【カルーゾ】
※喉頭癌に倒れた伝説のオペラ歌手、カルーソーの晩年をテーマをにしたカンツォーネ!恋人(娘)へ別れと、諦観を歌い上げるルチオ・ダッラの名曲!
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みなさま、おはようございます。村上リサです。
大変みなさまに、ご好評戴いております「『日本を元気にするシンガー』村上リサのブログ」。
私も、気合いを入れ、時にはホッとするような内容を心がけて書いております。
今回、今までのブログの中から特にご好評だったベスト5を発表したいと思います。
やっぱり、第1位はあの記事でした。
どうぞ、ご覧下さいませ。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
【村上リサ 人気ブログベスト5】
※題名をクリックすると、そのブログのページに跳びます。
第1位 批判を気にしない(翌日の記事とセットで)
第2位 徒然なるままに・・・・、本番前に思う
第3位 舞台人としての成長
第4位 舞台人としての成長(2)
第5位 過去最高の日を思い出す
第5位 楽譜を作りながら思うこと
それでは、本日のお話しです。
一昨日まで、正調ナポレターナの重鎮として有名な、マリオ・マリョーネさんの演奏から学んだことを書いてきました。
今日はカンツォーネと方言について、書いてみたいと思います。
マリョーネさんの歌を聴いて、まず感じたのは、ナポレターナはナポリ民謡というだけあって、方言が歌い方にとても密接に関係していると言うことです。
例えば、「帰れソレントへ」という有名な曲があります。もちろん今回もマリョーネさんは歌ってくれたのですが、ナポリ語の方言がとてもいい味を出していました。
歌詞については、私の(ナポリ語を聴き分けるのには)拙い耳でも、言葉そのものが、日本でっ出版されたいる楽譜とは違うのではないかと思われる部分もありました。
元々はこの曲には、同じイタリア語にも2種類が用意されています。
標準語の歌詞と、ナポリ語の歌詞です。
以前、高校の教科書で見たものでも、「 Gurda il mare quante bello」で始まるものと、「Vide' o mare qunte'bello」で始まる歌詞があります。
日本語に直ればどちらも、「見てごらん、海があんなにキレイだよ」となりますが、同じ「見る」という言葉も、不定詞(英語で言う動詞の原型)が、「gurdare」と「vedere」で、これは共に標準語ですが、出だしの歌詞からして違っています。
部分的には、両者が共通する箇所もありますが、単語一つとっても、「庭」という意味の「girdino(ジャルディーノ)」という言葉が「ciedino(チャルディーノ)」という風に、訛っているものもあります。
でも、まだこれはわかりやすい方で、「o」の発音(日本語で言うと「オ」)は、暗い響きの「オ」や、「u」に近い「o」、完全に「u」として発音するものなど、様々です。
でも、聴きながら、静止したように、一カ所だけを部分的に見て、どのような発音をしているのかを確かめることも大切ですが、さらに、自然なナポリ語の発音、抑揚、アクセントの位置などを、メロディーの流れや雰囲気の中から、自然に感じ取っていくことが大切ではないかと思いました。
それを考えると、世界的な知名度が極めて高いルチアーノ・パヴァロッティやアンドレア・ボチェッリ、さらには、マリョーネさんと同じ、ポピュラーなカンツォーネの歌い手である、クラウディオ・ビルラでさえ、本物のナポリ語を話す、生粋のナポリ人からすると、お行儀のよすぎる歌い回しになっているのではないでしょうか。
現地の人が聴いたら、「言葉が整いすぎていて、本物のナポリ民謡ではないよ!!」と言うことになるのでしょうか?
高校の音楽の時間にイタリア語で習った「帰れソレントへ」が、買ってきたCDのイタリア人歌手が歌ったその曲と、出だしから歌詞が違ったときは、とてもがっかりしたのを覚えています。
じゃあ本物は何なの?と聞きたくなるのが人情。
人は本質的に「正しいのはどれ?」とか「本物はどっち?」ということにこだわりたくなるのですね。
でも、よくよく調べずして、「自分が最初に触れたものこそが本物」という風に、思い込みやすかったりする。
クラシックのシンフォニーでも、最初にある指揮者で聴いて、その後別の指揮者で聴くと、後から聴いた方の演奏に、何となく違和感を覚えやすかったりします。
日本にカンツォーネ・ナポレターナが最初に入ってきた時、カンツォーネが、クラシック・声楽のアンコールピースとして、お披露目されたという経緯から、「パヴァロッティやボチェッリの歌い方こそ本物のナポレターナだ」と思っている人も多いですね。
私ですら、数年前まではそう思っていました。
しかし、ナポリの人たちからすれば、「それは違うよ!」っていいたいところかも知れませんね。
(ついでに言うと、スパゲティー「ナポリタン」は和食ですよね!)
