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 日本を裏側から支えている人々は数多くいる。宗教家という立場の人ではなくとも、神意を解することのできる人々は、個々に活動し、日本のみならず世界を、いや地球を救済するために活躍している。
 この本は2003年に出版されている。

 

 

【2019年2月未明】
 今、地球の医師である神様は患者である地球を診察し、地球の自然治癒力が高まるように、地球の生命がもつギリギリまで、様々な試みをなされているのです。しかし、このままでは地球は枯れてしまいます。患者の生命そのものが保てないのです。
 宇宙の遥か彼方から、薬となる隕石を投与されました。16年後の2019年2月の未明、その薬は地球に届きます。それはまるで、地球の身体に放射能を当てて治療するかのように・・・・一瞬にして地球の表面を熱で覆い、ガンの部分を消滅させ、その後やけどにも似た傷を覆う地球を、表面から冷たい氷で内部までジックリと冷やすのです。つまり、人間をガン細胞にたとえていますので、この地球に届く薬となる隕石によって、殆どの人間が消滅することになります。
 ・・(中略)・・
《この隕石には意思があり、地求人の行動=心・意識=が何も変わらなければ、地球の熱を冷ます薬としてやってくる》と、神様は映像として送ってこられました。    (p.68-69)
 地球の温暖化が収まらないのであるならば、畢竟、この星は人間が住めない星になる。その場合の、神が定めた現時点での解決方法がこれである。

 

 

【大切なものを失った日本人】
 毘沙門天様からメッセージが届きました。
《人は目標を持って生きてゆくものである。山に登るときも、頂上を目指して登る。しかし、山頂がなくなり、今の人間には目指すものが分からないでいる》というお言葉でした。
 ・・(中略)・・
 あるテレビ番組で、日本人の若い世代に将来に向けての希望を聞いていました。明確に「****になりたい」と答える人はほとんどいませんでした。「今が楽しければいい」、「働きたくない」、「考えるのも面倒」等々・・・生きているのに死んでいるような、日本の将来が不安になるような、そんな寂しい答えが帰ってきます。 (p.84-85)

 

 

【1999年7月、地球は蘇生された】
 1999年7月7日には、高天原の山で大きな祈りが行われました。・・(中略)・・。先生の身体が、宇宙と交信するプラグのような「つなぎ目」の役となり、宇宙からものすごい量の気のエネルギーが降りてきました。
 ・・(中略)・・
 ノストラダムスが予言していた「恐怖の大王」、つまり、いまだかつて降りたことのないほどの、とてつもなく大きなエネルギーである、「大量の気の力」 を注入・・(後略)・・。 (p.102-103)
 この1999年7月の出来事は、2019年2月までの「延命 = 猶予期間の延長」をいただいている、という意味である。

 

 

【日本の原点があったトラジャ】
《この地は人の源、日本人の源である。ムー大陸が海に沈む前、真の神の声を聞く者に船を作らせ、種となる人間を残した(その船は1つだけではなく、幾艘もあったようです)。時が来て、「宇宙の目」》は開き、大津波が大陸を襲い、神が示した船に乗り込んだ者たちちだけが、唯一、神によってトラジャの地へと導かれた。》 (p.160-161)
 ・・(中略)・・
 ちょうど十日ほど前が、インドネシアの独立記念日だったということもあり、ほとんどの家が、その入口に国旗を掲げ、手作りの門が建てられていました。その旗も、赤と白の二色の旗で、私たち日本の国旗と同じイメージです。この国の旗は、日本でお祝いの時に使われる紅白の幔幕ともイメージが重なるのです。ほかにも、家の前を飾っている門ですが、日本の神社の鳥居と同じ造りです・・・・・・・。鳥居のような門を造っていない家は、竹を五、六本斜めに鋭く切り、その切り口を上にして高さを順番に揃えて、門の左右に対に飾ってあるのです。まるで日本の門松にそっくりです。 (p.162-163)
 トラジャは少し前まではインドネシアの国土だった。近年の日本に起きるはずだった大いなる災いは、インドネシアが振り替えて受取ってくれたことも何度かあったようだ。
 トラジャは今、インドネシアから独立して、地球上で最も新しい国・東ティモールという国家の中にある。地球で最も古い日本の 「源郷」 が、現在、地球上で最も新しく生まれた国家の中にある。このことに真意(神意)というものも感じられるが、「源郷」 の 「げん」 の言霊には 「限」 もある。

 

 

【限】
 そんな先生でも最近は、「僕はどうしたらいいのかなぁ。あまりにも人間が変わらないから、宇宙の神様にこれ以上待ってくれって言えないよ・・・・・」 と、ため息まじりに話されます。・・(中略)・・。そんな先生のやるせない表情に、トラジャでみせていただいた 「限」 の文字が浮かびます。 (p.218-219)
 著者は、ここに書かれている先生のお弟子さんのような立場で、世界中で行われた神業(しんぎょう)のいくつかに同行していたらしい。ここ箇所の記述以外では、S先生と書かれているが実名は記述されてはいない。
 S先生とは別の次元界で、日本と世界の救済のために、将に命を賭して生きている真性の神人は他にも何人かいる。そして、それらの人々の見解はこの本に書かれていることとほぼ同じである。
 「限」 を覆せるか否か、人類総体としての生き方が問われている。
 しかし、その先導役をなすべき日本の国民は、はたして、それをなしえているのだろうか。
 
<了>