【カルーゾ】
※喉頭癌に倒れた伝説のオペラ歌手、カルーソーの晩年をテーマをにしたカンツォーネ!恋人(娘)へ別れと、諦観を歌い上げるルチオ・ダッラの名曲!
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みなさま、おはようございます。村上リサです。
歌の世界でやっていこうという人や、勉強したいという人は、他人からの批判を恐れてはいけません。
なぜいきなり、こんなことを言うのかというと、プロ、とアマの区別なく、歌の勉強を続けていくと、言われ無き批判を浴びることがよくあるからです。
批判や噂話などが人づてに、自分の耳にも入ってくることがあります。
つまらないことですが、誰もが経験することかも知れません。
少なからず、「他人の評価が気になる」といったところでしょうか。
特に、酷評されたときなどは、誰しも心中穏やかではありません。
それを百も承知で、聞き流して欲しいと言いたいのです。
私も、初めて大きな舞台で歌った後、次のレッスンで先生から、開口一番、「知人からひどいカルーゾだったと伝え聞いたけれど、先日の舞台では失敗しちゃったの?」と言われたことがありました。
先生も、その知人から、私のことを、よほど悪く言われたのでしょう。そして教え子が何かしくじったかと心配されたのだと思います。
自分なりに、実力を出し切れたと確信していた私は、内心穏やかではなかったけれど、それでももっと磨き上げるための参考にと、「私のどの部分がひどかったのか指摘して戴ければ幸いです」とお願いしました。
すると、先生の話では、その知人は、「ただただひどい」と言う一点張りだったのだとか。
その言葉を聞いて、申し訳ないけれど力が抜けてしまいました。
できたら、先生の知人なのだから、本当に「ここをこう工夫すればもっともっと磨きがかかる、そしてあそこは絶対に直した方がいいよ」と批判、叱咤激励して欲しかった。
その先生の知人という方は、音楽関係者なのか、どこの誰なのかも聞けませんでしたが、私を真っ向から批判できなかったのです。
本当に凄い人なら、私の歌を一度聴いただけで、長所を見抜き、また、改善点を発見し、「ここをこう直せばもっとよくなるよ!」と指摘できるもの。
それができずに、「ただただひどい」では、話は発展しないのです。批判する側が腰砕けになってしまった。
(先生ご自身は、そのレッスンでリサの「カルーゾ」の歌い方を聴くことによって、その知人の方の酷評が個人的感情論だったことを一瞬で悟ったようでしたが・・・・。)
むしろ、逆な言い方をすれば、すごく褒められているようにも聞こえました。
というのは、そのときの演奏は、今その録音を聴いても、新人ではあるけれど、決して恥ずかしい演奏ではありません。
もっとよくしなければと思うところが、今の私なら指摘できますが…。
それに、私の演奏に超辛口の父が聴きに来ていて、「最高とまではいかないが悪くない」と言ってくれていた事実があるからです。
父は本当に辛口で、オペラの時などは、歯に衣を着せずに、「あの部分の演技と歌は、猿まねにしか見えないぞ!!」とか「もっとあそこは徹底しないと、見ている方が恥ずかしい」ぐらい的確にズバリというのです。
でも、そのあとに、「それをクリアするには、こうしたらどうか」とか、「あそこは、おまえがやっても様にならないから、ドミンゴの真似をしない方がいい」などど、何かしら考えるヒントを与えてくれるのです。
当たっていることもあるし、時には父の思い込み(好み)だけだった、ということもありましたが、批判するときは最後の最後まで愛情と責任を持って、お互い人と人とが向き合って批判する方がいいと教えてくれていたような気がします。
その方が、お互いに勉強になり、意識も高まります。また、信頼関係も生まれます。
これは、歌ばかりではありませんが、人のやっていることが(時には自分も含めて)「くだらないな!」とか「うまくいってないな!」と思ったときは、人を見下して安心するのではなく「どこをどう変えたら、これが有意義に変えられるだろうか?」とか、「あそこを改善すれば格段によくなる」、と考えてポイントを指摘できるようにするといいと思います。(実際に言うかどうかは相手を見て決めるにしても)
なんでこんな自分の例を挙げたのかというと、あなたが練習して、人前で歌ったときに、必ず根拠のない批判や低評価を下す人が出てくるからです。
特に伸び盛りには、出る杭は打たんとする輩が、世の中にはたくさんいるのです。
さらに言うと、いつも自分の歌を聴いて下さっている、信頼する先生のアドバイスならともかく、他人の評価は気まぐれなもの。
だから、その部分の評価を人にゆだねてしまうのは危険なこと。
だって、本当に上手くいったのか、頑張れたのかを全部知っているのは自分だけなのだから。
人からの批判や、評価を全部真に受けていると、心がやられてしまうのです。
いつもお金を出して聴いて下さるお客様のご意見は常に正しい。
ただ、今の自分として、できることと、できないことをわきまえた上で、できる限り頑張ればいい。
自分がやろうと思っていたことが、本番の舞台でできたのか、できなかったのか。
そのための準備・練習は十分できたのか・・・・。
そこが押さえるポイントです。
今回の舞台に対する課題に、自分が妥協無く取り組めていれば、自分で自分を正しく評価することができるようになります。
それができるようになると、人からけなされても傷つかなくなるし、おだてられても舞い上がらなくなります。
本当のことを全部知っているのは自分だけなのだから。
褒めてもらえれば嬉しいけれど、本当にそれが当たっているかは自分で確かめること。
けなされても、これ以上どうにもならないところまでやっておけば、気にしなくていい。
改善点を見つけるヒントがあれば、そこは妥協せずに…。
人目を気にせず自分対目標で考えましょう。
パヴァロッティやドミンゴ、さらに、帝王カラヤン(指揮者)だって素晴らしい演奏なのに、酷評す人もいるのだから・・・・・。
ユーチューブの評価がいい例です!
