このブログが順当に更新されれば2018年6月にはUPされる。この時期にある世界的なスポーツイベントとは何か?

そう。言わずもがな、サッカー・ワールドカップ(W杯)である。

普段はJリーグを中心とした日本国内のサッカーに興味がない人でも、この時期だけはテレビで試合を見る、という人も多いであろう。

筆者もかつてはサッカーをそうした緩やかな繋がりでしか見ていなかった。

しかし10年前からJリーグを、筆者が応援しているジェフユナイテッド千葉をJ2で9シーズン観戦するようになって、サッカーに対する意識というものに大きな変化が生まれた。

というのも、最初は1年で卒業するつもりだったJ2も、実際は「戦術の実験場」とも呼ばれ、J1の名門クラブやJ3を無双で勝ち上がった下部リーグ王者などカオスな面子が揃う凄腕(脚?)リーグ。

そうした錚々たる顔ぶれが並ぶ強豪揃いのJ2というのが、世間で過小評価されているように感じる。

J2というリーグそのものというのはここ10年のみならず、ここ5年切り取っただけでも濃密なエネルギーを持った集団で作られた組織である。

何がどう濃密なのか?といえば、とにかくJ2というリーグを経験した監督というのは、一言で言うと「策士」だ。

今年J1で戦うV・ファーレン長崎の監督である「アジアの大砲」高木琢也も横浜FC時代もそうだったが、特に足りない戦力でも策を講じて、勝ち点をもぎ取るのに長けた指揮官だった。

とにかく戦力が上だからラクなのか?といえばとんでもない。

そうしたJ2というディープなカオス。この続きは②へと繋がる。