【カルーゾ】

※喉頭癌に倒れた伝説のオペラ歌手、カルーソーの晩年をテーマをにしたカンツォーネ!恋人(娘)へ別れと、諦観を歌い上げるルチオ・ダッラの名曲!
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第1位   批判を気にしない(翌日の記事とセットで)
第2位   徒然なるままに・・・・、本番前に思う
第3位   舞台人としての成長
第4位   舞台人としての成長(2)
第5位   過去最高の日を思い出す
第5位   楽譜を作りながら思うこと



みなさま、おはようございます。村上リサです。


先日(6月1日)のライブについて書いています。今日は、そのことから、ライブ当日の過ごし方や、舞台について、思うことを書いていきます。

昨日は、本番直前の歌い込み・調整で声を出したところ、あまり調子がいいわけではなく、歌い方や、曲目変更で対応するという方法で対処することにしたところ、数日前の予告投稿で、ちょうど調整終了時間に、「絶好調です」とアップされていたのに気づき、「これはもう、絶対に今から絶好調にならなければならない」と自分に言い聞かせたところまででした。

ちなみに、この日の予定を、載せておきます。

$「日本を元気にするシンガー」 村上リサ のブログ



2時から3時まではじっくり歌い込み、その後ゆっくり食事(気分的にイタリアン特にパスタが多い)を取って、特に土日の夜の公演にはには、早すぎて昼間の出演者やお客様となるべくかち合わないように時間を調整しました。

些細なことかも知れませんが、2時間の公演を聴いて満足した表情でお帰りになる、昼の部のお客様には、なるべくこれから始まる自分たちの姿はお目にかけない方がいい。

お帰りになる、お客様の余韻を大切にしたいのです。


いつも通り、1番乗りでした。もちろん、お店の方はいらっしゃいましたが。

ここで、もう一度ピアノを弾きながら、会場の音響とマイクテスト、そして、部分的に何曲かの歌を実際に歌いながら最終チェクします。

これが大切な作業です。会場によっては(特に大ホールや出演者の多いコンサートなどでは)無理間場合もありますが、できるだけ、当日その会場で、しっかり声を出すと不思議と落ち着きが出てきます。

昔、第九の合唱団員として、東京文化会館で歌ったとき、同演目で2日目の演奏会だったので、
オーケストラ合わせが無いことをいいことに、早めに行って、密かに歌い込みをしたことがありました。

気持ちもよかったし、初めて2000人収容のホールで、一人で声を出す感覚を体験しました。

すぐに係員の方に見つかって、「今はやらないで下さい」と注意されてしまいましたが!

こういう大ホールではいけない場合もありますが、普通のライブハウスなどでは、お店側に不都合がなければ、やらせてくれる場合もありますので、主催者あるいは、現場の関係者に問い合わせてみることも大切かと思われます。

それから、早く会場入りするメリットとしては、先に入って他の共演者を迎えることで、精神的に余裕が生まれます。これは不思議ですが。

そして、私の場合は、メイクをチェックして、比較的早めに衣装を着ることにしています。

裾が大きく拡がるドレス以外(柔らかい素材のドレスや、ジャケットスタイルを含む)は、早めに着て気持ちを高めていきます。

オペラの時などは、メイクと衣装を着て、鏡に映った自分の姿を見ることによって、日常の自分から、役の中に入って、なり切って行くもの。

まぎれもなく、その登場人物に!

