【カルーゾ】
※喉頭癌に倒れた伝説のオペラ歌手、カルーソーの晩年をテーマをにしたカンツォーネ!恋人(娘)へ別れと、諦観を歌い上げるルチオ・ダッラの名曲!
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みなさま、おはようございます。村上リサです。
昨日は楽譜作りから、思うことを徒然なるままに書いていきました。
そう言いつつ、気づけば、「青い部屋」のきゅりあんのコンサート「Chanbre des Chansons」まで、あと一週間あまり。もうそろそろ、調整をしていかなければ。
当日は、13時集合で14時からリハーサル。だから、朝の声出しは10時から40分あれば大丈夫。歌うのが「カルーゾ」1曲だけだから。
ということは、7時に起きて、食事をしてメイクをして・・・・。
「きゅりあん」の小ホールは、大井町の駅からすぐだけれど、一度だけ、お客としていったことがあるけれど、ずいぶん前で、初めてのようなもの。
所要時間と使う路線は?また万が一、電車が事故で遅れたら、どこをどのように通って行こうか?
その時の乗り継ぎは?
場合によっては、タクシーを使うことだって考えられる。相応のお金も持っていかなくては!
さらに、ホールの雰囲気や、楽屋のイメージ、共演者の顔ぶれ(知人も多いけれど)、ホールの音響、初めて合わせるバンドとの呼吸は?などと、細かいことを考えたら、心配事はキリがありません。
そんなことを、いちいち気にしていると、頭がもやもやしてきて、得体の知れない不安が拡大していきます。
「大事に、大事に!」と、思い過ぎるがゆえに、不安が募るのです。
そんなときのために、いつもリサガ心がけて、やっていること、思うことを書いてみたいと思います。
まず大事なのは、体のリズムを整えること。
最初に、自分の体が一番調子よくなる時間帯を、本番の行われる18:00~20:30に合わせて、調整を行います。
一週間前からが理想ですが、最低でも本番の3日前までには、生活のリズムで、食事、睡眠、起床、就寝時間などを決めて合わせます。
そして、毎日8時間くらい(個人差あり)は寝て、本番の時間帯になったら、体の調子がどんどん上がっていく生活のリズムを作ります。
特に歌は、喉や、呼吸を支える体の調子が直接影響しますから、要注意。
それから、歌い込みのペースを少しだけ落とすことです。
特に、一週間前になったら、歌いすぎない。喉を荒れさせない。限界まで挑戦する歌は練習でも自重し、全てを当日歌う歌に集中させる。
当日、声がボロボロになっているようだと、とても不本意な思いをします。(リサも過去に何回も失敗しました)
少なくとも、二週間前から1ヶ月前には、歌い込みが仕上がって、暗譜も心配のないように、計画して練習しておくことが大切です。
そして、心をを整理すること。
特に、初めて行く会場の様子が何も分からないと、これも不安なもの。
幸い、今はインターネットで、ホールのホームページに会場の様子や、楽屋の写真なども掲載されていることが多いので、事前に見ておく。雰囲気をインプットしておく。
初めての共演者については時間があるときに、youtubeやホームページなどを見るなどして、どういう人なのか少しは知っておく。(出演者が大勢の場合には、負担にならない範囲で)
持ち物も、もし、会場が寒かったら?暑くて汗をかいたら?もし、天気を荒れて、会場入りするまでに雨に打たれたら?腹痛が起こったら…。
挙げればきりがないのですが、自分で不安と思われるものは全て書きだし、用意していく。
荷物がどんどん膨らみますが、それでいい。
私は、真夏のライブでも、使い捨てカイロ2個は必ず携帯します。下着やストッキングも必ずスペアを用意。防寒用の羽織り物も持ってきます。
胃の薬、正露丸、ロキソニン、喉の調子を整えるシロップ。痛みを取る喉のスプレー。痰を切る龍角散(クララ)。喉を潤すのど飴。うがい薬、マスク等。使わなくても持っていくのです。
全部用意ができると、不思議と心は晴れ晴れし、自信がわいてきます。
「これだけやれば大丈夫!」と自分に「OKのサイン」が出せるのです。
こうなったら、こっちのもので、ここまで丁寧に用意し、体調を整え、心を整理したならば、失敗することはまずない!!
