お早うございます。昨日は、ホルモン療法を始めたきっかけと、メリットについてお話ししました。
しかし、性同一症のホルモン療法には、まだ確立されたばかりで、まだ20年経っているかどうか?
ですから、長年継続することによる、副作用は未知数の部分が多く、投与する量も、1アンプルのプロギノンデポ(代表的なエストロゲン:卵胞ホルモン)を、2週間に一度でいいと言う先生もいれば、毎週でもいい、1~2ヶ月に一度でもいいと言う先生もいます。
女としての体を輝かせる「エストロゲン」は体への負担が大きいので、生理中や、妊娠中に体を休ませると言われる、もう一つの女性ホルモン、「プロゲステロン:黄体ホルモン」の使用で、生理のリズムのように定期的に周期を作った方がいい言う先生や、ほどほどでよいと言う先生もいて、早い話が、「絶対的に確立された治療法ではない!」ということらしいのです。
一応に、「打ち過ぎには気を付けることと、2~3ヶ月に一度、定期的にに血液検査をして、危険が生じたら中断するなどの措置を取るように」との説明はあるようです。
リスクで言うと、まず、危険なのは血液中の電解質、カリウムイオン(K+)が高くなると、イオンの電気エネルギーで筋肉の収縮と弛緩を繰り返して動いている、心臓の動きが止まる可能性もあるとか!
他にも、乳癌の確率が格段に上がり、血栓ができたり、脳内に腫瘍(これは良性のものと聞いていますが)ができるリスク。さらに、精神的にナーバスになりやすくなるという副作用もあると聞きました。
「それでもやりますか?」聞かれて、迷わずお願いしますと答えたのでした。
やっと、体の中に「女性の血が流れているんだ」という喜びと、忍び寄る危険との狭間で、複雑な気持ちになることも。
今は、性転換して1~2ヶ月に一度でもよいとのことですが、最初は、早く女性化を進めたくて、毎週のように、病院を変えながら、打ったこともありました。
危険だったと思います。
打ち始めた頃は、睾丸の委縮があり、股間が締め付けられる痛みがあります。
それから、徐々に男性のメカニズムとしての、射精の感覚が、昔の懐かしい思い出のように感じられ、快感は全く無くなり、性器としての機能が失われていくのがわかります。
自分が望む性を獲得しているのだと思う反面、体に相当の負担がかかっているのも実感できます。
何かを得るには、何かを失わなければならない!
現実の問題として、命がけのプロジェクトが始まったのです。