学生時代、家ではドラムの練習が出来ないのでベースを弾いていました。
母親が聞いてきました。
「何て曲なの?」
「朝日のようにさわやかに」
「全然さわやかじゃないわね」(実話)

その時に掛けていたのがブルーノート盤の「Softly As In A Morning Sunrise」。
ミディアムテンポで合わせて練習するには最適だ。

 

Sonny Clark Trio

 

Sonny Clark - piano
Paul Chambers - bass
Philly Joe Jones - drums
Recorded on October13,1957

ブルーノートのSonny Clark Trioはあまり好きではない。
何故かは判らぬ。
特にA面が乱雑に思えてしまう。
Softly~に続けてピアノソロのI'll Remember Aprilしか聴いてない。

CDも持ってないので今更聴き直ししない。
ラズウェル細木のジャズ漫画に、Sonny Clark Trio(BN)をCDで買い直したら
「1曲目がBe Bopじゃない」
「Two Bass Hitを2曲続けて聴きたくない(Alt.Take)」
激しく同意。
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ピアノトリオ、Time盤。
LPで持っているが、ラジオか、ちゅうぐらいの音質だった。

それでもアホほど聴いた。
そのノイズの霧の奥から「ゴンゴン」と入ってくるMax Roach。

ヨーロッパの雰囲気を感じるのは何故だろうか。

Sonny Clark Trio

 

Sonny Clark(p)
George Duvivier(b)
Max Roach (ds)
Recorded in NYC on Mar.23,1960

ここでのMax Roachのドラムは硬質である。
音質は録音によるのだろうが、ドラム的にも硬質だ。
ウェルカム・ドラムなんて叩かない。
聴いていてとても疲れるアルバムである。
それでもたまにソニー・クラークのオリジナル曲とソロピアノを聴きたくなる。

何故か雨の日が似合う。

ちょー陳腐。
 

ちなみにアメリカ盤の盤名は「ブルース・マンボ」らしい。

アメリカにもセンスが無い人がいるのだな。

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ソニー・クラークのピアノ・トリオならこれしかない。

Sonny Clark - Blues In The Night

 

Sonny Clark - piano
Paul Chambers[1-7] - bass
Jimmy Merritt [8-14] - bass
Wes Landers - drums
Recorded on December 7, 1958

BNとTimeだけでこれを紹介していない本は信用しないことにしている、というぐらい素晴らしいピアノ。

確かにドラムが少しショボいかもしれない。

でもフィリージョーやマックスと比べるのがそもそも間違いなのである。