GW直後は夏休み明けと同様、子供の様子に色々と注意と言われているが、
娘もここ数日は少し大変だった。
GW明け初日の朝、
「GWに塾が無い子もいたし、講習あっても少ししか無い子ばかりだったのに、なんでグノーブルだけ・・・」といった感じでうっすらと涙を浮かべている。この日は夕方から通常の塾まである。分かるよ、その気持ち。
「ねー、行きたくないよねー」
共感を示そうとしたんだが
「そういう軽い感じ、やめてよ」
ごめんなさい。うわべだけの共感じゃだめね。見透かされた。行きたくない気持ちは自分も同じだったんだけどね。声掛けが間違っていたか。
ぶつぶつ言いながらも学校へ。そして夕方から塾へ。
塾から帰ってきた娘は、号泣しながらその日あった嫌なことをマシンガントーク。
私は朝の反省から、ひたすら聞き役に徹して、不注意な返事をしないように「えー、そうなんだ」「そっかあ」と相槌を打つだけで娘によりそって黙って聞いた。
今週は(いつもにもまして)娘はやる気ゼロモード。
基礎力テストと塾前に付け焼き刃の勉強をするのがせいぜい。漢字道場は殴り書き。
土特社会のプリントは、娘が口頭で答えて母が解答を確認するスタイル。ノートに書いて答え合わせする方が時間的には早いが、やる気が無い中でもほかの人と一緒だとまだ少しやろうという気になるらしい。まあ、人と会話しながら勉強するのは記憶に残りやすくて悪くないだろうと付き合ってあげている。時々漢字を確認する。娘は口頭で答える。(偏が〇〇でつくりが〇〇という感じで。)
土特の社会のプリントは、穴埋め形式になっていて、文章からは何を入れるべきか分かりづらいものもある。こんなときは解答を見て「なーんだこういうことね」と軽く受け流せばいいだけなのだが、全方位イライラモードの娘には耐えられない。
そんな中で「小作農」と答えさせる問題が出てきた。娘は「小作人」と言ったので「合ってるけど、解答は小作農となってるよ」と言うと
「小作農なんて習ってない!!」
とぶち切れ、ここから20分ほど、娘をとりまく(娘的)不条理についてえんえんと愚痴(罵倒に近いかも)を聞かされるはめに・・・。私はひたすら娘の怒りがおさまるのを待つしかない。
学校の先生のこと、塾の先生のこと、友達のこと、うるさい男子のこと、クラス分けの不公平のこと(また始まったか)・・・
「なんで中学受験なんてシステムがあるんだ!」
「私は中学受験も高校受験もしない!」
「仕事もしない!」
「親のすねをかじって生きていくんだー!!」
ここで私はたまらず大笑い。親の前でそんな宣言しなくても。
きっと娘はそういう時期なのだろう。最近、顔に小さなニキビができていることがある。とにかくイライラして仕方なく、自分でもどうしようも無いのだろう。アンガーマネジメントなんて効かない。ひたすら吐き出すしかないのかも。
こういうとき、もちろん勉強なんてできないわけだが、唯一できるものがある。それは、塾の国語の音読。(ある程度怒りが静まってからだけど。)グノーブルの国語の教材は面白いものが多いので、音読ならやろうという気になるらしい。そのまま解き直しもやろうよー。
復習できていなかったちょっと前の土特の国語。お話の中にビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」が出てきた。娘はその歌を知らないが聞いたことくらいあるかも?スマホで聞かせてあげた。実際に曲を聴いてみて、作者の気持ちが具体的に分かったかな?
気分転換にもなってよかった。
あれ以来、気づくと母の頭の中には「カモンカモン、カモンカモン・・・」って流れてるけどね。
ところで、今日は母の日
花束とちょっとしたプレゼントとカードを夫と一緒に用意してくれていた。
素直に嬉しーい
カードには
いつも私の愚痴とかわがままをきいてくれてありがとう!
これからも私の嫌だった話とかを聞いてね!
お願いします!!
と書かれていた。
はいはい。
(感謝しているようで、しっかり自分の要求を伝えるという、高等な技…)
ちゃんと吐き出してくれているうちは、まだ大丈夫かな。