【カルーゾ】

※喉頭癌に倒れた伝説のオペラ歌手、カルーソーの晩年をテーマをにしたカンツォーネ!恋人(娘)へ別れと、諦観を歌い上げるルチオ・ダッラの名曲!
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みなさま、おはようございます。村上リサです。

昨日は、音楽教師になって時の思い出をお話ししました。私が、教師の力量のみならず、人間的にも大変未熟で生徒とや先輩教師の方との人間的な交流を通じて、大きく育てて戴いたことを書きました。

すると、嬉しいことに、その当時教え子だった方から、温かいコメントが来ていました。
嬉しいですね。今は、ブログやフェイスブックがあるので、いろいろな方との連絡やコミュニケーションが瞬時にできてしまうのですから凄いものですね。

また、ありがたくもありますね。


すいません、かなり内容的にはよかったと思ったのですが、その昨日のブログの上に、誤って、今日のブログを上書きしてしまいました。

いつも、別のページへ、前日のブログを写して、その枠を使って、次の日のブログを書いているのですが、何を間違ったのか、昨日のブログの保存してある上に書き重ねて、上書き保存してしまい、完全に消してしまいました。

ショックですゴメンなさい。


でも、消えてしまったものは、どうしようもないので、とりあえず今日のところは諦めます。


嗚呼、なんてもったいないことを・・・・。どこかに残っていないものでしょうか?

我ながら、あまりの間抜けさに、全身の力が一気に脱力です。

ゴメンなさい、みなさま!m(_ _)m


気を取り直して、今日のお話をしていきますね!



芸術・芸能の分野ではたゆまね努力で、技術の研鑽に務めなければなりません。

基本的な技術を否定しては、芸術は成立しません。

よい声で歌うこともとても大切でことですが、それだけではいけません!


人間はどんなに高い声を出しても、鶏には敵わないし、低い声なら牛には敵わない。

よく透る、響きの効率がいい声なら、セミの声の方がよっぽどよく響く。


でも、それらの声では人を感動させたり、共感を得ることはできない。

同様に、美しい歌声だけでは、なかなか心の琴線に触れることはできない。

人が感動するのは、単に行動の結果や成果ではなく、その行動の原動力になっている熱い思いや、温かい心、そして勇気ある意思の力ではないでしょうか。

それらの、一つの結果として、そこに磨き上げられた声があったり、気持ちを込めた歌詞があったり、美しいメロディーがあったりする。


やはり、「人を感動させられるのは、人の心を持ってしてのみ」と言うことなのですね


そして、「人が成長できるのは、人との交流を通して」なのだとつくづく思います。

人との出会い、大切にしたいですね!



そうした、学校現場で扱われる音楽。若人に勇気や希望を与える内容のものがたくさんあります。

とくに、そういった歌詞を伴う合唱曲は、教師生活の中でたくさん巡り会ってきました。



ところで、これも新任時代のことになりますが、校内の合唱コンクール用の曲を調べていた時、衝撃的な内容の曲に出会いました。

今日はそれについて語ってみたいと思います。


それは、、戦国時代から江戸時代にかけて、弾圧を受けた隠れキリシタンをテーマにした曲でした。


時代は更にさかのぼって、私がまだ幼い頃、ある時代劇を見ていたとき、隠れキリシタンを弾圧するシーンがあって、それが地獄のように幼い脳裏に刻まれて、しばらくそれが頭から離れず、苦しんだことを覚えています。

幕府にとって不都合な、隠れキリシタンを炙り出すために、用いられた政策は「踏み絵」Jesus_on_cross_to_step_on

イエス=キリストや、聖母マリアの銅版画を踏みつけさせ、踏めない者は隠れキリシタンだというわけです。 

男も、女も、老いも、若きも無残に処刑されるシーン。なぜ悪人でもないのに、あんなに心の清らかな人たちが殺されなくてはならないのか!

処刑する役人たちが、地獄の使者のように見えて、強い怒りと憎しみの情が湧き上がったのを強烈に覚えています。


そして、新任教師時代、合唱コンクールの自由曲を捜しながら、混声合唱曲を聴いていたとき、ある曲に出会いました。

その曲とは、「十字架(クルス)の島」といいます!

もちろん、生徒たちに教えたいとも思ったのですが、演奏には7分近くかかる大曲で、課題曲と自由曲をわせても10分以内と決まりがあったり、指導にかなりの時間がかかることも予想されるので、結局、この曲を取り上げることはできませんでした。

「学校音楽、校門を出ず!」といわれますが、その他にも合唱で優れた歌はたくさんあります。

そのような音楽ならば、学校現場のみならず、もっと、もっと広く演奏されてよいと強く思っています。

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【今日の一曲】 「十字架(クルス)の島」   山本和夫 作詞   岩河三郎 作曲



【十字架(クルス)の島】


玄界灘の 荒波寄せる  小さな孤島(しま) 黒島  人は かくれ切支丹(キリシタン)の里と言う

その昔 踏み絵の裁きをのがれて  イエスの子羊たちが  移り住んだクルスの島

悲しい伝説の 今日も息づく黒島 殉教の島

幸せは いずこにあるか  貧しくとも清き命は 守らねばならぬ 神は遠かった

背に十字架を秘めた観世音菩薩に  祈り続ける子羊たち

たなごころに こっそりと  小さな十字架を にぎりしめる子羊たち

みんなは それぞれの  かくれ切支丹を 隠し持って祈った

だが 後ろに忍び寄る 踏み絵の暗き影

歴史を血で染めた 悲しき踏み絵

むちがうなり 鉄の鎖がうめく 裁きの庭の踏み絵

受難の子羊たちは 今日もまた その踏み絵に口づけし

官憲の剣(やいば)を 体で受けとめ

血吹雪の下で マリア様を呼び続けて

死んでいったという 

じっと忍べば じっと祈り続ければ

悲しい子羊たちの 祈りの声の列にも

光はふりそそいだ クルスの島にも  燦々と光は輝いた

今朝もさわやかに アンジェラスの鐘が 青空に響き渡り

金に光る天主堂の クルスにこだまする


追伸
リサは、この「十字架(クルス)の島」を1月の「青い部屋」の「月曜シャンソンコンサート」と2月の「シャンパーニュ」の「昼下がりのシャンソン」で歌いました。混声3部合唱を独唱の形に書き換え、コードネームを付けて楽譜を作り、それぞれの別の日に伴奏者の方と2時間ずつ時間をとって合わせ練習を行いました。
独唱で歌うことに関しては、この曲の出版社である「正進社」様の許可を得て、歌うことに関してはJASRAC(日本音楽著作権協会)に申し出て、お歌う店の方から全ての手続きが完了済みなのを確かめて、初めて舞台にかけました。


本日も最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。


【リサのライブ予定です】
(お問い合わせは「メッセージ」からお願い致します)

6/17(月)

「月曜シャンソンコンサート」   
開場 pm6:00  場所 渋谷 SARAVAH東京

7月27日(土)
「昼下がりのシャンソン」
開場 pm2:00  開演 pm2:30  場所 新宿 シャンパーシュ


【村上リサライブ動画】

【村上リサ ライブスケジュール】 

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