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 『あなたはきっと○○になると思うのよ!』 は魔法の言葉である。

 

 

【未来における楽しい話】
 奥さんもご主人に言うときには、夢が持てるように言ってあげなければいけません。私の知り合いの奥さんはご主人に、「私は、あなたはきっと副社長になれると思うのよ」 と言っているんだそうです。根拠があるかといえばそうではないらしいんです。「社長になると思う」 と言わないところがいいでしょう(笑)。とにかく、「あなたは頑張っているし、きっと副社長になると思うわ」 と、いつもそういうふうに、未来における楽しい話を具体的にご主人に言っているんだそうです。思うのは勝手ですから。しかし、そんなふうに言われたら、ご主人も、「よし頑張ろう」 となるわけです。
 “未来における楽しい話” って誰だって嫌がる人はいない。経営のコツである。
 チャンちゃんは、妹のことを “猫の親分” と言っている。親分を猫にするのは、チャンちゃんにとって、未来における楽しい話なのである。「親分はきっと猫になると思うよ。今世叶わなくても、来世は間違いなく猫にしてあげる」
 言霊の力って凄いんだから。ギャッハハー。

 

 

【2つのポイント】
 今日、(西宮)戎様が教えてくださったのは、「未来における楽しい話をいっぱいせよ」、「具体的に分かりやすくものを言え」 の二つです。 ・・・(中略)・・・ 
 簡単なことなんですけれども、心がけなければダメなことです。自分が分かっていることだから、ついつい専門的に言ってしまいがちです。自分のレベル、自分の基準で考えて、「こんなこともお前は分からないのか」 と言ってしまうわけです。しかし相手は、「そんな言い方で分かるか」 と。それを聞いて経営者は、「分からないほうがおかしい」 と。そうやっているかぎり、ギャップはなかなか埋まりません。(p.124-125)
 これは、経営者を対象とした講演の内容だから、「具体的に分かりやすくものを言え」 は、その立場の人々の努力方向を示している。
 従業員の立場であるならば、「具体的に分かりやすくものを言え」 は 「理解力、咀嚼力を高めよ」 という文章に変えて、下記の著作にある努力方向を取り入れるのがいいだろう。
   《参照》   『仕事心の育て方』 渋井真帆 (小学館)
            【当たり前の幅と深さ】
 
<了>