先日のハナシ → http://ameblo.jp/chanco/entry-10008627526.html

そのつづき


まずストレートにどうしてこんなことしたのかを

優しく優しく(横で聞いてた人は子供に話し掛けるようだった。とのたまったぐらい!)

問い掛けてみた。

答えは、ぼんやりしててよく分からない。


そんな答えしかないよなぁと思いつつ

なおも詳細に原因を聞きながら様子を観察。

悪びれた様子が少ないため、攻撃開始。

まずはやっちまった!という罪悪感を持たせること。


 ●これが例えば終端だったらどうだろう?

 ●あるいは営業列車だったらどうだろう?


 ●これまでに誰もこういうことはしてないしC子自身も初めてだよね。

 ●今日は普段と比べて体調も悪くないし

 ●精神状態も悩みがあったりしたわけでもない。

 ●どうしてこんなことが起こったんだろ?

 

 ●去年C子が参加した講習会の感想文があるよ

 ●これには「すこし弛んでたのでいい勉強になった」って書いてる。

 ●どう思う?


 ●これは去年の夏の面談結果。

 ●ウンテンシ以外にやりたい仕事はなに?と聞かれて

 ●答えは「特に」。

 ●他の人はみんなあれがやりたいとか言ってたんだよ。

 ●C子は自分で運転がキライって言ってたけど

 ●これを見たら、他に何がしたいのか分からないね。

 ●やる気を疑われても仕方ないよね。


 ●ということは、今回の件でこういうのも関係あるんじゃないの?

 ●そういう風に考えられるよね。

 ●今の仕事についてどう思う?


・・・途中からC子は泣き出しましたが

切れ切れに自分が女で若いので

ずっとウンテンシが続くと勝手に思ってたと言い、やや納得。


たしかにこの業界は経験優先だからそういう傾向がある。

だけどベテランがダメなことも多い。 


少なくともボクは若いから、女だから

出世できないとかはないように努力してる。

仮にそうだったとしても

仕事をテキトーにやるのは自分がキツくなる。

少なくとも1日のうち、3分の1は仕事しなきゃいけないわけだし。

罪悪感を感じて、すさんでくる。

日本人はそんなもんだ。働き遺伝子があるに違いない。


・・・途中から自分に言い聞かせているような気がしました。


結局、C子は反省した様子。

翌日以降の勤務はどう変わるんだろうか。


人間、なかなか心を入れ替えるなんてことはないだろうけど

何かが変わっていればいいなぁ。

どんな職業にもベテランはいる。

んでもってベテランは若手に対して何かやくにたつことを教えてくれる。

直接ではなくても行動で。若手はそれを見て仕事を覚えてゆく。


ベテランってのはそういうもんじゃないか?

勝手な思い込みだけどそんなのがある。


しかしながら今の会社にそういう人はいない。

改めて知りました。


発端は先週の会議。


テツドー業界にはウンテンシやエキインに対して指示を出す指令という仕事がある。

踏切事故なんかが起こった場合は大活躍だ。

後続列車に対してどの駅で待機しろ、とか何時から運転再開するとか。

頭脳と言ってもいいかも知んない。

だから指令というのはエキインやウンテンシその他を経たベテランが受け持つ。


で、指令の仕事は平常時であっても線路のポイントを操作して

どの列車はどの方面へ行く、あるいは駅のどの番線に進入する

なんてのがあったりする。


ポイントの操作というのは一つ間違えば脱線につながりかねないんで

色んな保護装置が働いている(C子のしでかした失敗もそれが絡んでる)。

保護装置の一つとして

「ポイント上に列車がある場合はポイント操作を試みてもポイントは動作しない」

そんなものがある。


ポイント操作ってのは

「てこ」と呼ばれる小さなレバーを左右に倒して到着地点のボタンを押す。

列車が無事に到着地点に着いたことを確認してレバーを元に戻す。

実はこれだけ。

最近じゃPC上でマウスをクリックしてたりもするけど

基本はそんな仕組み。


つまりさっきの保護装置は

「ポイント上に列車がある場合は関係する「てこ」を倒したり戻したりしても

ポイントには何の問題もない」


これは設備の専門家に言わせると

  ―操作する人が誤っても大丈夫なようにそんな保護装置が付いている。

   指令のベテランさんたちは保護装置が付いてるから大丈夫!