「鏡に映った自分は、もはや普段の自分ではない、紛れもなく王子タミーノなんだ。パミーナを救い、命がけの試練に立ち向かうぞ!!」と心の奥の奥までそう思う。ただ1点、舞台上の自分を俯瞰している自分を残して。

矛盾するようですが、これがないと、感情によって出来不出来にムラができてしまう。

そして、芸術歌唱・演技は計算が必須と同時に、瞬時に空気の流れを感じたり、時には、自分が空気を大きく変えることも必要になってきます。

そして、不思議と、これは本番の舞台の上でないと、鍛えづらい感覚なのですが、そこがとても大事な要素になってきます。

この感覚は、生き物のようで、あまりステージから遠ざかったりしていると、鈍ってきます。

上手いとか、声が出るとか、技術や情熱などとは別の次元で大切なこと。

今回の共演者は、皆経験があってそれぞれの持ち味のある方たちでしたので、とてもやりやすかったです。

というか、私の共演する方たちは、いつでも、どこでも「解っている」人たちばかりなので、本当にいい雰囲気でやらせて戴いております。



ただ、私がお客として行った演奏会の中には、必ずしもそうでない場合がありました。

「何が違うんだろう」考えたところ、あることに気づきました。

どうしても素人っぽく感じられる舞台を見ていると、これはシャンソン・カンツォーネの場合ですが、お金を戴いて歌っている自覚というか、レベルの高い低いではなく、「歌を習っている生徒として舞台に立っている」という感じを受けたのです。

それは、舞台上で、どこか、何かに遠慮している。思い切ってやってはいけないような、縛りのような窮屈感。

「この曲は初めてなので~~」と、なぜか、初めからお客に謝っているようなMCになったりとか・・・・・。

でも、お客はそういうことは聴きたくないような気がします。仮に調子がよくなくても。


ベストを尽くして、上手くいかなかったら、次に改善すればいいのだから、少なくとも今やっていることに誠意と責任を持つこと。

お金をもらって歌うのなら、そこは決して、外してはいけないと思うのです。

仮に、他の副業があっても、あるいは、本業が他にあったとしても。


そこには、「音楽(歌)」と「歌い手」と、「聴き手」しか存在していない。肩書きや実績、名声など一切関係なく。

ライバルも先生も。

人目を気にしないで没頭する人になりたいものです。



余談ですが、日本人が英語をなかなか話せないのって、才能のなさや、シャイな国民性がマイナスになっているのではないと思います。

それは、外国人ではなく、同じ日本人の目を強く意識するからです。


歌の場合は、一緒に勉強している人や、意識している誰かさんの目を気にしすぎているからですよ。

何となく、お互いに窮屈になりませんか?

みんなそれぞれに、持ち味とか、よさがあります。

それを磨いたものたちが集まって、お客様に最高のひとときをお届けできることを目指していくことが、自分の力を最大限に伸ばせることにつながっていくと思うのです!



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【今日の一曲】    「言葉にできない」  小田和正 作詞・作曲 

昨日ご紹介したイラストレーターを勉強中の「よっしー」さん。ギャルソン時代にこの曲ではリサと対角線でシンメトリーな動きがあって、舞台の中央で二人で踊るシーンがあってとても懐かしく思い出されました。
その後、この曲のメインのダンサーが卒業された後、その方に代わってメインを務めました。
ああ、真っ暗な中を、二人で裸足で、花道から駆け出すときの静寂と緊張感。鮮明に蘇ります!




追伸

昨日もお話ししましたが、イラストレーターを目指している「よっしー」さん。高校時代は写真部だったそうです。そして、演劇集団「円」の研究生を経て、ギャルソンパブでは、ダンス経験が無かったにもかかわらず、短期間に急成長。「永遠の詩」では初のセンターを取ったのでした。

毎日新人研修で、共に営業前に六本木金魚の5階のスタジオで、37℃の猛暑の中を、冷房なしでみっちり2時間汗をかいて、その後営業時間までの束の間のコーヒータイム。
あの日々が懐かしいです。

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本日も最後までお読み戴き、ありがとうございました。


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【リサのライブ予定です】
(お問い合わせは「メッセージ」からお願い致します)


6月17日(月)
「月曜シャンソンコンサート」   
開場 pm6:00  
場所 渋谷 SARAVAH東京


7月27日(土)
「昼下がりのシャンソン」
開場 pm2:00  開演 pm2:30  
場所 新宿 シャンパーニュ


【村上リサライブ動画】

【村上リサ ライブスケジュール】 

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