複数のサイトを覗いてみても、海面上昇に関する予測値はバラバラで、本当のところは分からない。
また、その予測値の算出根拠を示しているサイトは殆ど無い。
20世紀中に10cm程度上昇し、21世紀中頃までに40cmほど上昇すると記述しているサイトもあるけれど、本当にその程度のものなのだろうか? と思ってしまう。
南北両極の氷の厚さは意外にも大幅に異なっている。
20世紀中に10cm程度上昇し、21世紀中頃までに40cmほど上昇すると記述しているサイトもあるけれど、本当にその程度のものなのだろうか? と思ってしまう。
南北両極の氷の厚さは意外にも大幅に異なっている。
北極の氷の厚さはせいぜい数十mなのに、南極の氷の厚さは、数千mなのである。
そこで、南極の氷がすべて溶け出したならば、何m海面が上昇するか、自分で計算してみた。
インターネットで調べた項目は、以下の4項目
S : 地球の海の面積(km2)
N : 南極の面積 (km2)
T : 南極の氷床の平均厚さ (km)
P : 南極の氷床の被覆率 (%)
算出項目は、以下の2項目。
V : 南極の氷床の全体積 V=N×T×P/100 (km3)
H : 海面上昇 H=V/S (km)
S : 地球の海の面積(km2)
N : 南極の面積 (km2)
T : 南極の氷床の平均厚さ (km)
P : 南極の氷床の被覆率 (%)
算出項目は、以下の2項目。
V : 南極の氷床の全体積 V=N×T×P/100 (km3)
H : 海面上昇 H=V/S (km)
南極に関する N、T、P の値は、サイトによりけり一定していない。そのまま並べて計算してみた。
地球の海の面積 S : (km2) 361,132,000
(出典) (※1)
南極の面積 N : (km2) 14,000,000 13,880,000 12,050,000
氷床平均厚さ T : (km) 1.600 1.856 2.450
氷床の被覆率 P : (%) 98 95 95
(出典) (※2) (※3) (※4)
氷床の全体積 V : (km3) 21952000 24473216 28046370
海面上昇 H : (km) 0.06078 0.06776 0.07766
(m) 60,78 67.76 77.66
つまり、(出典) (※1)
南極の面積 N : (km2) 14,000,000 13,880,000 12,050,000
氷床平均厚さ T : (km) 1.600 1.856 2.450
氷床の被覆率 P : (%) 98 95 95
(出典) (※2) (※3) (※4)
氷床の全体積 V : (km3) 21952000 24473216 28046370
海面上昇 H : (km) 0.06078 0.06776 0.07766
(m) 60,78 67.76 77.66
南極の氷が全て溶けたら、地球全体の海水面は60m以上 高くなる。
【 地球の危機のメカニズム : 温暖化の先にあるもの 】
この算出値におどろくけれど、人類が迎えている終局的な危機は、温暖化による海水面の上昇ではない。南極の氷が多量に溶け出すことで南極周辺(ウッデル海)の海水濃度が変わり、海底に沈降する塩分の高い海水塊がなくなることで、海底海流が停止してしまうことなのだという。 (人間に例えるならば、主要な血流である動脈の停止に匹敵するのだろうか?) この海底海流の停止は、温暖化とは間逆の氷河期化を引き起こすことになるのだという。
この算出値におどろくけれど、人類が迎えている終局的な危機は、温暖化による海水面の上昇ではない。南極の氷が多量に溶け出すことで南極周辺(ウッデル海)の海水濃度が変わり、海底に沈降する塩分の高い海水塊がなくなることで、海底海流が停止してしまうことなのだという。 (人間に例えるならば、主要な血流である動脈の停止に匹敵するのだろうか?) この海底海流の停止は、温暖化とは間逆の氷河期化を引き起こすことになるのだという。
【 カウントダウンは始まっている 】
地球温暖化が進めば、地球自体のホメオスタシス(恒常化)機能が働いて、自らを冷やす 寒冷化 ⇒ 氷河期化 を招くのである。地球自体は、人類の環境破壊という横暴に対して、そのような自浄作用をもって臨むということのようだ。温暖化から氷河期化へとベクトルが変わるのはそう先ではない。既に南極の氷床溶出を防げる段階にはない。あと16年程で、つまり2025年頃に南極は完全崩壊するのだという。 (恐らく、民衆のパニック防止のために、正確な情報は決して伝えられない。大本営発表と同じである。)