   な~んつって「てこ」を元の位置に戻したり他のてこを倒したりしてるけど

   それは設計思想からすると間違いだよ。

   列車が到着したことを確認するまで「てこ」は触っちゃダメ。

   そうすれば機械で事故が起こらないように保護すると同時に

   人間も自らの目で確認して事故が起こらないように保護することになる。


言われればその通り。


先週の会議ではポイント操作がテーマだったんで

指令のベテランさんの前で指摘したら、そうだなぁ。つぶやいてた。


今日になって指令のベテランどもは

 ―あの会議のあの指摘はおかしいよ。

  列車が次々来たらどうすんだ。

  われわれは何十年もそのやり方でやってるから問題ないんだよ。


元々ボクはポイント操作なんてやらなんでよく分からないので

確かにそう言われりゃそうかもね。

丸め込まれそうになりました。


 ―それは会議で言うことじゃない。

  指令が何か間違ったことをしてるみたいじゃないか。


あ~あ。

その時点で何か言う気が失せました。

結局はベテランさんたちのプライドの問題ね。


この業界、こういう人が多いんだ。

ず~っとおんなじことしてるとこうなんのかなぁ。

前にも書いた通りわたしの仕事は現場連中の管理(それ以外にもいろいろあるけど)。

現場連中はほぼ同期と言っても差し支えない世代ばかりなんで結構やりづらい。

誰しも十とか二十、年上の人から注意されたら聞けるけど同年代に言われると、ねぇ?


そんな中、今朝も。


主役は近々結婚を予定しているらしいC子。

実は今の仕事がキライで仕事の仕方がテキトー。

かといって大きな失敗はなく、

見た目がいいもんだからアホなおっさん・じぃさん連中からの受けがよくて

同期としては困ったちゃんだった。


ウンテンシなのだ。

彼女のやる気のなさは直接、お客さんに伝わっちゃう。


何とかもうちょっときちんと仕事をしてもらいたいと常々考えてたんだけど

考え方が子供っぽいところがある人なんで

真正面から言うと反発されちゃう。言い訳されちゃう。


何かよいキッカケないかなぁ?とず~っと懸案だったのよ。


で、そのC子は今朝、車庫から出る際に停止するべきところで停止せず

越えてはならないラインをちょっぴり行過ぎて停止した。


列車は線路(レール)にのっかって走るわけだけど隣の線路に移るために可動式の分かれ道がある。

そこで隣の線路にのっかったり、

あるいはそのまま自分の線路にのっかったまま進行したりという仕組みになってる。

分岐(ポイント)と言うんだけど

これはテツドー業界の事故から得られた知恵で

分岐の近くに列車がいると動かない仕組みになっている。


C子はこれに引っ掛かった。

距離にすると1mもない位だけど、越えてはならないラインを行き過ぎちゃったもんだから

分岐が動かなくなってバックした。


バックすれば解決する。

だからそんなにぎゃ~ぎゃー騒ぐことでもないかな、とも思ったんだけど

本来の停止位置からは15mほど行き過ぎた挙句、

越えてはならないラインを越えちゃってる。


元々、困ったちゃんでもあったのでよい機会だからってことで

途中で運転を降ろして事情聴取。


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長くなったのでこの辺でいったん切り。

眠くて死にそう。

仕事が忙しいわけじゃないけど

なんでか眠い。


はたらき過ぎ?


という訳で明日は午後から休みます。

半分休みがあまってるのだ。

このあたり、しっかり休める三セク企業に乾杯!

同僚A子の送別会がありました。

結局、何も言うことはできず。

お互いに酔っ払ってぎゅ~っと抱き合って終わりました。


これでよかったのかなぁ?


よかったんだろうなぁ。


さびしいなぁ。。。

どうもこのところ、訳のわからない飲み会が多くて不摂生な生活を強いられてる。

楽しいのはいいんだけど睡眠時間が短くなるんだよな。

眠くなると格段に何もしたくなくなるから

仕事もできなくなるしトレーニングもできなくなんの。

困ったもんだよ。

昨夜遅く、友人が無事にコドモを生んだとの連絡が来た。

その人は妊娠5ヶ月になるまで気付かないほどのたくましさ。


農家の人なんで毎年、シーズンには農作業手伝わないといけないらしく

そのときに実家に帰って父親から指摘されたらしい。

オマエ、腹出てるけど妊娠してるんじゃねぇか?