もちろん、本番までの準備に関しては、メソッドで学んだことですが、これが、実際にライブごとに、具体的に「歌の現場」で実行し、身をもって体験したリサ流の本番への取り組み方なのです。
【リサの持ち物チェック表】毎回同じなのでチェックリストを表にしてあります。AMとPMが間違っているのはお愛嬌です。
前出の原田先生から直接お聞ききしたのですが、陸上の全国大会に7年間で13回の日本一のためには入念な準備があったとのこと。
普通の学校では50の準備が必要なところを、20~30で臨むようです。もちろん準備不足で上手くいかないところが出てくる。
準備不足で失敗した人の多くは、天気のせい、人のせい等、自分以外のせいにしている場合が圧倒的に多い。
そして、その人は、また同じ失敗を繰り返す。(自分が変わらない)
原田先生の松虫中学校は、50の準備に、100で臨んで圧倒的な強さで勝つという方法を取ったのだそうです。
もちろん、目標設定と毎日の積み重ねで当日までに揺るぎない自分を作って臨むことが大切なのは言うまでもありませんが、未来の予測と準備によって、「不安」が「自信」に変えられるのですから、ここは大切なポイントです。
最近の舞台で言うと、ある共演者の方が、この典型的な失敗をしているのに遭遇しました。
その方は、明らかに歌い込みの不足から、歌詞を間違えておきながら、楽屋に戻るなり、「一番前のお客さんが、うとうとと居眠りを始めたから、気が散って間違った!こっちが頑張ろうとしてるのに一番前で寝るなんて、失礼だし、こっちの気分も乗らなくなるわ!!とっとと帰って欲しい。なんで来たの?」と怒っていました。
でも、リハーサルの時見ていたら、歌詞がカミカミだったり、自分で歌の出のタイミングを間違えておきながら、伴奏者に文句を言ったりしていました。やはり、練習不足は明白だったようです。
確かに、お客様によってテンションが下がるのも、全く分からなくはないけれど、何があっても舞台に立つ以上は自己責任でやらなければダメです。
お客様の中には、本当は来たくなかったけれど、お付き合いで仕方なく来られた方だって、いらっしゃるかも知れない。
知人の出番が終わって、ついうとうととなってしまったのかも知れない。
そういう方でも乗せるように頑張ってみて、どうしても、眠ってしまったり、興味を示して下さらない場合には、そういう方に、こっちのペースを乱させるのではなく、申し訳ないけれど、そういう人は見ないことにして、楽しもうとしている大半のお客様に対して、最高の集中力で対応する方が得策だと思うのです。
たぶん、その人は、またどこかで、同じ失敗を繰り返すのではないかと思われます。
それから、演奏者の心構えとして、お客様が会場に入ったときから、お帰りになるときまで、最高の気分でいらっしゃれるように、気を配ることも大切です。
身近な例で言うと、希にではありますが、頑張って歌ったにもかかわらず、前半でお帰りになるお客様もいらっしゃいます。どうしても理由がある場合もあれば、前半の自分の歌がお気に召さなかったという場合もないとも限りません。
しかしどのような場合であっても、とくに大ホールではなく、小さなお店などの場合には、客席にご挨拶に行った際に、お帰りになると気づいたら、必ず、お礼を言いたいものです。
「中には、なんで帰るの!」と不機嫌そうに無視する人もたまに見かけます。
でも、お金を払って来て下さったお客様なのだから、お帰りになるまで大事なお客様です。
感謝の気持ちを大切にしたいですね。お客様あっての歌い手なのですから。
【今日の一曲】 カルーゾー L・ダッラ作曲
来週のコンサートはおなじみのこの曲で行きます。(このブログを初めてお読みになる方は一番上の私の歌の画面の下に、簡単な解説があります)
歌っているのは、ララ・ファビアン。女声で歌っても、独特の雰囲気がいいですね。

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追伸
「ライブにいらっしゃったお客様には、いらっしゃる前の期待。ライブの楽しさ。そして、余韻をお土産に、3つをセットで考えて、心ゆくまで楽しんで戴けるように心がけるといいよ!」
これは、リサがダンサー時代に、ある経営者のお客様に教えて戴いたことです。
本日も最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。
【リサのライブ予定です】
(お問い合わせは「メッセージ」からお願い致します)
6/17(月)
「月曜シャンソンコンサート」
開場 pm6:00 場所 渋谷 SARAVAH東京
5/8(水)
Chambre Des Chansons
「~受け継がれるシャンソンスピリッツ~ 」Vol. 1
開場17:00 開演18:00 大井町きゅリあん 小ホール
戸川昌子さん、うつみ宮土理さん他、豪華キャストと共演です!