ところで、同じ日本語でも、東北弁と関西弁は違う。
確かに抑揚や、単語からして、違うという場合が多いですね。
でも、基本的に、文法が同じという共通点があるから、分類上は日本語ということになるのでしょうが。
細かいニュアンスだったら、同じ東北弁でも、「青森弁」と「会津弁」は違うし、同じ「青森弁」の中にも、「津軽弁」、「南部弁」、「下北弁」など、微妙な違いがあるのですね。
もしかしたら、純粋な「津軽弁」の人と、「琉球訛り」の強いお年寄りが話をしたら、「北イタリア」の人と、「南フランス」の人がコミュニケーションを取ろうとする時よりも、解り合うのは難しいのではないのかと思われます。
やはり、歌う時は、その土地の人が話す、言葉のニュアンスが、骨の髄まで染み込んでいて、その土地の風土や、人の気質を知り、その土地の食べ物を食べ、何よりその土地と、そこに暮らす人々への深い愛情と愛着を持っていることが絶対必要ですね。
それは、歌の技法だとか、マイクを使うかどうかなどの枝葉の話ではなく、その土地、その国が好きで、そこに暮らす人々への深い愛が無くては「仏作て魂入れず!」ですよね。
愛なんですね!
心から大切に思う気持ち。そして、畏敬の念。
やっぱり、歌は愛ですね。

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【今日の一曲】 「平城山」 平井康三郎 作曲
北見志保子の2首の歌に、平井康三郎が箏を模した伴奏に載せて美しい歌曲を書いています。
歌っているのは、ソプラノのエリカ・クリッシャーさん。日本語の発音を生かした、声楽的な表現ですね。
ちなみに、リサの持っている楽譜(群馬の実家)には、歌詞には最初から、すべてローマ字によるフリガナが印刷されていました。
追伸
最近パソコンのミスが多くて、いつ記事が消えてしまうか冷や冷やしながら書いています。
タブレットの動きが重すぎて、読み込めていると確信したものが、全く入っていなかったり、パソコンで書いた方まで消してしまったり。
これじゃ時間がいくらあってもダメですね。
と言うところで登場したのが、以前使っていた11インチのノートパソコン。これが頼りになります、このサクサクとした動きの良さ。♡
安心して使っていたら、2時間半ぐらいで、急に充電切れ。4時間も持つって表示が出ていたのに、裏切られて2時間半!古いからバッテリーが劣化していたのですね。
こうなったら、ウルトラブックをに変えるしかないのかな。新しい旧式のバッテリーを買うのがいいのかな。使える時間が実質2時間半分じゃあ、外出先では心許ないものね~!
本日も最後までお読み戴き、ありがとうございました。
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【リサのライブ予定です】
(お問い合わせは「メッセージ」からお願い致します)
6月17日(月)
「月曜シャンソンコンサート」
開場 pm6:00
場所 渋谷 SARAVAH東京
6月1日(土)
「シャンパーニュ」
開場 pm6:30
場所 新宿 シャンパーニュ
7月27日(土)
「昼下がりのシャンソン」
開場 pm2:00 開演 pm2:30
場所 新宿 シャンパーニュ
【村上リサライブ動画】
【村上リサ ライブスケジュール】
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それでは、本日のお話しです。
一昨日まで、正調ナポレターナの重鎮として有名な、マリオ・マリョーネさんの演奏から学んだことを書いてきました。
今日はカンツォーネと方言について、書いてみたいと思います。
マリョーネさんの歌を聴いて、まず感じたのは、ナポレターナはナポリ民謡というだけあって、方言が歌い方にとても密接に関係していると言うことです。
例えば、「帰れソレントへ」という有名な曲があります。もちろん今回もマリョーネさんは歌ってくれたのですが、ナポリ語の方言がとてもいい味を出していました。
歌詞については、私の(ナポリ語を聴き分けるのには)拙い耳でも、言葉そのものが、日本でっ出版されたいる楽譜とは違うのではないかと思われる部分もありました。
元々はこの曲には、同じイタリア語にも2種類が用意されています。
標準語の歌詞と、ナポリ語の歌詞です。
以前、高校の教科書で見たものでも、「 Gurda il mare quante bello」で始まるものと、「Vide' o mare qunte'bello」で始まる歌詞があります。
日本語に直ればどちらも、「見てごらん、海があんなにキレイだよ」となりますが、同じ「見る」という言葉も、不定詞(英語で言う動詞の原型)が、「gurdare」と「vedere」で、これは共に標準語ですが、出だしの歌詞からして違っています。
