因縁のS二段との対局。
作戦は決めてある。
居飛車?振り飛車?
そんなことではない。
しゃべらない。
相手の言うことを聞かない。
焦って指さない。
素晴らしい作戦である。
棋力は、僕の方が、上だと思う。
負ける相手ではないからこそ、負けると悔しいのだ。
相手は、居飛車できた。
ペースに飲まれないように、定跡の1手もひと呼吸置いて指す。
相手は角交換してきたが、すでに陣形的にこちらが指しやすくなった。
ゆっくり絞め殺すように指す。
ぶつぶつ言ってるが、取り合わない。顔を上げない。
防御を万全にして、1枚1枚はぎとっていく。
勝利を確信する前から、確信してからはなお、手が震えた。
ここで勝って、格付けを終わらせなければならないのだ。
駒台が圧倒的な差を物語りはじめたとき、S二段投了。
「うわー、もうだめだな。はい」と、対局カードを渡される。(←負けた方が、勝った方に渡すもの)
以下感想戦。
S二段「今の若い人は、黙って指すからなあ。黙って・・・若い人は黙ってるからなあ」
僕二段「え?ありがとうございました」
S「『ありがとうございました』は言うよ、この人、『ありがとうございました』だって。」
僕(離席)
まあ、負けた時にちゃんと「負けました」とか「参りました」とか「ありません」とか言わない人、相手にする気ないのでね。
見えないところで、カッツポーズはした。
もちろんした。
気分よく第2局目。