最期の時。 | 妊活と癌患者の家族と。

妊活と癌患者の家族と。

妊活のこと、家族のこと。

そこからのこと、あんまり覚えてないですが、

親に報告し、夫が飲み物を買ってきてくれて。

泣いて、再度「ありがとう」を伝えて。

その後はなんだかみんな気持ちが落ち着いて、みんなで穏やかに談笑。

思い出話や姉との最後のラインで盛り上がって。

きっと姉にも聞こえていて、話に参加してくれてたと思います。

ふと姉をみると、姉の呼吸が明らかに弱っていて。

 

「神父さん呼んだほうがいいかも」と、義兄に伝えて、

予定より早くバタバタと神父さんを呼びに行く義兄。

(キリスト教では亡くなる前にお祈りをすることで、天国にいける)

そして、私の夫は姪を迎えに小学校へ。

 

私と父、母が家に残り、家族だけに。

私と母は姉の名前を呼び続け、「姪が帰ってくるまで頑張って!!もうちょっとだから!!」

「お願い!!!!もうちょっと!!!頑張って!!!」と泣き叫び続けました。

父も姉の名前を呼んでいたな。。

 

途中から父は、「もう頑張ってるよ。。。」と何回か言っていました。

きっと苦しい呼吸をしている姉を見ていられなかったんだと思います。

そんな中でも私と母は「頑張って」と叫び続ける。今思うと鬼畜ですね。

 

姉は何度も呼吸がとまりかけ、その度に名前を呼んで腕をさすって肩を揺らす

私と母。

そうすると、息を吹き替えしてくれる姉。そんなことが、本当に数回繰り返されました。

でも、、、

本当に苦しそうな顔をした一瞬を、私は見てしまって。

歯を食いしばって、必死に呼吸をする苦しそうな姉を。

もうその顔をみて、「もういいよ、、もう頑張った、、もう苦しまなくていいよ。

ありがとう、姪のことは私がちゃんと面倒見るから安心して。」

私の言葉で母ももう「頑張って」と姉に言うことをやめて。

すると、すーっと息を引き取りました。

神父さんを呼びに行った義兄も、姪も、姉の最後に間に合いませんでした。

 

 

 

先生はわかっていたのだと思います。

あと数時間、と言わず、今日中、という表現をしたのは

先生の優しさなんだと、思っています。

きっと、あと2〜3時間です、と言われたら、

最後のあの穏やかな時間は過ごせなかったと思うから。

ただただ泣くことしかできなかったと思うから。

 

これを書いている今も、涙は止まりません。