世界中の沿岸都市と同様に、東京も半分は水没しつつ、氷河期化の兆候に晒され始めるのだという。これらの兆候はもっと早い。10年以内ではっきりするという。
もちろん、このまま行けば・・・ではあるけれど・・・。
金融危機を端緒に、世界の政府が環境問題でも真剣に歩調を合わせなければ、確実にカウントダウンが進行してゆくことになる。現段階で見える未来は、あまりにも暗澹たるものである。
地球温暖化が進めば、地球自体のホメオスタシス(恒常化)機能が働いて、自らを冷やす 寒冷化 ⇒ 氷河期化 を招くのである。地球自体は、人類の環境破壊という横暴に対して、そのような自浄作用をもって臨むということのようだ。温暖化から氷河期化へとベクトルが変わるのはそう先ではない。既に南極の氷床溶出を防げる段階にはない。あと16年程で、つまり2025年頃に南極は完全崩壊するのだという。 (恐らく、民衆のパニック防止のために、正確な情報は決して伝えられない。大本営発表と同じである。)
世界中の沿岸都市と同様に、東京も半分は水没しつつ、氷河期化の兆候に晒され始めるのだという。これらの兆候はもっと早い。10年以内ではっきりするという。
もちろん、このまま行けば・・・ではあるけれど・・・。
金融危機を端緒に、世界の政府が環境問題でも真剣に歩調を合わせなければ、確実にカウントダウンが進行してゆくことになる。現段階で見える未来は、あまりにも暗澹たるものである。
<了>
《算出数値の出典ホームページ》
※1 ウィキペディア 地球
総面積は5億1,007万2,000km2で、そのうち海が3億6,113万2,000km2(地球表面の70.8%)、陸地が1億4,894万km2(29.2%)である。
※2 ウィキペディア 南極の地理
面積は14,000,000km2を超え、大陸としては5番目の広さで、ヨーロッパの約1.3倍にあたる。南極の98%は南極氷床に覆われているが、これは世界最大の氷床かつ世界最大の淡水の貯蔵庫でもある。その厚さは平均1.6kmで、場所によっては大陸の基盤岩が氷の重みで海面下2.5kmまで沈降したところもある。
※3 NEC南極物語 URL : http://www.nec.co.jp/ucc/nankyoku/bb_index.html
南極の面積は、日本の37倍にあたる1,388km2もある巨大な大陸。その95%以上が氷に覆われ、・・・(中略)・・・、その南極大陸の氷の厚さは平均1,856m、最大4,776mに及びます。<日本の面積は、37.8万km2 であるから、その37倍は、1398.6万km2 である。NECのサイトの数値と単位が間違っている。データとしては、1388万km2 を採用する>
※4 JARE南極観測のホームページ URL : http://www.nipr.ac.jp/jare/nankyoku/01/01_04.html
南極大陸の面積は1205万km2で日本の33倍、その平均標高は2290mです。氷床の平均の厚さは2450mなので、岩盤の標高は海面下160mになります。<氷床の被覆率が記述されていないため、95%とする>
※1 ウィキペディア 地球
総面積は5億1,007万2,000km2で、そのうち海が3億6,113万2,000km2(地球表面の70.8%)、陸地が1億4,894万km2(29.2%)である。
※2 ウィキペディア 南極の地理
面積は14,000,000km2を超え、大陸としては5番目の広さで、ヨーロッパの約1.3倍にあたる。南極の98%は南極氷床に覆われているが、これは世界最大の氷床かつ世界最大の淡水の貯蔵庫でもある。その厚さは平均1.6kmで、場所によっては大陸の基盤岩が氷の重みで海面下2.5kmまで沈降したところもある。
※3 NEC南極物語 URL : http://www.nec.co.jp/ucc/nankyoku/bb_index.html
南極の面積は、日本の37倍にあたる1,388km2もある巨大な大陸。その95%以上が氷に覆われ、・・・(中略)・・・、その南極大陸の氷の厚さは平均1,856m、最大4,776mに及びます。<日本の面積は、37.8万km2 であるから、その37倍は、1398.6万km2 である。NECのサイトの数値と単位が間違っている。データとしては、1388万km2 を採用する>
※4 JARE南極観測のホームページ URL : http://www.nipr.ac.jp/jare/nankyoku/01/01_04.html
南極大陸の面積は1205万km2で日本の33倍、その平均標高は2290mです。氷床の平均の厚さは2450mなので、岩盤の標高は海面下160mになります。<氷床の被覆率が記述されていないため、95%とする>