【今日の1曲】 星は光りぬ プッチーニ作曲「トスカ」より
偶然またこの曲になりました。
歌っているのは、スペインのジャコモ(ハイメ)・アラガル。
NYメトロポリタン歌劇場にパヴァロッティとほぼ同時期にデビュー。
ドミンゴ曰く、「二人とも高音がとても上手いのに、パヴァロッティは絶対的な地位を確立できたが、アラガルは実力を評価されていない」
実力があるのに、なぜ?
この世界に、こういうことは付きものです。

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追伸
だいぶ暖かくなってきましたね。昨日は練習の後、いつもの定食屋さんへ。すると今季初、冷房が入ってました。風邪をひくのはこういうとき!気をつけましょう。店員さんに話したら、切ってくれました。

本日も最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。
【リサのライブ予定です】
(お問い合わせは「メッセージ」からお願い致します)
6/17(月)
「月曜シャンソンコンサート」
開場 pm6:00 場所 渋谷 SARAVAH東京
5/8(水)
Chambre Des Chansons
「~受け継がれるシャンソンスピリッツ~ 」Vol 1
開場17:00 開演18:00 大井町きゅリあん 小ホール
戸川昌子さん、うつみ宮土理さん他、豪華キャストと共演です!
※喉頭癌に倒れた伝説のオペラ歌手、カルーソーの晩年をテーマをにしたカンツォーネ!恋人(娘)へ別れと、諦観を歌い上げるルチオ・ダッラの名曲!
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みなさま、おはようございます。村上リサです。
歌の世界でやっていこうという人や、勉強したいという人は、他人からの批判を恐れてはいけません。
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批判や噂話などが人づてに、自分の耳にも入ってくることがあります。
つまらないことですが、誰もが経験することかも知れません。
少なからず、「他人の評価が気になる」といったところでしょうか。
特に、酷評されたときなどは、誰しも心中穏やかではありません。
それを百も承知で、聞き流して欲しいと言いたいのです。
私も、初めて大きな舞台で歌った後、次のレッスンで先生から、開口一番、「知人からひどいカルーゾだったと伝え聞いたけれど、先日の舞台では失敗しちゃったの?」と言われたことがありました。
先生も、その知人から、私のことを、よほど悪く言われたのでしょう。そして教え子が何かしくじったかと心配されたのだと思います。
自分なりに、実力を出し切れたと確信していた私は、内心穏やかではなかったけれど、それでももっと磨き上げるための参考にと、「私のどの部分がひどかったのか指摘して戴ければ幸いです」とお願いしました。
すると、先生の話では、その知人は、「ただただひどい」と言う一点張りだったのだとか。
その言葉を聞いて、申し訳ないけれど力が抜けてしまいました。
できたら、先生の知人なのだから、本当に「ここをこう工夫すればもっともっと磨きがかかる、そしてあそこは絶対に直した方がいいよ」と批判、叱咤激励して欲しかった。
その先生の知人という方は、音楽関係者なのか、どこの誰なのかも聞けませんでしたが、私を真っ向から批判できなかったのです。
本当に凄い人なら、私の歌を一度聴いただけで、長所を見抜き、また、改善点を発見し、「ここをこう直せばもっとよくなるよ!」と指摘できるもの。
それができずに、「ただただひどい」では、話は発展しないのです。批判する側が腰砕けになってしまった。
(先生ご自身は、そのレッスンでリサの「カルーゾ」の歌い方を聴くことによって、その知人の方の酷評が個人的感情論だったことを一瞬で悟ったようでしたが・・・・。)
むしろ、逆な言い方をすれば、すごく褒められているようにも聞こえました。
というのは、そのときの演奏は、今その録音を聴いても、新人ではあるけれど、決して恥ずかしい演奏ではありません。
もっとよくしなければと思うところが、今の私なら指摘できますが…。
それに、私の演奏に超辛口の父が聴きに来ていて、「最高とまではいかないが悪くない」と言ってくれていた事実があるからです。
父は本当に辛口で、オペラの時などは、歯に衣を着せずに、「あの部分の演技と歌は、猿まねにしか見えないぞ!!」とか「もっとあそこは徹底しないと、見ている方が恥ずかしい」ぐらい的確にズバリというのです。