部分的には、両者が共通する箇所もありますが、単語一つとっても、「庭」という意味の「girdino(ジャルディーノ)」という言葉が「ciedino(チャルディーノ)」という風に、訛っているものもあります。
でも、まだこれはわかりやすい方で、「o」の発音(日本語で言うと「オ」)は、暗い響きの「オ」や、「u」に近い「o」、完全に「u」として発音するものなど、様々です。
でも、聴きながら、静止したように、一カ所だけを部分的に見て、どのような発音をしているのかを確かめることも大切ですが、さらに、自然なナポリ語の発音、抑揚、アクセントの位置などを、メロディーの流れや雰囲気の中から、自然に感じ取っていくことが大切ではないかと思いました。
それを考えると、世界的な知名度が極めて高いルチアーノ・パヴァロッティやアンドレア・ボチェッリ、さらには、マリョーネさんと同じ、ポピュラーなカンツォーネの歌い手である、クラウディオ・ビルラでさえ、本物のナポリ語を話す、生粋のナポリ人からすると、お行儀のよすぎる歌い回しになっているのではないでしょうか。
現地の人が聴いたら、「言葉が整いすぎていて、本物のナポリ民謡ではないよ!!」と言うことになるのでしょうか?
高校の音楽の時間にイタリア語で習った「帰れソレントへ」が、買ってきたCDのイタリア人歌手が歌ったその曲と、出だしから歌詞が違ったときは、とてもがっかりしたのを覚えています。
じゃあ本物は何なの?と聞きたくなるのが人情。
人は本質的に「正しいのはどれ?」とか「本物はどっち?」ということにこだわりたくなるのですね。
でも、よくよく調べずして、「自分が最初に触れたものこそが本物」という風に、思い込みやすかったりする。
クラシックのシンフォニーでも、最初にある指揮者で聴いて、その後別の指揮者で聴くと、後から聴いた方の演奏に、何となく違和感を覚えやすかったりします。
日本にカンツォーネ・ナポレターナが最初に入ってきた時、カンツォーネが、クラシック・声楽のアンコールピースとして、お披露目されたという経緯から、「パヴァロッティやボチェッリの歌い方こそ本物のナポレターナだ」と思っている人も多いですね。
私ですら、数年前まではそう思っていました。
しかし、ナポリの人たちからすれば、「それは違うよ!」っていいたいところかも知れませんね。
(ついでに言うと、スパゲティー「ナポリタン」は和食ですよね!)
ところで、同じ日本語でも、東北弁と関西弁は違う。
確かに抑揚や、単語からして、違うという場合が多いですね。
でも、基本的に、文法が同じという共通点があるから、分類上は日本語ということになるのでしょうが。
細かいニュアンスだったら、同じ東北弁でも、「青森弁」と「会津弁」は違うし、同じ「青森弁」の中にも、「津軽弁」、「南部弁」、「下北弁」など、微妙な違いがあるのですね。
もしかしたら、純粋な「津軽弁」の人と、「琉球訛り」の強いお年寄りが話をしたら、「北イタリア」の人と、「南フランス」の人がコミュニケーションを取ろうとする時よりも、解り合うのは難しいのではないのかと思われます。
やはり、歌う時は、その土地の人が話す、言葉のニュアンスが、骨の髄まで染み込んでいて、その土地の風土や、人の気質を知り、その土地の食べ物を食べ、何よりその土地と、そこに暮らす人々への深い愛情と愛着を持っていることが絶対必要ですね。
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【今日の一曲】 「平城山」 平井康三郎 作曲
北見志保子の2首の歌に、平井康三郎が箏を模した伴奏に載せて美しい歌曲を書いています。
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ちなみに、リサの持っている楽譜(群馬の実家)には、歌詞には最初から、すべてローマ字によるフリガナが印刷されていました。
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本日も最後までお読み戴き、ありがとうございました。
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6月17日(月)
「月曜シャンソンコンサート」
開場 pm6:00
場所 渋谷 SARAVAH東京
6月1日(土)
「シャンパーニュ」
開場 pm6:30
場所 新宿 シャンパーニュ
7月27日(土)
「昼下がりのシャンソン」
開場 pm2:00 開演 pm2:30
場所 新宿 シャンパーニュ
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