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 この書籍は、中国、韓国の記者としてそれぞれに滞在していた著者の手によるも。小森さんは“強圧的な中国政府の意向に反して台湾に支社を置いていたエスポワール産経新聞”の初代北京支局記者として中国を見ているので、朝日新聞では決して掲載されることの無い中国の見逃せないポイントを正確に伝えてくれている。

【私が注目した箇所】
 私が「やっぱり」と独り頷きながら読んでいた箇所があります。
 PART2 日韓関係欺瞞の戦後史 「やったことは忘れてもやられたことは忘れない!(p.179) です。
 このページには、“ベトナム戦争に参戦した韓国兵がベトナムで虐殺や大量殺人をやっていたので、不良少年たちですら、アメリカ兵にはまとわりついても韓国兵には近づかなかった”、という内容の記述があります。

【韓国人は日本人よりも平和な民族か?】
 私はいつも、日韓併合時代にかかわる韓国側の政治的プロパガンダがどのようなものであれ、韓国人は日本人より残虐であるに違いないと思っていました。ハングルを聞くたびに「なんと粗暴な言葉であることか」といつも思っていますし、韓国映画で激情に身を委ねる人々が登場している場面を見るたびに嫌ーな気分になり辟易するのです。
 ですから、上記の箇所を読んで、以前読んだ書籍の内容を思い出していたのです。以下の3つです。

① 挑戦では、日韓併合時代(1910~45)を過ぎて朝鮮戦争(1950~53)がおこり、急進してきた中国共産軍の兵士によって僅か1週間で123万人も殺されたという記録があります。これは日韓併合36年間に渡る犠牲者総数の8倍(韓国側資料)から25倍(日本側資料)に及んでいます。

② 当時の韓国総督が日本の新聞に書いていた記事のコピーを書籍の中で見たことがあります。ヘッドラインは「日本軍の軍規を乱す朝鮮人兵」だったと記憶しています。(「日本の未来を読む」 伯壬旭 ゴマブックス だったかなぁ)

③ 日韓併合以前の日露戦争か日清戦争を目撃していたイギリス人記者が本国の新聞に掲載した記事です。「日本軍は実に良く軍規を守っている。戦闘行為以外のいかなる人民にも手出しはしていない。ロシア軍などの残虐を見てきたわれわれには信じがたい光景である」というような内容でした。(出展は②と同じ)

①から③を考え合わせて、因果応報の法則に則して中国と韓国を見るならば、韓国人は日本兵として中国大陸に出兵した折、恣に残虐行為を行っていたに違いないと思えたのです。
 韓国人は、「韓国は文民支配の国家で、武民は軽蔑してきた国家である。ゆるぎない平和国家である。そんな韓国を蹂躙した日本は残虐かつ野蛮な国である」と言いたいようなのですが、これについては、このように考えればいいのではないでしょうか。

【これが心理学的に解明できる韓国人の実像である】
 韓国は日本より儒教文化が濃厚なので男尊女子的な傾向が強くあります。一方、韓国女性は日本女性より気が強いと言われています。これは心理学的に肯えることです。男性から抑圧されると、面従腹背として女性の性格は強くなるものなのです。
 同様に、韓国は常に中国の従属国家であったが故に、「中国には背きません」という建前としての儒教儀礼の国家を文民支配の国家形態で整え、国民としては常に抑圧され続けていました。中国人によって歴史的に抑圧され続けていた韓国人に、面従腹背を堂々と表に出せるチャンスがやってきたのです。それが日韓併合時代だったわけです。
 日本は朝鮮を統治する以前に、日清戦争(1894~95)で中国に勝っていたわけですから、朝鮮人は日本の兵士となる(日本人の名前を持つ)ことで、積もりに積もった抑圧を存分に発散していたのでしょう。日本軍の軍規など一切かまうことなしに中国大陸で残虐行為を恣に実践していたのだと思います。
 因果応報の法則がジャスト・イーブンで機能すると仮定すれば、日本軍に扮した韓国兵は中国人を123万人虐殺していたことになります。
 ベトナムでの大虐殺はいつどのようなかたちで韓国に返ってくるのでしょうか。

【創氏改名について】
 ついでに創氏改名についても記述しておきます。韓国人留学生に「日本名を強制された」と言われるのですが、これも事実に反しています。そもそも、日清戦争で勝っていた日本人の名前に変えることを、中朝国境地域に住む朝鮮人が望んだので、それを任意制度化しただけなのです。ですから、実際に改名したのは朝鮮人全体でも7割程度だったそうです。
 当時、朝鮮人としては最高の出世である、日本資本の殖産銀行に勤務する韓国人が2人居ました。一人は日本名に改名し、一人は韓国名で通していたそうです。このような明白な証拠はいつでも提出できます。「強制された」と言われると100%と感じてしまいますが、その意味でも法的にも、そもそも発端からしても決して強制ではなかったのです。

【韓国はこのように子供達を洗脳する】
 ソウルには、韓国人を残虐に扱う日本人の蝋人形が並ぶ有名な記念館があります。そこは韓国のすべての小学生達が必ず訪れるポイントです。
 まずは、知性も分別も十分に備わっていない段階の子供達に、蝋人形を見せて日本人の残虐なイメージを刷り込みます。その後、数年かけて残虐なイメージに見合った内容の歪曲した歴史を教えるのです。ウイルソン・ブライアンキーの「メディア・セックス」等の本を読んだことのある皆さんならわかるでしょう。自国民の根深い残虐さを棚に上げた韓国政府の「反日教育」の “洗脳手順” はこの上なく完璧です。

 

<了>

<参考までに>
「日中友好のまぼろし」  古森義久     小学館
「日中再考」         古森義久  産経新聞社
「日韓新考」         黒田勝弘  産経新聞社