でも、そのあとに、「それをクリアするには、こうしたらどうか」とか、「あそこは、おまえがやっても様にならないから、ドミンゴの真似をしない方がいい」などど、何かしら考えるヒントを与えてくれるのです。
当たっていることもあるし、時には父の思い込み(好み)だけだった、ということもありましたが、批判するときは最後の最後まで愛情と責任を持って、お互い人と人とが向き合って批判する方がいいと教えてくれていたような気がします。
その方が、お互いに勉強になり、意識も高まります。また、信頼関係も生まれます。
これは、歌ばかりではありませんが、人のやっていることが(時には自分も含めて)「くだらないな!」とか「うまくいってないな!」と思ったときは、人を見下して安心するのではなく「どこをどう変えたら、これが有意義に変えられるだろうか?」とか、「あそこを改善すれば格段によくなる」、と考えてポイントを指摘できるようにするといいと思います。(実際に言うかどうかは相手を見て決めるにしても)
なんでこんな自分の例を挙げたのかというと、あなたが練習して、人前で歌ったときに、必ず根拠のない批判や低評価を下す人が出てくるからです。
特に伸び盛りには、出る杭は打たんとする輩が、世の中にはたくさんいるのです。
さらに言うと、いつも自分の歌を聴いて下さっている、信頼する先生のアドバイスならともかく、他人の評価は気まぐれなもの。
だから、その部分の評価を人にゆだねてしまうのは危険なこと。
だって、本当に上手くいったのか、頑張れたのかを全部知っているのは自分だけなのだから。
人からの批判や、評価を全部真に受けていると、心がやられてしまうのです。
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ただ、今の自分として、できることと、できないことをわきまえた上で、できる限り頑張ればいい。
自分がやろうと思っていたことが、本番の舞台でできたのか、できなかったのか。
そのための準備・練習は十分できたのか・・・・。
そこが押さえるポイントです。
今回の舞台に対する課題に、自分が妥協無く取り組めていれば、自分で自分を正しく評価することができるようになります。
それができるようになると、人からけなされても傷つかなくなるし、おだてられても舞い上がらなくなります。
本当のことを全部知っているのは自分だけなのだから。
褒めてもらえれば嬉しいけれど、本当にそれが当たっているかは自分で確かめること。
けなされても、これ以上どうにもならないところまでやっておけば、気にしなくていい。
改善点を見つけるヒントがあれば、そこは妥協せずに…。
人目を気にせず自分対目標で考えましょう。
パヴァロッティやドミンゴ、さらに、帝王カラヤン(指揮者)だって素晴らしい演奏なのに、酷評す人もいるのだから・・・・・。
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【今日の1曲】 星は光りぬ プッチーニ作曲「トスカ」より
偶然またこの曲になりました。
歌っているのは、スペインのジャコモ(ハイメ)・アラガル。
NYメトロポリタン歌劇場にパヴァロッティとほぼ同時期にデビュー。
ドミンゴ曰く、「二人とも高音がとても上手いのに、パヴァロッティは絶対的な地位を確立できたが、アラガルは実力を評価されていない」
実力があるのに、なぜ?
この世界に、こういうことは付きものです。

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だいぶ暖かくなってきましたね。昨日は練習の後、いつもの定食屋さんへ。すると今季初、冷房が入ってました。風邪をひくのはこういうとき!気をつけましょう。店員さんに話したら、切ってくれました。

本日も最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。
【リサのライブ予定です】
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6/17(月)
「月曜シャンソンコンサート」
開場 pm6:00 場所 渋谷 SARAVAH東京
5/8(水)
Chambre Des Chansons
「~受け継がれるシャンソンスピリッツ~ 」Vol 1
開場17:00 開演18:00 大井町きゅリあん 小ホール
戸川昌子さん、うつみ宮土理さん他、豪華キャストと共演です!