時間の制約を超える舞台芸術として好評「ベンジャミンバトン」

ミュージカル「ベンジャミン・バトン」、時間の制約を超える舞台芸術として好評

30日閉幕、東方神起シム・チャンミン出演で話題追求

[韓国NGO新聞=キムダウォン記者]ミュージカル「ベンジャミン・バトン」が時間の制約を超える舞台芸術が観客らの注目を集めている。タイトな舞台はもちろん、濃い感性のジャズ音楽、作品の独歩的な雰囲気を作るパペット（PUPPET）が作品の芸術性を高めたという評価だ。

ミュージカル「ベンジャミン・ボタン」で際立つ点は、時間の制約を超えた舞台芸術だ。ミュージカル「レベッカ」、「エクスカリバー」、「ベルテル」など30年間、舞台デザイナーとして活躍したチョン・スンホデザイナーのミュージカル最後の作品になると知られるミュージカル「ベンジャミン・ボタン」の舞台はチョン・スンホデザイナーのノウハウが総集結した。

ジャズクラブを連想させる舞台はディテールな小物や構成が際立っており、観客をまるで1920代のシカゴジャズクラブに招待したような感じを与える。当時のジャズ感性が漂う舞台と音楽を通じて観客の没入度を一層高めた。

このような舞台は時間の制約を超える表現で見る楽しさを加える。高齢者として生まれ、ますます難しくなる男性ベンジャミンの人生と彼の「スウィートスポット」であるジャズクラブ女歌手ブルーの人生を表現する過程で、ジャズクラブの背景の舞台が様々な場所や時間に分かれるのだ。これを表現する上で舞台照明と小物が多様に使われ、舞台をより豊かにする。

ジャズ音楽もミュージカル「ベンジャミンボタン」の舞台をさらに感性的にする要素だ。ライブ演奏で行われるジャズ音楽は観客の深い感性を引き上げ、時代や人物の叙事詩をさらに覗くことができるようにする。ジャズ音楽と共に自然にベンジャミンの一生を覗きながら時間の制約を越える幻想的な経験ができるようにする。

パペットまた独特な舞台芸術が与える特別な印象を与える。舞台演出に続いて人形製作、人形劇まで繰り広げているオブジェアーティストムンスホ作家は劇中ベンジャミンボタンの年齢変化をパペットで表現、パペットを借りたデザイン構成で独歩的な雰囲気を形成する。

ミュージカル「ベンジャミンボタン」は映画「ベンジャミンボタンの時計は逆に行く」の原作でも有名なF.スコット・フィッツジェラルドの短編小説を原案にEMKが2024年に新たに披露する創作ミュージカルだ。先立って小説と映画を通じて可能性を認められたことがあり、2021年CJ文化財団ステージアップ最終支援作に選ばれたミュージカル「ベンジャミンボタン」はEMKの手で再誕生され、観客に愛されている。

ミュージカル「ベンジャミンボタン」はミュージカル「ベルテル」、「西編祭」、「男衝動」など数々の力作を誕生させた調光化劇作および演出を引き受け、ミュージカル「国境の南」などで感性的な音楽を披露した新鋭作曲家や作曲に参加した。

ベンジャミン・ボタン役キム・ジェボム、シム・チャンミン、キム・ソンシク、ブルー・ルモニエ役キム・ソヒャン、パク・ウンミ、イ・アムソルをはじめ、ハウン島、キム・ジソン、ミン・ジェワン、パク・グァンソン、ソン・チャングン、カン・ウンイル、ク・ベクサン、イ・スンヒョン、シン・チェリム、パクククソンが出演する。

ミュージカル「ベンジャミンボタン」は来る30日までソウル世宗Mシアターで公演される。

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