いよいよ、最終戦。
猛毒は青。
ロンドンにウイルスが3個そびえたっているが、ムンバイにも3個そびえている。
猛毒のアウトブレイクは、アウトブレイクゲージが2個進む。青は放置できない。
ムンバイなんかでアウトブレイクが起きたら、周辺ウイルスの除去まで手が回らずに、エピデミックの時に直撃してゲームオーバーになってしまう。
まだまだ序盤だったが、スペシャルカードを大量に使い、ロンドンを人口回復で山から除き、遠隔治療でムンバイの治療を行う。
その前後2ターンくらいで、さらにスペシャルカードを使い、序盤でのアウトブレイクは防ぐことができた。
スペシャルカードを使いきっていたので、中盤は、なにか起きたらどうしようかと思ったが、かなり広範囲にウイルスがちらばっていた黄色エリアを根絶に追い込み、勝負所は過ぎて、大会4戦4勝の完全勝利が見えてきた。
しかし、ここから、本大会のハイライトとなるできごとが起こったのである。
印象に残っているので、そのまま書く。
(通信司令員)黒3枚所有→(研究員)黒3枚所有→(衛生兵)黒2枚所有 (5枚で治療薬作成)
黒の治療薬ができると、プレイヤー側の勝利。
通信司令員
(通信司令員が最後にアトランタ(基地)にいれば、研究員、衛生兵のターンのあと、通信司令員のターンで研究員を呼んで、カードをもらってもらって、薬作れば終わりだな)
移動→アトランタ
研究員
(ウイルスが3個の都市があるからとりあえず取るか)
移動→移動→ウイルス(猛毒)除去・・・で、最後何するかな?
我が家の伝統として、パスをする時は、武藤敬司ばりにオーバーアクションで「パス」と叫ぶ伝統がある。何か出来るのにやらない、という行為に対してカッコつけるのである。
あれができるのか!いいなあ!おいしいところ全部持っていくなあと思っていたのだが、すっと1マス動かした。
研究員(続き)
(移動→移動→ウイルス(猛毒)除去)→移動
衛生兵
(まあ、やることないし)
移動→移動(ウイルス除去)→移動→移動(ウイルス除去)
通信司令員
(さて、予定通り・・・ん?ん!ん!!!!!!研究員がいる場所、猛毒ウイルスがある!「政治の干渉」がでているから、ウイルスのある都市から移動するためにはウイルスを1個以上除去しないといけない!だから、通信司令員が研究者を動かすことができない!じゃあ一周させて、あれ?カードが少ない・・・1、2、3、4、5・・・次の衛生兵で終わりで通信司令員までもう回らない)
頭の中が白くなった。
研究員にはカードを渡せないから、研究員のターンで終わるのは無理。
衛生兵でカード?無理無理!研究員が自力ではアトランタに届かないから、衛生兵のターンで薬できない!
こんなんで負け?研究員がパスしなかったばっかりに負け?
放心状態になり、思考が止まった。
下の弟がつぶやく「衛生兵を、研究員のところに移動させれば、ウイルスはずせるから動けるんじゃない?」
!
!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
通信司令員
衛生兵を研究員のところに移動(ウイルス除去)→研究員を通信司令員のいるアトランタに移動→衛生兵を研究員のいるところに移動→パス(カッコつける余裕はありませんでした)
研究員
黒カードを衛生兵に渡す→黒カードを衛生兵に渡す→黒カードを衛生兵に渡す→パス(これも静かに)
衛生兵
黒ワクチン作る
勝利!
これは、体が震えた。
喜びというよりも安堵。
至福の虚脱感。
逆転の逆転が最後に起きて、忘れられない大会になった。
こうして、僕のパンデミック大会は幕を閉じたのである。