【村上リサライブ動画】
【村上リサ ライブスケジュール】
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みなさま、おはようございます。村上リサです。
昨日は楽譜作りから、思うことを徒然なるままに書いていきました。
そう言いつつ、気づけば、「青い部屋」のきゅりあんのコンサート「Chanbre des Chansons」まで、あと一週間あまり。もうそろそろ、調整をしていかなければ。
当日は、13時集合で14時からリハーサル。だから、朝の声出しは10時から40分あれば大丈夫。歌うのが「カルーゾ」1曲だけだから。
ということは、7時に起きて、食事をしてメイクをして・・・・。
「きゅりあん」の小ホールは、大井町の駅からすぐだけれど、一度だけ、お客としていったことがあるけれど、ずいぶん前で、初めてのようなもの。
所要時間と使う路線は?また万が一、電車が事故で遅れたら、どこをどのように通って行こうか?
その時の乗り継ぎは?
場合によっては、タクシーを使うことだって考えられる。相応のお金も持っていかなくては!
さらに、ホールの雰囲気や、楽屋のイメージ、共演者の顔ぶれ(知人も多いけれど)、ホールの音響、初めて合わせるバンドとの呼吸は?などと、細かいことを考えたら、心配事はキリがありません。
そんなことを、いちいち気にしていると、頭がもやもやしてきて、得体の知れない不安が拡大していきます。
「大事に、大事に!」と、思い過ぎるがゆえに、不安が募るのです。
そんなときのために、いつもリサガ心がけて、やっていること、思うことを書いてみたいと思います。
まず大事なのは、体のリズムを整えること。
最初に、自分の体が一番調子よくなる時間帯を、本番の行われる18:00~20:30に合わせて、調整を行います。
一週間前からが理想ですが、最低でも本番の3日前までには、生活のリズムで、食事、睡眠、起床、就寝時間などを決めて合わせます。
そして、毎日8時間くらい(個人差あり)は寝て、本番の時間帯になったら、体の調子がどんどん上がっていく生活のリズムを作ります。
特に歌は、喉や、呼吸を支える体の調子が直接影響しますから、要注意。
それから、歌い込みのペースを少しだけ落とすことです。
特に、一週間前になったら、歌いすぎない。喉を荒れさせない。限界まで挑戦する歌は練習でも自重し、全てを当日歌う歌に集中させる。
当日、声がボロボロになっているようだと、とても不本意な思いをします。(リサも過去に何回も失敗しました)
少なくとも、二週間前から1ヶ月前には、歌い込みが仕上がって、暗譜も心配のないように、計画して練習しておくことが大切です。
そして、心をを整理すること。
特に、初めて行く会場の様子が何も分からないと、これも不安なもの。
幸い、今はインターネットで、ホールのホームページに会場の様子や、楽屋の写真なども掲載されていることが多いので、事前に見ておく。雰囲気をインプットしておく。
初めての共演者については時間があるときに、youtubeやホームページなどを見るなどして、どういう人なのか少しは知っておく。(出演者が大勢の場合には、負担にならない範囲で)
持ち物も、もし、会場が寒かったら?暑くて汗をかいたら?もし、天気を荒れて、会場入りするまでに雨に打たれたら?腹痛が起こったら…。
挙げればきりがないのですが、自分で不安と思われるものは全て書きだし、用意していく。
荷物がどんどん膨らみますが、それでいい。
私は、真夏のライブでも、使い捨てカイロ2個は必ず携帯します。下着やストッキングも必ずスペアを用意。防寒用の羽織り物も持ってきます。
胃の薬、正露丸、ロキソニン、喉の調子を整えるシロップ。痛みを取る喉のスプレー。痰を切る龍角散(クララ)。喉を潤すのど飴。うがい薬、マスク等。使わなくても持っていくのです。
全部用意ができると、不思議と心は晴れ晴れし、自信がわいてきます。
「これだけやれば大丈夫!」と自分に「OKのサイン」が出せるのです。
こうなったら、こっちのもので、ここまで丁寧に用意し、体調を整え、心を整理したならば、失敗することはまずない!!
