三国志の英雄・関羽を祭る関林廟です。

 横浜の中華街にも関羽を祀関帝廟がありますが、中国の洛陽にある、この関林廟こそが関羽を祀る総本山です。

 洛陽のある河南省は中国で一番人口が多い省だそうです。中国史で言うところの「中原」とは、この河南省を中心とした一帯で、肥沃な農地が広がっている地域だからということなのでしょう。2番目は山東省、3番目は四川省、4番目は広東省だそうです。

 なお、洛陽という地名についてですが、これは古来からある陰陽思想に基づいていて、川の北側、及び、山の南側を「陽」とするため、川の北側にある洛(都)なので、「洛陽」という地名になったそうです。

 入口の左右にある文字は 「勇・仁」 「義・忠」 です。

 関林廟の入場券には料金40元(800円)とありました。

 金ピカメイクが関羽さんです。

 このブログを書いたときは知らなかったのですが、関羽さんって「愛の人」なのだそうです。

   《参照》  『菊理媛と共に宇宙無限大に開くドラゴンゲート』 龍依~Roy (ヒカルランド) 《後編》

             【ドラゴンライダー関羽】

             【関羽と共につくった“愛のライトシールド”】

 中国の寺院にある神仏の像は、日本人からすると、あまりにも漫画チックでちょっとおかしく思えるでしょうが、台湾や横浜中華街でもこのような派手な廟を何度も見ているので、それほど違和感を持つことは有りません。

 左の「結又柏」のボードは、『三国志』の中核となる「桃園の義盟」を表しているようです。

   《参照》  『小室直樹の中国原論』 小室直樹 (徳間書店) 《前編》

            【桃園の義盟は 「帮」 の誓い】

 

 

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