理科の「滑車と輪軸」の単元について、続き。
グノラーニングチェックという要点がまとまったプリントを私自身、娘がやる前にやって、授業動画を見ておいた。自力では解けない問題も。応用問題は難しい。
娘の質問に備えたわけだが、
娘はグノラーを自分で進め始めた。ほんとに最初の方だけ授業動画を見たけど、あとは自分で進めていた。私が苦戦した問題もすんなり解いている。
なんだ、できんじゃん
でも、最後の自転車の問題はさすがに難しかったよう。
「自転車のギア、分かんない
」
「あー、難しいよね。お母さんも授業動画見るまでわかんなかったわー。」
「ねえ、ギアってなに
」
えっ
「ギアとかチェーンとか分かんない
」
またまた、そこからという根本問題にぶつかった。
あー、見たことないかー。自転車のペダル、ギア、チェーン、タイヤなどの仕組み以前に、そもそも、ギアというものを知らないのか。我が家には自転車が無いから、仕方ないか。旅先でサイクリングするくらいだもんねえ。
ネットで画像見せたり、解説動画見せたりしようとしたが、「わかんないっ」と言うので、マンションの自転車置き場に行って、実物を見ることに。
怪しいと思われないかとちょっとどきどきしながら、知り合いの自転車を見つけて、ペダル、ギア周りを観察。
へええええー と感動するわけでもなく、
ふーん
で終わり。ま、いいでしょう。
その後、授業動画を見ていたけど、ちゃんと理解したんだかどうだか。
いやー、大人が当たり前に思っているけど、子どもは実は知らないということ、ほんと多い。
よく、通塾前に(通塾してからも)色々な体験をしましょうと言われるのは、こういうことだよね。実体験や実物を見たことが無いと、理屈だけで本質を理解したり理解を深めたりは限界があるな、と今回改めて痛感した。
以前、春期講習の理科で(「水の三態」の単元)、アルコールランプとフラスコで水を温めた時の様子を問う問題があった。
理屈で考えても分かりづらかったので、夫がキャンプ道具で簡単にテキストと同じような実験装置もどきを作って、実際にやってみせてくれたことがある。
(当たり前だが)テキスト通りに変化が起こるのを見て、
「ほんとだー」
と、ちょっと感動。
何事も、経験ね。
そうそう、娘は自転車置き場で、案の定、不用意にチェーンに触り、指を黒くしていた
これも、経験。