【カルーゾ】
※喉頭癌に倒れた伝説のオペラ歌手、カルーソーの晩年をテーマをにしたカンツォーネ!恋人(娘)へ別れと、諦観を歌い上げるルチオ・ダッラの名曲!
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みなさま、おはようございます。村上リサです。
昨日は、カンツォーネのレッスンでした。先週のシャンパーニュの「昼下がりのシャンソン」で、伴奏をして下さった先生のレッスンでした。
私がレッスンのメインに用意した曲は、5月8日の青い部屋のコンサート、
「Chambre des Chansons」
に歌う予定の「カルーゾ」。
つい一週間前に、本番で、しかも先生の伴奏で歌った曲にも関わらず、このレッスンのメインに据えました。
もう何度も継続的に歌い続けているのですが、同じ曲をらせん階段を上がるように、何度も、しかし、前回よりも高いものを目指して磨き上げていこうという考えです。
仕上がっていると思っても、さらに磨きをかけようとするときは、再出発。初めての曲に向かうような新鮮な気持ちで取り組みます。
一つのゴールは、また、新たなスタート地点なのです。
具体的に見てみましょう。
今回は、特に出だしの部分に時間をかけて何回もダメ出しがありました。
下手になったから、やり直しているのでは無く、新しい表現を模索しているのです。
歌は、お客様をこちらに引きつけて、聴いて戴けるかどうかは、最初の2小節で決まるといわれています。
歌詞でいうと、「夕映えが燃え尽き 風が吹き渡る」のワンフレーズです。
まず最初の課題は、そのワンフレーズで、高台の高級ホテルのテラスからの景色、「夕暮れの美しいナポリ湾が絵として見えて来るか?潮風の匂いを感じさせるような雰囲気を醸し出せているか?」ということ。

歌い出しの声で、「テラスから海までの距離感をイメージさせられるか?」ということ。何が正解かは無いのだけれど、イメージが伝わらなくては!
特に、低くぼそぼそと出たらぶちこわし!
ナポリ湾を写真でしか見たことが無いのが残念ですが!(本当は現地に行ってみたいですが・・・。)
具体的に楽譜を見てみましょう。
この曲は元々、語りで始まるのですが「1」と「2」はほとんど形で、同じ音になっているます。しかし、言葉に伴って、歌い方は変わってきます。
「1」の方は丁寧にしっかりと音を鳴らす。「2」は助詞の「を」なのでここは少し弱く。
リサがカンツォーネの世界に来て一番最初の壁が、この手の助詞の処理だったのです。
基本的には、助詞は他の言葉より出てはダメ。かといって、明らかに響きが変わってしまってもダメですが・・・。
また、時にはメロディーの流れから強くなってしまうこともあるので一概には言えませんが、語りの時には特に要注意。
たまに、声を楽器のように使う場合もあるので、そこは的確な判断が必要です。

「3」は語りから歌への移行部分、少し弱くして、声を消し気味にして、「あいした」を言い直す。「し」は無声音だけれど、メロディーのラインをきれいに描こうをすると、しっかり鳴らしたいところ。
「4」は響きが浅くならず、一番高い音は被せた声で、深く。
「5」「U(ウ)」の響きをもっと磨いて、伴奏のコードの音をしっかり聴いて(コードの7番目の)音をしっかり感じて。上ずらないで!

この部分だけを何回繰り返したでしょう。もう、何百回と歌い込んでいる歌ですが、一カ所をピックアップして磨くことが、全体を丁寧に見直すことにもつながります。
やっていて、本当にまだまだだと実感しました。
この記事の一番上の「カルーゾ」から数えると、何回らせん階段を上ったことでしょう!
最後に、とてもためになるアドバイスを戴きました。
「ハートは熱く!頭はクールに!」そのバランスがとても大切です!!
【今日の1曲】 CARUSO ルチオ・ダッラ作曲
世紀の共演。CARUSOの作曲者、ルチオ・ダッラと三大テノールの一人、ルチアーノ・パヴァロッティがコラボレーション。
パヴァロッティもオペラとは歌い方を変えて、ルチオ・ダッラのように、高音をシャウト気味に出しています。
それにしても凄い共演ですね!!!

