生徒さんから「コンピングってどうやってるんですか?」と質問が来た。
直球だなぁ。
はてさて30年前、私はどうやってコンピングを練習したんだっけ?
スイング感、ビート、フィルイン、メトリックモデュレーション。。。
色々なスタイル・バージョンをカセットにダビングしたりCDに焼いたり。
でもコンピングを中心に考えたことはありません。

コンピングって色々なドラム教本に載っているし勿論独自の練習方法もあるのだけど、それはあくまでテクニックのこと。

「コンピング方とその実践」なるコンセプトを言語化したことはない。

しばらく推考してみます。

ジャズドラムを演奏する上で理解しなければならないのは、
音楽的には
1.メロディー
2.ハーモニー進行(コード進行)
3.ソリストのソロ・コンセプト
ドラム的には
1.ビート
2.フィルイン
3.キメ
4.コンピング
の順番になるでしょうか?
書きながら推考しますので今後訂正するかもしれません。

まずはこちらを聴いてください。
ジャズ100選に必ずランクインする名盤。

Red Garland Trio - Groovy

 

Red Garland – piano 
Paul Chambers – bass 
Art Taylor – drums 
recorded in 1956 - 1957

1.C Jam Blues
はブルースのソロの展開を理解するのに最適です。
小節数なんて数えていてはいけません。
4小節毎にⅠ度、Ⅳ-Ⅰ度、Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ度のハーモニー進行でコーラスが成り立ち、
コーラス毎に
テーマ~合いの手~ペンタトニック~リフレイン~シングルノート~一人コール&レスポンス~ブロックコード~ユニゾン重音~キメ風リフ
など、まずはピアノのソロをじっくり聴くことがスタートです。