先日、ブログのネタ探しにこのiPhoneでネットサーフィンをしていたら、あるボクシング記事が目に入った。

そこにはプロボクシングで来日する噛ませ犬の名簿のようなモノがあった。

何気なく眺めていた先に気になる名前があった。

「ジェフリー・アリエンザ」

この拳士の名前は覚えなくていいが、フィリピン出身の中量級の拳士で、すぐ倒れて顰蹙(ひんしゅく)を買うタイ人とは違う。

ある程度までは頑張る、プロボクシングで必要な技術や体力も持ち合わせている。倒れない根性もある。


なのに来日して、東洋太平洋や他のアジアのマイナータイトルの対戦相手としては勝てるイメージが湧かない。

このブログを執筆しているのは2018年1月20日なわけだが、この前の週に後楽園ホールで、このアリエンザが出場する東洋太平洋のダブルタイトルマッチの興行が開催されていた。

本来なら日程も空いていて、お金もないわけではない。筆者とアリエンザの試合の間に遮るモノは何もなく、行こうと思えば行けたはずだった。

けど行かなかった。元日本王者とアリエンザとの試合で、アリエンザが勝てるイメージが全く湧かず、実際にアリエンザは負けたわけであるから、行かなくて正解だった。

筆者はボクシングファンには珍しく東洋太平洋タイトルというのはよく見る。

ボクシングファンで好むのは、簡単に試合を投げる東南アジアのニセ拳士が出場する東洋タイトルより、むしろ試合をギリギリまで投げない日本人拳士同士の日本タイトルの方だ。

しかし、筆者は敢えて東洋太平洋をよく見に行く。

この興行でもセミの東洋タイトルで別のフィリピン人拳士が勝ったので、見に行っても良かったのかもしれない。

だがそれを含めても、昨今の日本のプロボクシングのマッチメイクに興味が持てなかったのを一言で表せなかった。

しかし、今回のアリエンザについて潜在的に行く気にならない理由がようやくわかった。

恋愛などでそこそこ可愛い、スタイルもいい、なんでも言うことを聞いてくれる異性。

一見すると何の問題もない「相手」に思える。

しかし、本当にその相手でいいのか?という心の中のモワッとした違和感。魚の小骨が喉に刺さったようなイガイガしたあの感じ。

恋愛の時に都合のいいだけの相手に感じるあの違和感と、今回の東洋タイトルでのアリエンザが相手というマッチメイク。この2つが共通していた。

この2つが具体的にどう共通しているのかは②で説明していこうと思う。乞うご期待。