もちろん、本番までの準備に関しては、メソッドで学んだことですが、これが、実際にライブごとに、具体的に「歌の現場」で実行し、身をもって体験したリサ流の本番への取り組み方なのです。
【リサの持ち物チェック表】毎回同じなのでチェックリストを表にしてあります。AMとPMが間違っているのはお愛嬌です。
前出の原田先生から直接お聞ききしたのですが、陸上の全国大会に7年間で13回の日本一のためには入念な準備があったとのこと。
普通の学校では50の準備が必要なところを、20~30で臨むようです。もちろん準備不足で上手くいかないところが出てくる。
準備不足で失敗した人の多くは、天気のせい、人のせい等、自分以外のせいにしている場合が圧倒的に多い。
そして、その人は、また同じ失敗を繰り返す。(自分が変わらない)
原田先生の松虫中学校は、50の準備に、100で臨んで圧倒的な強さで勝つという方法を取ったのだそうです。
もちろん、目標設定と毎日の積み重ねで当日までに揺るぎない自分を作って臨むことが大切なのは言うまでもありませんが、未来の予測と準備によって、「不安」が「自信」に変えられるのですから、ここは大切なポイントです。
最近の舞台で言うと、ある共演者の方が、この典型的な失敗をしているのに遭遇しました。
その方は、明らかに歌い込みの不足から、歌詞を間違えておきながら、楽屋に戻るなり、「一番前のお客さんが、うとうとと居眠りを始めたから、気が散って間違った!こっちが頑張ろうとしてるのに一番前で寝るなんて、失礼だし、こっちの気分も乗らなくなるわ!!とっとと帰って欲しい。なんで来たの?」と怒っていました。
でも、リハーサルの時見ていたら、歌詞がカミカミだったり、自分で歌の出のタイミングを間違えておきながら、伴奏者に文句を言ったりしていました。やはり、練習不足は明白だったようです。
確かに、お客様によってテンションが下がるのも、全く分からなくはないけれど、何があっても舞台に立つ以上は自己責任でやらなければダメです。
お客様の中には、本当は来たくなかったけれど、お付き合いで仕方なく来られた方だって、いらっしゃるかも知れない。
知人の出番が終わって、ついうとうととなってしまったのかも知れない。
そういう方でも乗せるように頑張ってみて、どうしても、眠ってしまったり、興味を示して下さらない場合には、そういう方に、こっちのペースを乱させるのではなく、申し訳ないけれど、そういう人は見ないことにして、楽しもうとしている大半のお客様に対して、最高の集中力で対応する方が得策だと思うのです。
たぶん、その人は、またどこかで、同じ失敗を繰り返すのではないかと思われます。
それから、演奏者の心構えとして、お客様が会場に入ったときから、お帰りになるときまで、最高の気分でいらっしゃれるように、気を配ることも大切です。
身近な例で言うと、希にではありますが、頑張って歌ったにもかかわらず、前半でお帰りになるお客様もいらっしゃいます。どうしても理由がある場合もあれば、前半の自分の歌がお気に召さなかったという場合もないとも限りません。
しかしどのような場合であっても、とくに大ホールではなく、小さなお店などの場合には、客席にご挨拶に行った際に、お帰りになると気づいたら、必ず、お礼を言いたいものです。
「中には、なんで帰るの!」と不機嫌そうに無視する人もたまに見かけます。
でも、お金を払って来て下さったお客様なのだから、お帰りになるまで大事なお客様です。
感謝の気持ちを大切にしたいですね。お客様あっての歌い手なのですから。
【今日の一曲】 カルーゾー L・ダッラ作曲
来週のコンサートはおなじみのこの曲で行きます。(このブログを初めてお読みになる方は一番上の私の歌の画面の下に、簡単な解説があります)
歌っているのは、ララ・ファビアン。女声で歌っても、独特の雰囲気がいいですね。

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「ライブにいらっしゃったお客様には、いらっしゃる前の期待。ライブの楽しさ。そして、余韻をお土産に、3つをセットで考えて、心ゆくまで楽しんで戴けるように心がけるといいよ!」
これは、リサがダンサー時代に、ある経営者のお客様に教えて戴いたことです。
本日も最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。
【リサのライブ予定です】
(お問い合わせは「メッセージ」からお願い致します)
6/17(月)
「月曜シャンソンコンサート」
開場 pm6:00 場所 渋谷 SARAVAH東京
5/8(水)
Chambre Des Chansons
「~受け継がれるシャンソンスピリッツ~ 」Vol. 1
開場17:00 開演18:00 大井町きゅリあん 小ホール
戸川昌子さん、うつみ宮土理さん他、豪華キャストと共演です!
【村上リサライブ動画】
【村上リサ ライブスケジュール】
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