で、検査薬で調べると大当たり。

元々生理不順だったからわからなかったよと笑ってたけど。


妊娠中も家族の酒盛りに付き合って(彼女は飲まなかった)

深夜まで起きてたりという不摂生な生活を続けてたので

実はちょっぴり心配でしたが立派な赤ちゃんのようです。


おめでとう。

今月末で同僚A子がやめる。

けっして女のコに向いてるとはいいがたいテツドー業界にハタチで入った。

ボクと同期。

お互い、この業界に興味があったわけでもなく試験受けたら入っちゃった。

そんな成り行きだったけど他数名と一緒に必死で勉強して

免許取ってウンテンシやってた。

戦友だと思ってる。


やめる理由は色々あるけど

女のコには向かない仕事ってことだろう。

公務員試験を受けるつもりのようだ。


今は現場から事務へ行って前よりも顔を合わせる機会が減って

やめると聞いても

ふ~ん。しょうがないね。それも人生だもんね。

そう思ってたけど。


A子を妹のように可愛がってた同期のB子がアルバムを作ってる。

A子の入社から他社での研修~現在。

大切な贈り物になるんじゃないだろうか。

きっとそれを見たA子は皆で一緒に仕事が出来てよかったと思うだろう。

ひょっとしたら折々に見返すかもしれない。


ボクもそれを見て今更遅いけど考えてる。

土壇場になって考えてる。


A子には言うべきことがあるんじゃないか。


人づてではなくてちゃんと彼女にやめる理由を聞くべきじゃないか。


何かをあげられないか。


何かできることはないか。


動揺して動揺して考えが堂々巡り。

事務では事務らしくクールに振舞ってるけど今日は生身が出てしまった。

仕事が手につかないよ。

とうとう逮捕されちゃったほーりー。

なんだか可哀想な気がします。


なんつーか、しょせん虚業。

紙でできる仕事なんだから、ぎゃーぎゃー騒ぐなよ。

振り回されてるヤツが愚かなリ。



紙の仕事よりも体の仕事。

現場の仕事が一番大事だと思ってます。

だから、出世してくと紙の仕事になる仕組みは

イマイチ納得いかない。


だって、体使う仕事の方がキツイもんね。

紙の仕事で楽してるヤツがエライっておかしくない?


ほーりーのやってたことは紙の仕事。

体を使う仕事じゃなかったかんね。

それを勝手に期待する方がアヤしい。

体を使わない人を信用しちゃいかんです。

このところ筋トレしてる。

マッチョになりたいのだ。


学生時代、運動部に所属していたことがなかったので

致命的なくらい上半身に筋肉がない。

運動はキライではなかったんだけど中学校がねぇ。

なんか一時期は軍隊中学校とか呼ばれてたみたい。


ボクが中学校に入学したての頃は新設校で

新し過ぎてそもそも部活動の数が少なかった。

サッカー、ソフトボールなんてメジャーなのがなかったもんね。


んで水泳に顔出してたけど「勝たなきゃ意味ねぇんだよ!」

そんな叱咤激励についてゆけず。

一ヶ月でやめた。

生意気なコドモはそれだけじゃないだろうと思ったの。


今でもそうだけど

一面では正しいことだけどそれを全面的に押し付けられると苦しい。


軽いアトピーもあって汗をかくことに恐怖感があったりもした。

思春期の難しい年頃だけ出てたけど、当時は大変でした。


で、そんな流れがあって運動部に信頼できなくなって

高校でも入ることできず。


ただ、どういうわけか走るのが好きになって部活とは関係なく走ってた。

おかげで下半身の筋肉と持久力は人並み、かなぁ。


いま20代半ばやや過ぎたくらいとして切実に思うこと。

 →運動が苦手であって中学、高校くらいは運動部に入るべき。

   あとあとの人生で効いてきます。ホント。