快進撃。「残留争い天王山アウェー戦」。VSビダ。 | 元U-20ホンジュラス代表GKコーチ・山野陽嗣の「世界一危険な国での挑戦」

快進撃。「残留争い天王山アウェー戦」。VSビダ。



「結果」でしか物事を動かせない。「4大ビッグクラブ」との怒涛の3連戦!!VSモタグア の続きです。



「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→日本→シンガポール→日本…」 -VS Vida en La Ceiba.2013.3.3①


「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→日本→シンガポール→日本…」 -VS Vida en La Ceiba.2013.3.3②


「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→日本→シンガポール→日本…」 -VS Vida en La Ceiba.2013.3.3③



 前節、強豪モタグアに「2-0」と完封勝利。この結果、自身が合流してからの「5試合」で、自身が合流する前の「5試合」よりも「失点数」を減らす 事に成功。何とか最低限の「ノルマ」を達成する事ができ、チームからの「信頼」と「尊敬」も「継続」する事ができましたが、ホッとする間は一切、ありません。次から次に「重要な試合」がやってきます…。

 自身がチームに合流してから、今日で「6試合」目。相手は現在「勝ち点1差」で我々を追いかける、ビダ(Vida) 。負ければ順位が入れ替わってしまう、「残留争い」の天王山ビダは序盤のつまずきで下位に低迷していますが、ここ「5試合負けなし(2勝3分」。前節は最強オリンピアを相手にアウェーで引き分けと、現在、絶好調。正に「今季最高の状態」で、我々との「残留争い天王山」に臨んでくる事となりました。しかも、今日の試合はビダのホーム…。

 オリンピア戦から、中2日、中3日、中2日で続く、怒涛の4連戦

 やれる限りの事は、やってきた。自信をもって、敵地、アウェーの「ラ・セイバ(La Ceiba) 」に乗り込みました。


※チームメイトのウィリアムと。桁外れの快速かつ安定した技術を誇る、レアル・ソシエダの右SBです。

「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→日本→シンガポール→日本…」 -VS Vida en La Ceiba.2013.3.3④



※向かって左から、SBミサエル、GKホセ・ルイス、MFフリオ・セサル・デ・レオン

「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→日本→シンガポール→日本…」 -VS Vida en La Ceiba.2013.3.3⑤


「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→日本→シンガポール→日本…」 -VS Vida en La Ceiba.2013.3.3⑥




 レアル・ソシエダの未来を左右する、「残留争い天王山アウェー戦」。


 
 果たして、結果は…?








「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→日本→シンガポール→日本…」 -VS Vida en La Ceiba.2013.3.3⑦



 レアル・ソシエダ、「2-0」でビダに完封勝利!!


 「残留争い天王山アウェー戦」を制する!!!!!


 そして、この結果…



「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→日本→シンガポール→日本…」 -VS Vida en La Ceiba.2013.3.3⑧



 レアル・ソシエダ、後期リーグの「首位」に浮上!!


※上の写真の上側の表が「後期リーグ」の順位表。レアル・ソシエダが「勝ち点18(PTS)」で首位!!ご覧の通り、首位から最下位までの勝ち点差が、僅かに「8」、5位までが勝ち点「1差」で並ぶ、大接戦!!どこも不調なチームがないという、かつてないほど難易度が高いホンジュラスリーグになっています。そして、下側の表が「残留争い」(前期後期の「総合・勝ち点」で決まる)。最下位(10位)のみが降格するのですが、レアル・ソシエダはこの日の勝利で、降格圏に「勝ち点6差」をつけました。…が、まだまだ全く、安心はできません。勝ち点6差なんて、2試合ですぐに変わります。緊迫した状況は最後まで続いていきます…。


※試合後のロッカールーム!!優勝争いにも残留争いにも、両方にとって大きな勝利を成し遂げた、誇り高きレアル・ソシエダの戦士たちです!!

