以前このブログで、あるボクシングの世界王者のセカンドキャリアについて述べたことがあった。

それ以外でも、ボクサーのセカンドキャリアについて述べたいことがあるので紹介していきたい。

元プロボクサーのセカンドキャリアで最も成功しているのは赤井英和氏とトミーズ雅氏である。

今の若い人はこの2人が元プロボクサーというのを知らないのがほとんどであろう。

しかし赤井氏は元世界ランカーでトミーズ雅氏は元日本ランカーである。

赤井氏は若い頃「浪速のロッキー」として一斉を風靡し、世界タイトルにも挑戦しただけの凄腕の猛者だった。

また赤井氏の場合は世界タイトルの挑戦の仕方が特殊で、日本や東洋王者にならずに世界タイトルに挑戦し、最終的に何のタイトルも取らないまま引退した。

そのため赤井氏がプロボクシングの世界戦の解説者になる時の肩書きは「元世界ランカー」と書くしかない。

そしてトミーズ雅氏もスーパーウエルター級(鷹村守の階級)のボクサーであったが、日本タイトル挑戦失敗を期に引退。

引退直後は仲間と遊んでいたが、それにも飽きて一念発起してお笑いの世界に飛び込んで、成功のスターダムを得た。

こうして見てみると、元ボクサーのセカンドキャリアで成功しているのが、現役時代にタイトルに縁がなかった選手だったのが興味深い。

ボクシングに限った話ではないが「セカンドキャリアの成功が本当の成功」と筆者は言っているが、こうした元ボクサーの成功というのは、筆者のような無名拳士にも勇気づけられる部分は沢山ある。

②でもこのことについて述べていきたい。