このブログはアフリエイト広告が掲載されています。
筆者もこのブログをスポーツビジネス専門のサイトにして3年半(ブログ運営そのものは5年半)。そのスポーツビジネス専門にするにあたり、サッカーとボクシングだけのサイトにはさせたくないと強く思っていた。
そうした中で様々な競技のスポーツ観戦をし始めていた2015年の5月。暗中模索の中でブログの方向性を見いだすのにもがいていたこの頃(ある意味それは今も継続中なのであるが)、筆者は当時の独立系プロバスケットリーグ・bjリーグのファイナル(ベスト4のチームから王者を決める大会)を観戦するために有明コロシアムのコートへ向かっていた。
試行錯誤の中で手探り状態でのルールがわからないスポーツ観戦。ネットで調べたbjリーグは「NBL(実業団リーグ)に入れなかった選手が集まるレベルの低いバスケットリーグ」と書かれていて、正直消極的になっていた。
しかし「馬には乗ってみよ。人には添うてみよ」という言葉にあるように、古来から人の持つ価値というのは実際に生で間近にしないと分からない。ネットで分かった気になる錯覚に陥り易い現代では尚更だ。
bjリーグというのは、確かに競技水準というのは低い。しかし、そのファンサービスの質と選手たちが持つ荒削りながらも猛々しい勢いはホンモノだった。
サッカー以上に選手に要求されるフィジカルの強さと骨格の優位性。激しくぶつかり合う筋肉。肉弾戦の力強さという意味だけに限定すれば、日本のスポーツリーグの中ではかなり上位のコンテンツに思えた。
そうした肉弾戦を売りにしたプロバスケットでの華とは何か?
そう。答えるのが野暮になるくらい常識的なことである。
答えはもちろん「ダンクシュート」だ。
この日のbjリーグでも屈強な黒人バスケットマンの強烈なダンクシュートに、当時バスケのルールも知らない素人の筆者は、その迫力あるプレーに圧倒された。
そしてバスケットは中学生時代の体育での授業と「SLAM DUNK」くらいしか知らなかった筆者は、その翌シーズンのbjファイナルや錦糸町にある墨田区総合体育館でのサンロッカーズやアルバルクのセカンドホームのNBL公式戦へと繋がり、それが2016年9月の統一プロバスケットリーグであるBリーグの扉を開くことになった。
しかし、プロバスケットの試合を観戦するようになってはや4シーズン目。人間とは刺激に慣れる生き物である。最初のうちは圧倒されたダンクシュートの迫力も、段々とその強烈なインパクトが日常の一部と化して、「ダンク=プレーの一部」に過ぎないことが遅まきながら分かってきた。
そんなダンクシュートに変わって筆者のバスケット観戦にアクセントをつける存在になってきたのが、冒頭のもうひとつのシュートテクニックである「庶民シュート(レイアップシュート)だった〈②に続く〉