例えばこの形。

30歳からはじめた将棋のブログ-1手詰め①


これは僕でも一瞬でわかる。

いわゆる頭金の詰みだ。

でも、これも、順を追うと

先手の候補手は

①41金 ②42金 ③52金 ④61金 ⑤62金 (⑥ 52歩成)

対する後手玉の逃げ道は

①41玉 ②42玉 ③52玉 ④61玉 ⑤62玉

先手の52歩成は1手詰めの特性からありえないが、それでも5手×5手=25手の可能性の検討の結果、52金が詰みであることがわかる。

それが、「この形なら52金の頭金しかないな」というイメージが瞬時にわけば、実に25手分の分岐をショートカットできるわけだ。

今の頭金ならやさしい詰みなので、僕でも一瞬でわかるが、次の形

30歳からはじめた将棋のブログ-1手詰め②


になると、僕にはまだ、ぱっとはわからない。

王手ができる手は2つしかないので、答えにたどり着くのは容易だが、まず、▲22歩成をすると、同玉も同馬もあって詰んでない。▲32竜ならば、△22合で、▲同竜なら△同馬で詰まないが、▲同歩成の両王手があるので詰んでいるというのがわかる。初めて解いた時はこれでも1手詰めなのか?という感じだった。

ここまで極端じゃなくても、1手目ここだろうなというアタリがついても、ほんとにそれで詰んでるか、自信がないのは相手の玉の逃げ道を一応確認してみる。今は、この作業があるから、なかなかスピードがあがらない。

ただ、初めて1手詰め問題集を解き始めたころは、シラミツブシにこう指したらこう逃げるから、こうならああで、と、やってたので、例えば第1問の例で言えば、一手目のアタリがつけられるようになったことで、25手(1手目が5種類の可能性。2手目も5種類の可能性)→5手(1手目は多分これ、ということで1種類の可能性。2手目は5種類の可能性)までショートカットできるようにはなったと思う。

今度は5手→1手(2手目の確認をしなくても、詰めの形がわかる状態)になれば、初心者→初級者にあがれるのかな、と思っている。

これが、3手詰め5手詰めになったとき、あと1手のところで25手の分岐をつぶすのか、ぱっと直感で1手ですむのかは、大きいと思う。

1手詰め→3手詰めになれば

①初手の分岐が増える。

②1手指して、その応手があった局面であと1手で詰むのかどうか判断しなければならない(1手詰めなら詰むしかない状態で検討できるが、3手詰めのあと1手なら、詰むのかどうかも検討しなくてはいけない)

③その局面は、目の前の局面から2手すすんでいるので、頭の中で図面をつくらなくてはいけない。(目の前にないので、イメージがぼやける)

ということで、1手詰めが3手詰めになっただけで、難易度は、等比級数的にあがるのだ。(この理屈で3手詰め→5手詰めも同様)

こう考えると、1手詰めを繰り返し解くことは、僕みたいに将棋をはじめたのが遅い人間からするとむしろ当然で、図面を見て一瞬で答えがわかるようになるまでは、繰り返し解く必要があると思うのである。