①では筆者における移動のメリットと実際に行きたい目的地との関連性を触りだけ述べたが、②ではそれをより掘り下げていきたい。
①でも述べたように筆者は2級の精神障害者で地下鉄都営線と都バスは無料である。
しかし、それまで頻繁に通っていた錦糸町駅から千葉市蘇我のスタジアムまでには何の優遇もなく、一般人と同じ交通費を支払う。
しかし都営新宿線某駅から終点の本八幡駅(千葉県市川市)までは都営地下鉄の優遇で往復1300円強の交通費が1000円まで下がる。
確かこれは美味しい。しかし、このルートには問題がある。
都営新宿線の本八幡駅の階段からJRのホームまでには、急勾配で長い階段とそこから遠いJR線のホームがある。
試合が終わった後に蘇我から船橋駅まで快速で移動し、各駅停車に乗り換え、そこから本八幡駅の地下鉄ホームというのは結構距離がある。
しかし新宿線には快速もあり、最寄りの住吉駅には止まらないので、夜の時間帯で時間のロスが生まれてしまう。
錦糸町駅経由でも本八幡駅経由でも、江東区在住のジェフサポが蘇我まで行くには地味に大変な移動になる。
逆にアマチュアサッカーに目覚めた頃に行った北区の味の素フィールド西が丘というサッカー場には意外なアドバンテージがある。
都営新宿線某駅から神保町駅まで行って、神保町からは都営三田線の本蓮沼駅までは移動距離はあるものの、都営同士の移動なので交通費は無料になる。
しかも乗り換え自体も一回だけだ。
ジェフ自体を愛する気持ちは維持しているが、交通費や移動の負荷にかかる負担という意味では、こうしたアドバンテージは地味に効いてくる。
筆者も時間を見つけてフクアリに行きたいが、交通費や乗り換えの問題を考えると、移動の負担を考慮したサッカー観戦が不惑になった今は必要である。
筆者自身もフクアリに行きたいが、サッカーファンにとっても、移動の問題は地味に大変な要素だと痛感する次第だ。