今年もやってきた。シーズン前の風物詩かつ世界三大カップの1つ。ちばぎんカップ。

今回のちばぎんカップもテレビ観戦。またシーズンが始まったことを実感した。

昨年(2017年)のジェフ千葉はアルゼンチン国籍でリーガ(スペイン・リーグ)出身のファン・エスナイデル監督を招聘(しょうへい)。

彼のプレーのみならず食生活の指導もあって、ギリギリながらもプレーオフ進出(6位)を果たした。今年こそは悲願のJ1(自動)昇格を狙う。

その一方で柏レイソルは1月に既に始動。ACLでタイのムアントン・ユナイテッドにホーム柏で3-0で勝利し、J1とアジア王者を目指して突き進もうとしている。

こうした千葉県を本拠地にする両クラブの思惑が交錯する中で、2018年のプレシーズンマッチがジェフのホーム・千葉市フクダ電子アリーナで開催された。

ジェフは4-3-3の布陣。昨シーズンの終盤はボランチを2枚にして守備的な戦い方にシフトしたのが功を奏していたが、今日は攻撃的に熊谷アンドリューのワンボランチだった。

GKはアルゼンチンから呼んできたロドリゲス。

ディフェンスは左から高木利弥、近藤、増嶋、山本。

トップ下に2枚。左に矢田、右に茶島。

3トップは左から為田、ラリベイ、町田だった。

対する柏はGKがE-1選手権でもゴールマウスを守った中村航輔。

DFは小池、パク、中谷、亀川の4バック。右SBの亀川はリオ五輪にも選出された逸材。

ボランチに小泉、大谷と2枚並べて、トップ下に山崎。

左SHに大宮から新加入の江坂、右に日本代表でも存在感を示した伊東純也。ワントップにブラジル人のクリスティアーノを置いた。

こうした両チームの新しい戦い方を模索する上で重要なちばぎんカップ。戦いの火蓋(ひぶた)は切って落とされた。〈②に続く〉