筆者も遅まきながら社会に出て働くようになってもう2年経つ。働くようになって感じたことは、社会人には時間がないというのと食べることの重要性である。

前者は今回のテーマからは外れることなので除外するが、筆者自身もともと食べる「こと」には執着しても、食べる「もの」にはこだわりがない人間である。

また「腹に入れば皆同じ」「食えるだけでもありがたい」という食という観点から見ると身もふたもない考えの持ち主でもあった。

しかし今年(2018年)不惑を迎えて、色々身体もガタがきだして、そうも言ってられなくなってきた。

そうした中での昨年スポーツ雑誌のWeb記事にこんな内容の文章があった。

「J2ジェフ千葉。エスナイデル監督のスペイン流食事改革」

内容を要約すると、アルゼンチン出身でレアル・マドリーでもプレーしたリーガ(スペイン・リーグ)の監督だったエスナイデルがジェフのキャンプでの食生活について、

「プロサッカー選手の食事ではない。キャンプから食生活を改める」

とパスタや白米を禁止にして、玄米中心の生活。肉は鶏肉中心で油を使わず素焼きにする、と言ったものである。

サッカー選手は遠征中では娯楽がなく食事だけが楽しみだ、という話をよく聞くが、その唯一の楽しみを遮断するとはこの監督も鬼だな、と正直思った。

そうした中でシーズン序盤はあいも変わらずズンドコした結果した残せていなかった我らがジェフ千葉。

そんな成績だったので「食事療法に意味はないのか?」と筆者含めてジェフサポはエスナイデル監督のやり方に疑問を持っていた。

しかし、シーズン終盤に破竹の快進撃が始まる。怒涛の7連勝でプレーオフに滑り込んだっ!

最終的にプレーオフそのものは名古屋に苦杯を喫したが、ジェフサポで話題に上ったのは前述の食生活の改善が効果があるのか?という話である。

そうした食生活の改善が本当に意味があるのかは今シーズン分かることだが、筆者自身も食生活を見直すきっかけにもなった。〈②に続く〉