「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→日本→シンガポール→日本…」 -VS Vida en La Ceiba.2013.3.3⑪


「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→日本→シンガポール→日本…」 -VS Vida en La Ceiba.2013.3.3⑫



 この日の勝利により、自身がチームに合流してから「6試合」の結果は、こうなりました…。

 ↓          ↓          ↓          ↓          ↓

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自身がチームに合流してから行われた、試合の結果 】※全てリーグ戦。

○ 2-0 VS ヴィクトリア (ホーム)

● 0-1 VS プラテンセ (ホーム)

△ 0-0 VS オリンピア (アウェー)

● 0-1 VS レアル・エスパーニャ (アウェー)

○ 2-0 VS モタグア (ホーム)

○ 2-0 VS ビダ (アウェー)


勝1分2敗 「2失点」 無失点試合「」』


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 GK、その他の選手、そして、チームに関わる全ての人たちの素晴らしい働きのおかげで、6試合中「4試合」で無失点、失点も僅か「2」という、最高の結果を出す事ができました。自身がチームに合流する前の5試合の5失点 を含めても、11試合で7失点は現在「リーグ最少」(上の順位表を参照。「GC」が失点数です。ちなみに、失点が一桁台なのはレアル・ソシエダのみ)。チームメイトたちに心からの感謝の気持ちで一杯です。「GKコーチ」としては「失点しない事(失点を減らす事)」が何よりも重要ですし、何よりも求められるので、これからも「リーグ最少失点」を維持できるよう、全力を尽くしていきます!!


恒例となった、「無失点」に抑えた時のみに試合後にGKと撮る写真です!!前節のモタグア戦では、無失点に抑えたにも関わらずGKのフィードの判断ミスがあったため周囲からボロカスに批判 されましたが、そこをGKと共に練習と話し合いで中2日の中で修正し、この日は誰からも一言も批判されないほど、完璧なプレーができました。とにかくGKのプレーが常に「完璧」なければ、周囲からGKコーチである自分が批判されるので、難しい使命ではありますが、常に「完璧」なプレーをGKができるように、全身全霊を尽くします!!

「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→日本→シンガポール→日本…」 -VS Vida en La Ceiba.2013.3.3⑩


 この日の「アウェーで残留争いのライバルとの直接対決に勝利」を語る上で欠かせないのが、我々レアル・ソシエダの「サポーター」の存在です。今日の試合は「アウェー」で、なおかつ「水曜日開催だったにも関わらず、何と、ホームのビダのサポーター数を上回る数のサポーターが応援に駆け付け、チームに勇気を与えてくれました。ゴールが決まる度にアウェーのスタジアムに響き渡るレアル・ソシエダのサポーターの歓喜の雄たけび…本当に感動しました。ホンジュラスリーグは、アウェーで勝つのがとてつもなく難しい。そんな中でこうして勝利できたのも、アウェーをまるでホームの雰囲気にしてくれたサポーターのおかげ。そして試合後にはサポーターたちに選手とスタッフが1人1人、握手と挨拶。アウェーにまで駆け付けて応援してくれたサポーターに最高の恩返しができました。この日の試合を通じて、サポーターとの「」はより一層、深まりました!!選手やスタッフのみならず、サポーター、チームに関わる全ての人たちが一丸となって戦う、レアル・ソシエダ…。この「一体感」が、「快進撃」の原動力なっているのです!!

「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→日本→シンガポール→日本…」 -VS Vida en La Ceiba.2013.3.3⑨


 ビダとの「残留争い天王山アウェー戦」を完封勝利で制し、残留に一歩前進したと同時に、後期リーグの「首位浮上」。残留、優勝…。2つの大事な目標達成に向けて、正にこれ以上ない「最高の結果」を出す事ができました。

 …が、「怒涛の連戦」は、これでもまだ終わらない!!!!!

 何と、今度は、「中3日」で、またまた「残留争い」のライバルチームとの直接対決…。我々より1つ順位が下で僅か「勝ち点2差」で我々を追撃してくる「アトレティコ・チョロマ(Atletico Choloma)」(上の順位表の下側の方を参照)と対戦!!

 それにしても、オリンピア戦から、中2日、中3日、中2日、中3日…2週間で5試合という、とんでもないスケジュール(内3試合がアウェー)!!しかも、「4大ビッグクラブ」との3連戦の後、「残留争い天王山」直接対決2連戦…。全くもって、ホッとする間なんてあったもんじゃない。全てが「絶対に負けられない戦い」、もしくは「勝利以外、許されない戦い。壮絶、極まりないですよ…。



 選手の疲労も、完全に限界点を超えています。



 果たして、どうなる…?VSアトレティコ・チョロマ…



※ビダとのアウェー戦後のスタジアムの外の風景。正に、カオスの雰囲気でした。ラ・セイバは現在、非常に治安が悪く、これだけ試合後に訳が分からないほど人でごった返して、何もなく無事に帰れて、本当に良かったです…。

「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→日本→シンガポール→日本…」 -VS Vida en La Ceiba.2013.3.3⑫



つづく


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