらけの世の中に本当になったら、殺伐とした寒々しい世界になるだろうね。



でも、お隣の国に占領されたりしたら、周りの人に尻尾を振って生きるしかなくなる。



そうなったら、いい人では生きていけなくなるだろう。