唐突であるが、筆者は風呂上がりに必ずルーティンの1つとしてストレッチをやっている。
ベタな話だが、風呂上がりは筋肉もあったまって柔らかくなっているので、身体をほぐすタイミングとしては最高である。
50歳まで現役生活を続けると断言しているイチローも練習前のストレッチには人一倍時間をかけて丁寧にほぐしている。
20代までは何をやっても一晩寝れば疲れも取れて、コンディション維持も容易だったのが、30代になるとそうもいかない。
これはどういう人にも共通なのだが、30代を超えると身体が思い通りに動かなくなる。
学生時代に体育の授業の前にラジオ体操などをやっていると「こんな作業に意味があるのか?」と思うだろうが、歳をとるにつれて、ストレッチの重要性というのは身をもって実感する。
筆者の場合、ストレッチを意識しだしたのはプロボクサーを志した19歳の時。
今年(2018年)の5月に不惑になったので、もう人生の半分以上はストレッチを続けている計算になる。
正直言ってボクサーとしては最低辺の存在で、全く強くなれなかったが、ストレッチを続けるということについては意外な副産物として、筆者の生活に残った。
もっとも最初の10年は開脚前屈と普通の前屈だけで大したストレッチではなかった。
しかし30代に入り、筆者のストレッチは徐々に進化していった。
このノウハウはこれからストレッチをしようと思う人にも役立つ。
②でその具体的なやり方を紹介する。