わが家にしろいのがやって来た -10ページ目
誰にでも苦手な人はいる
私の会社の隣の席の男は
誰彼構わずすぐ噛み付いてくる
私は隣なので2、3度噛まれて以来
見えないシャッターを閉めてガードしている
自分の回りにネタが無い時は
人だかりを見付けては噛み付きに赴く
ご苦労なこった
しかし私は今日思ったのだ
噛み付くには訳がある
うちのしろいのが噛み付く時は
出かける準備で忙しい時や
携帯に夢中の時
……
そう、遊んでほしいのだ!!
あいつもダブくらい
目があっただけで無条件に
立ち止まり撫でりたくなるような
ケモノのかわゆさがあったら
もっと皆にかまって貰えるのだろうか
人間ってそういう意味では結構不利かもしれない
頑張れ!!噛み付き男
負けるな!!噛み付き男
ダブにとって私は
噛み付き女かも

趣向を変えてみることにした
いつもじゃらしにばかりお世話になりっているので
たまにはうさぎの毛を被った
ネズミさんに手伝って貰うことにした
以下ネズちゅーさんと呼ぶ
しかもこのネズちゅーさん
またたびの臭いだか味がするらしい
パーフェクトである
コンコロコンとダブの前に転がしてみる
かわゆいおててで
ちょんちょんしている
狂ったように飛びつくあれを
想像していたがそうでもない
まー様子を見てみよう
一通りちょんちょんしたら、
今度は、にちゃにちゃと味わっている
それからまたかわゆいおててで
ちょんちょんして
勝手に飛びついて
勝手に逃げている
楽ちんである
やはりうさぎさんのお毛々と
またたびのコラボは
間違いないのであった
後で気付いたが
ネズちゅーさんのうさぎお毛々は
また食べられてしまったようで
何も残っていなかった
もこもこ脚とネズちゅーさん

人間の相棒おっとっとと買い物に行った際
ダブ用のしつけスプレーを買った
登ってほしくない場所に
それをスプレーするらしい
おっとっとはダブが食卓に登ってしまう事について
まだ諦めがつかないのだ
では早速スプレー開始である
まずはテーブルを綺麗にして
万遍なくシャーっと吹き掛ける
なんだかただのアルコールのような臭いだ
だが人間の相棒おっとっと曰く
猫ちゃんには強力に嫌な臭いらしい
テーブルが乾いた頃
のしのしダブがやってきた
ヒョイッとテーブルの上にジャンプした
……
……
ダブをテーブルから下ろし
おっとっとが更に入念にスプレーする
待ちきれず、乾くと同時に
ダブを持ち上げてテーブルに乗せてみる
……
……
逃げない
落ち着いて堂々たるもんだ
そもそも、こんな事でへこたれるダブではないのだ
スプレーなんて余裕のよっちゃんの強い子なのだ
私的には買う時から何となく察しはついたが
おっとっとの望みは叶わなかった
根気よく説得するほかなさそうだ
余裕のよっちゃん


