今回のブログタイトルも唐突だな、とも思われそうだが、もちろん意味があるのでこれから紹介する。
今年(2018年)のはじめ筆者は大田区体育館でフットサルの日本vsアルゼンチンの試合を観戦した。
日本代表もアジア選手権前に強豪相手に強化試合をやれるとあって、筆者もこのマッチメイクに興味津々だった。
ただその一方でアルゼンチン代表の選手たちのコンディションというのにも気にしてなくもなかった部分もある。
あとで聞いた話ではアルゼンチン代表は20時間(!)のフライトと8時間の時差調整をした後に東京で試合をした。
その後、彼らは富山県で試合をこなしたという。
アスリートというのはサッカーやフットサルに限らず、皆フィジカルエリートだというが、移動という意味でもタフさを求められる。
あとこのフットサルの試合でもそうだったし、その前の月のサッカーE-1選手権(東アジア選手権)での韓国戦での審判も気になった。
これらの2つの試合でJFA(日本サッカー協会)がそれぞれ招聘(しょうへい)したのはどちらも豪州の審判だった(もちろん別の審判)。
豪州の場合だと時差はほとんどないが、その代わりフライトには10時間弱はかかる。
サッカーの選手であれ、審判であれ、現地に着いてただ突っ立っているだけでいいわけではない。
どちらも1試合に10km以上のスプリント走をこなせるだけの筋力とスタミナをキープした上で、現地入りしないといけない。
少し前のバスケ日本代表の強化試合で、イラン代表がテヘラン→韓国・仁川→札幌と20時間のフライトで来日して1勝1敗だったという話がある。
前述のフットサルやサッカー同様に強化のために招聘される選手や審判というのは、長時間の移動でも体力と集中力を同時にキープできるタフネスを要求される。
そうした中での移動という見えない敵と闘うアスリートたち。
これについて②でも詳しく述べる。