いつもとは違って、昼ごはんを外に食べに行った。


そんなときは「かつや」が頭に思い浮かんで、もう口が「カツ」の口になってしまうから、不思議なもんだ。


久々に行ったのだが、平日だというのに混んでいる。昼時の時間がかさなってしまったからなのか。

こんなにも「カツ」の口の人がいることに驚いた。


カウンター席に座り、メニューを眺める。

いつも「唐揚げ」を食べていた記憶が蘇ってきた。

「唐揚げと何かが一緒になったセット」がうまかった記憶が。


それと同時に

「そう言えば、唐揚げで口の中をヤケドしてしまったんだよなぁ。」と苦い記憶も思い出した。

その後にコーヒーを飲んだら、口の中が痛かったんだよ。


「唐揚げ」にするのか、やめておくのか。

となりの人は「ヒレカツ」を食べている。

うまそうだ。


たぶん、かなり迷っていたんだと思う。


店員さんが

「決まったら、声かけてくださいね。」と言って奥の方へ去って行った。


カツと唐揚げのセットに決めた。


数分後、カツと唐揚げがやってきた。

「この大きな唐揚げがいいんだよなぁ。」と改めて、この店で、このメニューを選んだ自分をホメる。

そして、今日は唐揚げでヤケドしないことを誓う。


備え付けの「和からし」を皿に落とし、決意を固める。

いくら腹が減っているといえど、かぶりつきは厳禁なのだ。


冷静にひと口。

「サクッ」


うまい。


ヤケドはしていない。


さらにカツに「和からし」の相性が良すぎる。


この「和からし」商品化を希望。


ちょっと口休めに、豚汁をすする。


「熱いっ‼︎‼︎‼︎‼︎

熱すぎる‼︎‼︎」


いくら冬の寒い日といえど、熱い。

汁物がこの温度だとは誰も想定していない。


もう少し勢いよく行ってしまっていたら、大ヤケドだった。


幸いまだ豪快に頬張ることはできそうだ。


まだ先は長い。和からし2袋目を開けて、カツを食べ、唐揚げにもからしをつけて食べる。


うまい。


最後に千切りキャベツを食べようとしたとき...


ヤケド...してる⁉︎


前ほどではないが、同じ場所をヤケドしている。


「前も豚汁でヤケドしたのか⁉︎」


曖昧な記憶で、教訓の1つも学んでいない自分に腹が立つ。


いや、今回は豚汁の熱さに口が慣れ、そこでヤケドしていないことをいいことに、そのまま唐揚げに「かぶりついた」から、ではないのか⁉︎


「アツアツ」を届けようという「かつや」の気持ちは大歓迎だ。


だからと言って、いい大人がなんでもかんでもかぶりつけば、いいわけではない。

腹を満たせば、いいだけのものではないのだ。


新メニューは「親子丼」に「カツ」をのせるという腹ペコにとっては、好物と好物の掛け合わせだ。次の機会があれば、それでもいいかもしれない。


しかし、それはヤケドを回避しての選択ではない。


おいしく食事をして、「舌鼓をうつ」ことができる大人になりたいものだ。


その後、私はコーヒー屋に来ている。