筆者もこうしたサッカー(J2)を中心にしたスポーツビジネスのブログを長年執筆している身である。
こうした中でキング・カズこと三浦知良の偉業に対しては改めて尊敬の念が絶えない。
1967年2月26日生まれの51歳(!)。Jリーグ創設時から日本サッカー界を牽引してきたレジェンド。
日本サッカー界をドン底に叩き落とされたドーハの悲劇でも、世界サッカーの仲間入りをしたジョホールバルの歓喜でもサムライブルーの日本代表のユニを見にまといチームを鼓舞した11番。
そしてそのフランスW杯からは岡田武史監督から本選メンバー除外を通告され、大会前に帰国する。
そうした人生の荒波を真正面から受けてきたプロ意識の塊のようなストライカーが三浦知良である。
そんな三浦知良。2005年からはJ2の横浜FCに在籍し、同期はほとんど引退している中で、孤高の存在としてFWとしての矜持を全うしようとしている。
サッカーにおいてクラブ間の移籍市場が活発になり、同じクラブに在籍する選手が稀有する人材の流動化した時代。
三浦はもう横浜に12シーズン在籍している。今や死語になりつつあるバンディエラ(イタリア語で「旗頭」。クラブに長年在籍するチームの顔の存在)といっても過言ではない。
しかし、筆者はそうした三浦と同じJ2リーグでJ1昇格を争うライバルチーム(ジェフ千葉)のサポーター。
そうしたJ2ウォッチャーとしてFW三浦を見ると、何か物足りない部分を感じてしまう。
週末の楽しみをJ2に捧げ続けたサッカーファンだから感じる日本サッカー界のレジェンドに対するある種の渇望。
それを②で紹介する。