1歳9ヶ月の娘、チャン子。
暑い中、元気に走り回ってます。
ジュルッと音を立てた瞬間に駆け寄って鼻を何度もかむのですが、出し切れず。
お医者さんにも定期的にいってズズズッと吸ってもらうのですが、これまた吸い切れず。
なかなか、しつこいもんです。
病院へいく度にお薬も少しずつ変わり、お医者さんには工夫して頂きながら飲んでもらってるのですが、いやはや治り切りません。
でも、そんな生活のおかげで素敵な出来事が起こりました。
先日、お薬がシロップバージョンから久しぶりに粉薬に変更したので、食後に例のゼリーに混ぜてお薬を用意しました。
いちごは大好きだけど、甘い物が苦手というデリケートのチャン子。
だから、喜んで食べる訳じゃないけど誤魔化す感じで「はいっ、ゼリー食べましょう!」って勢いで食べさせようとしたら、チャン子がお皿をバーンッと弾いちゃいました。
その時に、ブログのコメントを思い出しました。
チャン子に対して『正直にお薬だと話してみたらどうか』というご意見。
お皿を弾かれてゼリーまみれの僕を拭いてくれてる奥さんに、もう一度お薬のゼリーを作ってもらうよう頼みました。
その間にチャン子へ白状したんです。
「ごめんね、実はゼリーにお薬が入ってたのよ。分かってたから弾いたのかな?でも、それを飲んでもらいたかったのよ。鼻水が苦しいでしょ??それをナイナイしたいのよ。」
チャン子は、ジッと聞いてくれました。
その間に奥さんが用意してくれた、お薬入りのゼリー。
どう多くすくっても、子どもスプーンで3杯分はあるお薬。
「食べてくれるかな??」
すくって差し出したら、素直にパクッ!
「あまいっ!」
そう言って逃げちゃいました。
とはいえ吐かず飲んでくれたので、あと2杯。
当然、スプーンを出しても首を振って拒否。
もうチャン子は別の用事があるという意思を示して、おもちゃのブロックで遊ぼうとしました。
でも今回は、『絶対に気持ちが伝われば飲んでくれる』というのを信じて、しつこく頼み続けました。
「ねぇ、鼻水が詰まったら辛いでしょ?それを治すお薬がここには入ってます。嫌な味だけど飲んで欲しい!ママもパパも元気な姿が見たいの!一緒に楽しく遊びたいから!」
そう言うと、チャン子はキャッキャと走り回りました。
もしかしたら、私はもう元気アピールなのか。
諦めないと誓って、ずっとしつこく頼み続けました。
頼み続けること10〜15分。
体感的には、もっと長く感じましたが。
ずっと頼み続ける僕に対して、チャン子が急に僕の話をジッと聞いて、真正面から微笑み出してくれました。
そして、また2〜3歩離れるフェイントをかけて、クイッと僕に真っ直ぐ戻ってきてスプーンを奪って・・・
《《《パクッ!!!》》》
うわぁ〜ありがとう!!!
「ラストもう1杯食べれるかな??」
そう言うと、嫌いな顔をしながら飲み込んで、もう一度お口を開けてくれました!
「やったぁ〜!!!」
食べ切ったその瞬間、お皿とスプーンを置いて両手を広げたら、僕の胸に飛び込んできてくれたチャン子。
たかがお薬を飲むだけのやり取りで。
なんなら、ただ駄々をこねられただけなんですが。
それでも、なんだかもう感動しちゃって、涙腺が崩壊しちゃって。。。
「気持ちが通じたね!!」
僕の行動を掃除しながら黙って見守っていた奥さんが、とても嬉しそうに褒めてくれました。
やり取りを見守る方の体感は、もっと長かっただろうに。
ありがとうね。
小さな頭をフル回転させ、しっかり自己アピールをしながら、それでも状況を理解して、お薬とパパの言い分の両方を飲んでくれたチャン子。
すごい頑張ってくれました!
いい加減、早く治しましょうね♪♪♪
もし、このような境遇になった時に、皆さんも何かしら頭によぎってもらえたらいいなと思います。
よぎったなら、是非とも実行してみて下さいね!
絆がムキムキに頑丈になっていく感覚、味わえるはずです。