筆者は野球やサッカーのシーズンオフにBリーグを中心としたバスケットボールも観戦するニワカファンでもある。
それまでスポーツ漫画は「柔道部物語」や「はじめの一歩」ような格闘技系に傾倒し、「SLAM DUNK」も目は通して普通に好きではあったけど、それ以上の感情はなかった。
しかし、たまたま観戦した2014-15シーズンのbjリーグからなぜかバスケにハマり、bjや実業団(NBL)の会場に定期的に通うようになる。
2016年のBリーグ発足時にブースターになる基準として「家から近くの交通費のかからないチーム」を応援しようと決意。
消去法で導き出されたのが、渋谷区表参道に本拠地を置くサンロッカーズ渋谷(SR渋谷)だった。
今回のタイトルにある満原優樹というのは、そのSR渋谷の日本人選手でセンター(C・ゴリのポジション)やパワーフォワード(PF・花道のポジション)フィジカル系を主戦場とするバスケットマンである。
満原自身、名門・能代工業でIH制覇、東海大学で日本代表に選出。
身長198cm、体重110kgと柔道のオリンピック選手でも通用するような恵まれた体躯。
当然、Bリーグでも実業団時代から所属していたSR渋谷に在籍。出場機会もある。
しかし筆者自身、なんだかんだでバスケット観戦も4シーズン目。徐々にエンタメ色の強いこの競技にも、スポーツとしての技術論や本質にも目を向けるようになってきた。
そうした中において、満原のパフォーマンスの現状に奥歯にモノが挟まったような違和感を感じるのも事実。
一言で言えば「お前の実力はこんなもんじゃないだろう。殻という名の限界を破れば、お前の潜在能力はもっと有り得ないほど凄いだろう」と感じずにはいられない。
その理由や根拠は何なのか?というのは②に続く。