なるべくシンプルなドラムで音楽的にも、と言ったらこれしかない。
The Modern Jazz Quartet - The Last Concert

 

 


Milt Jackson(vib)
John Lewis(p)
Percy Heath(b)
Connie Kay(ds)
Recorded in Nov 1974 at Avery Fisher Hall, Lincoln Center NYC

アレンジされた緊張感のあるイントロ、
そこから解放されたMiltJacksonのソロ、
太いベース、
シンプルなドラム、
「次はブルースね。Bags' Grooveで良いだろう。まぁ適当に」

なんて会話は彼らにはなかったでしょうね。
MJQなら「Bags' Groove」でさえ高尚に聴こえるのが不思議。

さてそんなMJQの解散コンサート。
20年以上やってきたジャズバンドに解散なんてあるのか?
という疑問もあるが、案の定リユニオンだのなんだのは少し微妙ですね。

でも演奏は最高、録音も最高、定期的に聴きたくなるアルバムです。
ドラム的には、綺麗なレガート、最適な音量、無駄なコンピングは一切無し。
フロントの二人とのバランスが最適、としか言いようがない。
Connie Kayのドラムをシンプル過ぎてつまらない、と思う人も居るだろうが、
そのバンドでの最適なドラム、という意味では最高のドラマーであるのだよ。