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追伸
「日光を観てから『けっこう』と言え」ということわざがありますが、同じような意味で「ナポリを観てから死ね」ということわざがあります。
どちらも美しいと言いたいところを、粋な言い回しですね。
写真は、昼間のナポリ湾です。

本日も最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。
【リサのライブ予定です】
(お問い合わせは「メッセージ」からお願い致します)
6/17(月)
「月曜シャンソンコンサート」
開場 pm6:00 場所 渋谷 SARAVAH東京
5/8(水)
Chambre Des Chansons
「~受け継がれるシャンソンスピリッツ~ 」<font size="2">Vol 1
開場17:00 開演18:00 大井町きゅリあん 小ホール
戸川昌子さん、うつみ宮土理さん他、豪華キャストと共演です!
【村上リサライブ動画】
【村上リサ ライブスケジュール】
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私がレッスンのメインに用意した曲は、5月8日の青い部屋のコンサート、
「Chambre des Chansons」
に歌う予定の「カルーゾ」。
つい一週間前に、本番で、しかも先生の伴奏で歌った曲にも関わらず、このレッスンのメインに据えました。
もう何度も継続的に歌い続けているのですが、同じ曲をらせん階段を上がるように、何度も、しかし、前回よりも高いものを目指して磨き上げていこうという考えです。
仕上がっていると思っても、さらに磨きをかけようとするときは、再出発。初めての曲に向かうような新鮮な気持ちで取り組みます。
一つのゴールは、また、新たなスタート地点なのです。
具体的に見てみましょう。
今回は、特に出だしの部分に時間をかけて何回もダメ出しがありました。
下手になったから、やり直しているのでは無く、新しい表現を模索しているのです。
歌は、お客様をこちらに引きつけて、聴いて戴けるかどうかは、最初の2小節で決まるといわれています。
歌詞でいうと、「夕映えが燃え尽き 風が吹き渡る」のワンフレーズです。
まず最初の課題は、そのワンフレーズで、高台の高級ホテルのテラスからの景色、「夕暮れの美しいナポリ湾が絵として見えて来るか?潮風の匂いを感じさせるような雰囲気を醸し出せているか?」ということ。

歌い出しの声で、「テラスから海までの距離感をイメージさせられるか?」ということ。何が正解かは無いのだけれど、イメージが伝わらなくては!
特に、低くぼそぼそと出たらぶちこわし!
ナポリ湾を写真でしか見たことが無いのが残念ですが!(本当は現地に行ってみたいですが・・・。)
具体的に楽譜を見てみましょう。
この曲は元々、語りで始まるのですが「1」と「2」はほとんど形で、同じ音になっているます。しかし、言葉に伴って、歌い方は変わってきます。
「1」の方は丁寧にしっかりと音を鳴らす。「2」は助詞の「を」なのでここは少し弱く。
リサがカンツォーネの世界に来て一番最初の壁が、この手の助詞の処理だったのです。
基本的には、助詞は他の言葉より出てはダメ。かといって、明らかに響きが変わってしまってもダメですが・・・。
また、時にはメロディーの流れから強くなってしまうこともあるので一概には言えませんが、語りの時には特に要注意。
たまに、声を楽器のように使う場合もあるので、そこは的確な判断が必要です。

「3」は語りから歌への移行部分、少し弱くして、声を消し気味にして、「あいした」を言い直す。「し」は無声音だけれど、メロディーのラインをきれいに描こうをすると、しっかり鳴らしたいところ。
「4」は響きが浅くならず、一番高い音は被せた声で、深く。
「5」「U(ウ)」の響きをもっと磨いて、伴奏のコードの音をしっかり聴いて(コードの7番目の)音をしっかり感じて。上ずらないで!

この部分だけを何回繰り返したでしょう。もう、何百回と歌い込んでいる歌ですが、一カ所をピックアップして磨くことが、全体を丁寧に見直すことにもつながります。
やっていて、本当にまだまだだと実感しました。
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最後に、とてもためになるアドバイスを戴きました。
「ハートは熱く!頭はクールに!」そのバランスがとても大切です!!
【今日の1曲】 CARUSO ルチオ・ダッラ作曲
世紀の共演。CARUSOの作曲者、ルチオ・ダッラと三大テノールの一人、ルチアーノ・パヴァロッティがコラボレーション。
パヴァロッティもオペラとは歌い方を変えて、ルチオ・ダッラのように、高音をシャウト気味に出しています。
それにしても凄い共演ですね!!!

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写真は、昼間のナポリ湾です。

本日も最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。
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開場 pm6:00 場所 渋谷 SARAVAH東京
5/8(水)
Chambre Des Chansons
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