神社は、滋賀県大津市(琵琶湖の南側10km程の所)にあります。

(この神社のパンフレットの由緒には、以下のように書かれています)

神道は「祓い(はらい)に始まり、祓いに終わる」と言われております。その祓いと禊ぎをつかさどる祓戸の大神を祭る総本宮が神社です。当社は、朝廷が飛鳥より近江大津宮に移ったのを期に、天智天皇八年(六六九)天皇の勅願により中臣朝臣金連(かねのむらじ)がこの地に社殿を造り「祓戸の大神三神」を祭ったのがはじまりです。

   《参照》  『《ムーとユダヤ》そして《シリウス・プレアデス・オリオン》の宇宙神々の系譜』山田雅晴

           【佐久奈度神社】

👇 拝殿から見える本殿。

御祭神は 柱 の神々。(パンフレットには、以下のように記述されています)

瀬織津姫命:「祓戸の大神四神」の名前は『古事記』や『日本書紀』には直接登場しませんが、いくつかの古い文献にはその名が見られ、なぞの多い神々とされています。大祓詞には「高山の末短山の末より、さくなだりに落ちたぎつ速川の瀬の坐す瀬織津比売という神、大海原に持ち出でなむ」とあります。勢いよく流れ下る川の力によって人々や社会の罪汚れを大海原に押し流してしまう、川に宿る大自然神であることがわかります。大祓詞の最古の注釈書といわれる『中臣祓注抄』では、「速川の瀬」を「三途の川なり」と説明しており、『神宮方書』においては「瀬織津姫は三途の川のうばなり」と書かれております。人々が犯した罪穢れを剥ぎ取り、生まれたままの姿に戻す働きの神であるともいえます。

速秋津姫命:海に居られる神で、大海に流れ出た罪穢れを勢いよく吞み込んでしまいます。

気吹戸主命:速秋津姫命が海に吞み込んだ罪穢れを風の神である息吹戸主命が根の国底の国(地底)に吹き放ちます。

速佐須良姫命:気吹戸主命によって気吹き放たれた罪穢れが、根の国底の国に居られる速佐須良姫命によって浄化され消滅します。

横からの本殿

 

神社は、瀬田川沿いにあり、琵琶湖を源流とする瀬田川は、宇治川、淀川と名を変えて大阪湾に流れ出ます。

 

本殿の右脇にある、焼鎌神社 と 敏鎌神社

御祭神は、天の御柱大神焼鎌社)と、国の御柱大神敏鎌社

『古事記』『日本書紀』には 風の神 シナツヒコノ大神 シナツヒメノ大神 として登場し、伊勢神宮の摂社「風の宮」や 奈良県の龍田大社にも祀られております。ちなみに伊勢の「風の宮」は鎌倉時代、蒙古の襲来を神風を起こして一撃したことで有名です。当社では大祓に出てくる「焼鎌敏鎌」の名前で祀られていることから、この世の罪穢れや厄災を一撃してくださる祓いの神として崇敬されています。また、風の神だけに航空、航海安全、風雨調和、招福などのご神徳があります。

伊勢神宮では、内宮にある「風日祈宮」、外宮にある「風宮」において、この二神を祀っています。

 

鳥居から階段を昇った参道の左側にある 八幡神社 と 稲荷神社

八幡神社の御祭神は、比米大神、応神天皇、神宮皇后

稲荷神社の御祭神は、倉稲魂大神。スサノウ尊の御子神であり、稲をはじめ穀物をつかさどる神(保食神)。

 

(佐久奈度神社のパンフレット)

 

 

以上