わが家にしろいのがやって来た -8ページ目
朝
寝起きの悪い私は風呂に入り目を覚ます
と、同時に猫っこっ毛で収集の付かない頭を洗う
だから何時もバタバタしている
毎日の日課である
ダブは構って貰えないので
窓の外を見ている事が多い
小さい声で『ニャニャ』
っとか独り言を連発している
私は急いでいるのも忘れて
何しゃべってるのか
聞き耳をたててみる
うちの窓の外はそんなにいい景色ではない
そんな景色でも楽しそうにしているので
飼い主としては
有り難い限りだ
私も真似して
窓の外に向かって
ニャニャっとか言って見る
ダブも隣に来て確認している
あれだけ確認しているのである
危険が迫っている時は
きっといち早く教えてくれる事だろう
朝のパトロールは
毎日の日課である
そのあとはベッドで二度寝が日課

人間の相棒おっとっととダブは
いいコンビだ
ダブのおっとっとに対する態度と
私に対する態度は明らかに違う
しろいのを保護した当日、
おっとっとが帰ってくると
初対面にも係わらず
ダブには何となく待ってました感があった
おそらく前の飼い主は男の人だったのだろう
だからなのか二人で良く遊んでる遊びを
私が真似してもダブは乗って来ない
それは、連続ハイタッチのように
永遠と相手に当たるか当たらないか位の距離感で
ちょんちょんしあう遊びである
でっかい虎か何かと
小さなしろいのが
リズムよくハイタッチをしまくっているようだ
なんか見ててスッゴく微笑ましい
私としろいのだって
そこそこ仲良し

今日は朝から歩きっぱなしの
ブーツ穿きっぱなしだった
しかも朝から冷え込むと言うから
必要以上に重ね着し
電車や室内では汗ダラダラだったのだ
家に着くなり着込んだ服を脱ぎ捨てる
家着に着替えてから急いで
ダブのご飯の用意をし
『あー落ち着いた』
っと一息つく。
ご飯を食べ終わったダブが
改めてお帰りのスリスリをしに近寄ってくる
スリスリ
スリスリ
『あーダボちん』
『足の裏はスリスリしないほうがいいよぉ』
私は今日一日を振り返ってダブに忠告する
スリスリ
スリスリ
『今日は一段と臭いよー』
私は知っていた
ほのかに納豆臭が漂っている
スリスリ
スリスリ
『あぁぁぁやめなよー』
今度は足の裏を舐めはじめた
猫にして
珍味好きとは恐れ入った
人間でも
納豆嫌いな人多いのになー


